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無題九象──アセミック一文字詩


無題LV〜LXIIIまでの九作をまとめました。





アセミック一文字詩──益子文字も、六十三文字となりました。

自分でも、ときどき、

「何をやっているんだろう」

と思います(笑)

あれこれ創作論めいたこととか、
「呪」だ「咒」だとか書いていますが、

結局のところ、子どもの遊びみたいなものです。

「童心是れ祖心に通ず」とも言いますが、
果たして、どうなんでしょうね(笑)

そんな遊びの中で、
面白く感じていることがあります。

以前、『ことばを書く前に、ことのねを聴く』で、

墨は、くうに近い。

と書きました。

紙の上にあるのは、
墨と余白だけです。

けれど、そのあわいから、
あらゆる色やかたちが生まれうる。

余白は光を返す。
墨は光を沈める。

詩的に言えば、

白も、黒も、虹を孕む。

一本の黒い線には、
意味になる前の何かが、
静かに沈んでいる。

けれど、その線は、
最初からひとつの意味に閉じていません。

見る人との縁によって、
意味のようなものが生まれうる。

満ちているのに、
空いている。

それがいい。

昔は、
まっさらな白に、
色を描いていました。

今は、
誰かの中に虹が芽吹きうる黒を置きながら、
夢中で遊んでいます。




初代王天君さんに、益子文字を書いていただきました⬇️

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