飲まない私が1ダースの缶ビールを計12日間で(ほぼ)飲みきった話⑭
ここまでの経緯はこちらから👇
🍺創樹的クラフトビールの美味しい飲み方~実戦編part11.
12月31日、大晦日である。
残業続きの年末商戦&体調面で大事を取るため、数日飲まずにいる間にタイムリミット(賞味期限)がきてしまった。
12の刺客たちとの激闘も残すところ2缶。どちらも既に勝利=飲用済みの『敵』である。大晦日=年越しと言えば、献立は決まったようなもの。今回AI先生には、割り材やアレンジではなく、どちらのビールを飲むか選んでもらう。
🌳大晦日の年越しそばと一緒に飲むなら、より相性が良いのはどちらのビールか、理由と合わせて教えて。
①DD4Dの『Big Red』
②DD4Dの『Blind Date』
💻年越しそばと一緒に楽しむなら、 ①の「Big Red (Wooded Red IPA)」の方が相性が良い です!
① Big Red (Wooded Red IPA) がおすすめな理由
●出汁(醤油・カツオ)との調和
レッドIPAは、麦芽(モルト)をしっかり焙煎しているため、キャラメルやナッツのような香ばしさがあります。これが、お蕎麦のカエシ(醤油)やお出汁のコクと非常に近く、お互いを引き立て合うペアリングになります。
●ウッド(木)の香りと和の親和性
このビールはオークチップで熟成されており、木の香りがします。お蕎麦を食べる際の割り箸や器(漆器)、あるいは薬味の七味唐辛子の風味と、このウッド由来の複雑な香りが和の趣としてリンクします。
●海老天との相性も抜群
天ぷらそばにされるなら、レッドIPAのしっかりした苦味とコクが、天ぷらの油をスッキリと流してくれます。
② Blind Date (Fruited Sour Ale) が少し難しい理由
●酸味と出汁の衝突
こちらのビールは伊予柑の爽やかな酸味が特徴です。繊細なそば出汁(特に温かいお蕎麦)と一緒に飲むと、ビールの酸味が強調されすぎて、出汁の旨味を消してしまう可能性があります。
●デザート・ポジション
バニラやルイボスティーが香るこのビールは、どちらかというと食後やおせちの甘いもの(伊達巻や栗きんとん)に合わせる方が、そのポテンシャルを発揮しやすいです。
なるほど(ありがとうAI先生)
双方とも一度味わったビールであり、実感の面でも納得の回答だった。
年越しそば とBig Redの饗宴は晩御飯に取っておくとして、先に甘いものとのペアリングも試してみよう。
●公式HPの情報にもとづき、ビールの色(🟡🟠🔴🟤⚫)・アルコール度数(強さ🍺)・IBU(苦さ🌿)を絵文字で5段階表示しています。●アレンジしてみての実感を、飲みやすさ・ペアリング(相性)・応用性(使いやすさ)の観点から、それぞれ⭐の数で5段階評価しています。※あくまで創樹のアレンジメニューに対する評価であり、ビール自体の味の評価とは必ずしも一致しません。
🍺11日目:Big Red (Wooded Red IPA)その2

カクテル:Big Red (Wooded Red IPA)×アップルジュース×無糖炭酸
ペアリング:ビアブレッド/ビール琥珀糖(ともにBig Red使用)
Big Red三段活用である。ビールとサイダー(シードル)のカクテルは『スネークバイト』と呼ぶそうな。アダムとイブからの連想かと思いきや、口当たりが良いので飲み過ぎてしまい、蛇に噛まれたごとく、後で強烈に酔うからだとか。
甘めで飲みやすく、炭酸の泡とビールの赤褐色が鮮やか(透明タイプのジュースを使用)。追いシナモンでアップルパイ的なスパイスビールに味変したり、バニラアイスを浮かべてビアフロートを楽しむのも良き。
ビアブレッドは、水の代わりにビール(もしくは水とビールのミックス)でこねたパンである。甘い方がビールの苦さをマスキングできるので、レーズンと黒糖を加えておやつパンにした。
――で、ビール琥珀糖。
前回キーマカレーのついでに作って、部屋で干していたのである😆
ビギナーのくせにチャレンジャーすぎるぞ創樹……。




ガチです。着色料なしの天然赤ビール色。12缶のうちで一番映えそうなBig Redを使用。ビールらしく『泡』要素を入れたかったので、事前に煮切らずに泡ごと固めている(水と合わせて煮切り、泡を飛ばした方が固まりやすく、仕上がりも綺麗だとは思うが)
味はプレーンとレモンジンジャーの2種類。瓶を開けた瞬間から立ちのぼるビールの香り。焦げる手前まで煮詰めたカラメルのような。同時にちゃんとBig Redの味がする。


