「自分の気持ちがわからない」と感じたら|感情の言語化で、本音が見えてくる

「私は怠けている」と責めてしまう人へ|“お休みモード”と名前をつけるだけで、心はやわらぐ
窓の外が雨音に包まれる季節は、
心の揺れを感じる人も多いようです。
なんとなく気持ちが落ち着かない。
理由ははっきりしないけれど、
心のどこかが少し重い。
反対に、
ふとした瞬間に、
小さな嬉しさや安心を感じることもあります。
そんな心の揺れに気づいたとき、
大切にしたいのは、
その気持ちをなかったことにしないことです。
そして、
もうひとつ意識してみたいのが、
その気持ちを「言葉」にしてみることです。
感じていることに、
そっと名前をつけてみる。
それだけで、
ぼんやりしていた本音の輪郭が
少し見えてきます。
日常の小さな感覚が、自分を知るヒントになる
日常の中で、
ふと感じることがあります。
なんだか嬉しい。
少し引っかかる。
なぜか惹かれる。
少し不安。
ちょっと楽しみ。
こうした一つひとつの感覚は、
小さなものに見えるかもしれません。
けれど、
その中には、
今の自分を知るヒントが隠れています。
私たちは忙しい毎日の中で、
自分の気持ちを後回しにしがちです。
「たいしたことじゃない」
「気にしすぎかもしれない」
「今はそんなことを考えている場合じゃない」
そんなふうに、
感じたことをすぐに流してしまう。
でも、
心が動いたところには、
今の自分にとって大切な何かがあるのだと思います。
感情に名前をつけると、心の輪郭が見えてくる
では、
今のあなたの気持ちを言葉にするとしたら、
どんな言い方がしっくりくるでしょうか。
難しく考えなくて大丈夫です。
まずは、
今の気持ちに近い言葉を
ひとつ選んでみます。
たとえば、
「焦っている」
「不安だ」
「がっかりした」
「わくわくしている」
「胸がドキドキする」
「お腹がキュッとなる」
気持ちに言葉をあてると、
心は少し落ち着くと言われています。
そんなふうに、
実際に言葉にしてみる。
すると、 気持ちが少し整理されてきます。
言葉にすることで、
次にどうしたいのかが 見えやすくなるのです。
本音に名前をつけると、次の選択が見えてくる
言葉にできたら、
もう一歩だけ深めてみましょう。
今度は、
その感情に"状態の名前"をつけてみます。
たとえば、
「焦っている」 → 「ちょっと慎重モード」
「不安だ」 → 「整え直したいサイン」
「体が重い」 → 「お休みモード」
「わくわくしている」→「本当は楽しみモード」
名前をつけると、
気持ちを責めるのではなく、
少し離れて見つめることができます。
「私は怠けている」ではなく、
「今はお休みモードなんだな」
「私は弱い」ではなく、
「今は整え直したいサインなんだな」
そう言い換えるだけで、
自分へのまなざしは少しやわらかくなります。
本音に名前をつけることは、
自分を決めつけることではありません。
今の自分の状態に、
やさしく気づいてあげることです。
感じることから、言葉にすることへ
まずは、
感じることから。
そして、
その感覚を少しだけ言葉にしてみる。
この小さな意識が、
自分自身に丁寧に言葉をかける時間になります。
自分の本音は、
いつも大きな声で聞こえてくるわけではありません。
小さな違和感や、
小さな嬉しさや、
なんとなく惹かれる感覚の中に、
そっと隠れています。
だからこそ、
急いで答えを出さなくても大丈夫です。
今の気持ちに、
ひとつ名前をつけてみる。
そこから、
次の選択が少し見えてくるかもしれません。
あなたの今の気持ちに名前をつけるなら、
どんな言葉がしっくりきますか。
今日のひとこと
感じたことに、ひとつ名前をつけてみる。
それだけで、本音の輪郭が少し見えてくる。
きょうもいい日になりますね🌹
【おすすめ記事】
【職場のコミュニケーション研修をご検討の方へ】
管理職の対話力・1on1・心理的安全性をテーマに
企業研修・講演を行っています。
▶︎ 研修のご案内・実績・よくある質問はこちら
◆完全オーダーメイドによる課題に合わせた研修スタイル
詳細なヒアリングをもとに、業種・階層・組織課題に合わせて 毎回ゼロから設計→実施します。
Profile
桐生 純子|コミュニケーショントレーナー
管理職研修・1on1・心理的安全性を専門に、800社・15万人の研修実績。 「伝わらない」の多くは、言葉ではなく姿勢の問題。
その気づきを、研修と記事でお届けしています。
著書『こころのスイッチ』

いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ、サポートお願いします!!情報発信の活動費に使わせていただきます。