カクテル:Big Red (Wooded Red IPA)×アップルジュース
ペアリング:年越しそば・ぶりの味噌漬け焼き
鶏もも肉のビール煮込み(Elegant IPA使用)
晩酌は無炭酸のアップル・ビアと年越しそば(富山風)で。クリスマスのフライドチキンが上出来だったので、お供に飲んだElegant IPAをタレに加え、鶏の煮込みも作っておいた(タレごと冷凍保存)。
焼き鳥風の甘辛いタレにIPAの苦みがほのかに残り、鶏肉はビール効果で柔らかジューシーに。蕎麦ともビールとも合うご馳走おつまみになった。
いい感じにお腹がふくれ、酔いが回ったところで、Big Redがもう少しある。頑張れば入らなくもないが、いっそ翌朝に持ち越し、ちょっと変わった飲み方をしてみようか?
🌳Big Redのお茶割りはアリだと思う?
💻お茶割りは和のBig Redを完成させる究極の選択かもしれません。
年越しそばという出汁の世界観において、お茶の持つ渋みと香りは、ビールの重厚さを「和食」のレベルまで引き上げてくれます。
●ほうじ茶割り(一番おすすめ!)
Big Redのモルトの香ばしさと、ほうじ茶の焙煎香が合わさると、焼いたお餅や蕎麦の実のような、落ち着く和の香りに。蕎麦つゆの香ばしさと完璧に同調します。黒蜜を少し足したほうじ茶黒蜜割りにすると、高級な和菓子のような奥行きも出ます。
●玄米茶割り
玄米のポップコーンのような香ばしさが、ビールの苦味を旨味に変えてくれます。天ぷらそばを食べるならこれ!玄米の香りが、天ぷらの衣の香ばしさと抜群に合います。
●濃いめの緑茶割り
緑茶のカテキン(渋み)が、IPAのホップ(苦味)と握手します。ビールの重厚さが軽やかになり、お茶の清涼感が口の中をリセットしてくれます。
割り方のコツ
比率: ビール 2 : お茶 1
温度: 年越しそばが温かいなら、お茶も少し温かめ(人肌くらい)で割ると、香りがふわっと開き、胃にも優しくなります。
なるほど(もはやなんでもアリだなAI先生……)
🌳お雑煮とも合うかね?
焼き餅&すましで根菜や魚介(海老とすり身かまぼこ)が入る。
蕎麦と雑煮の出汁が兼用。
💻お雑煮とも、意外なほどによく合うはずですよ!
お蕎麦とお雑煮の出汁が共通で、具材に焼き餅・根菜・魚介(海老・すり身)が入るというのは、このビールの持つ要素をすべて受け止めてくれるフルコンボな構成です。
●出汁と麦芽の濃厚な出会い
お蕎麦と共通のすまし出汁(醤油ベース)は、アミノ酸の旨味の宝庫です。ここにBig Redの濃厚な麦芽感が加わると、出汁にさらなる厚みが出ます。ほうじ茶で割ることで、ビールの苦味が出汁の邪魔をせず、旨味だけを強調してくれます。
●焼き餅とほうじ茶の香ばし連鎖
お雑煮の主役である焼き餅の焦げた香りと、割り材のほうじ茶の焙煎香、そしてビールのロースト感。この3つが揃うことで、香ばしさの三重奏が生まれます。
●魚介・根菜とウッドの相性
魚介の甘みは、ウッドチップの木の香りと合わせると、燻製のような高級感に変化します。また、ごぼうや人参などの土の香りは、ビールの重厚なボディと相性が良く、お互いの野生味ある美味しさを引き立てます。
🌳塩ベースの鶏雑煮はどう?
餅は同じく焼き餅。具材は鶏肉・かまぼこ・青菜。白だしと塩ベースで柚子七味を振って食べる。
ほうじ茶は家で煎りたてを入れようと思う。
💻塩ベースで白だしを使った、透明感のある鶏雑煮ですね! その構成であれば、自家焙煎のほうじ茶で割ったBig Redは、さらに「和」の奥行きを引き出す名脇役になります。
●塩と麦芽の甘みのコントラスト
塩ベースのお雑煮は、素材の味がダイレクトに伝わります。そこに、炭酸が抜けて麦ジュースのようになったBig Red(+ほうじ茶)を合わせると、塩味がビールの持つ麦芽の甘みを引き立て、芳醇な旨味に変わります。
●鶏肉・かまぼことほうじ茶の香ばしさ
鶏肉: 鶏の脂の旨味は、香ばしいほうじ茶や、ビールの持つウッド(オーク)の香りと非常によく合います。
●焼き餅
塩ベースだからこそ、焼き餅のお焦げの香りが強調されます。自家焙煎のほうじ茶割りを合わせることで、香ばしさが口の中で何倍にも膨らみます。
●柚子七味という完璧な橋渡し
これが一番のポイントです!柚子の香りは、IPA本来のホップの柑橘感とリンクします。七味のスパイシーさは、ビールの持つ苦味やウッドの複雑な香りと共鳴します。白だし・塩・柚子・七味という繊細なバランスの中に、ほうじ茶で割ったビールが入ることで、全体に燻製のようなスモーキーな深みが加わります。
💡 楽しみ方のアドバイス
お雑煮が塩ベースで繊細なため、ビールとお茶の比率はビール 1 : ほうじ茶 2〜3くらい。かなりお茶を多めにして、贅沢なフレーバー茶として添えるのが、お雑煮の透き通った味を壊さないコツです。
ふむふむ。
AI先生ほめ過ぎやろと思いつつ、翌朝やってみた。

カクテル:Big Red (Wooded Red IPA)×ほうじ茶(ビールの3倍)
ペアリング:鶏塩雑煮の柚子七味仕立て・おせち
2026年1月1日
元日に朝ビールである。基本飲まない奴が、まさかの昨晩からはしご酒😂
飲みきれなかったBig Redにラップをかけて冷蔵庫に㏌。緑茶を煎ってほうじ茶を作り、淹れたてのほうじ茶割りビールを雑煮&おせちで引っ掛ける。
我ながら(どんな呑兵衛だよ……)と自主ツッコミを入れたくなった💧
ラップをかけても炭酸とアルコールは抜けてしまうが、むしろちょっと不思議なお茶感覚で丁度良い。ほうじ茶の配分が多いのも相まって、雑煮の出汁やおせちの甘じょっぱい味付けとマッチし、すんなりいただける。
総評
飲みやすさ ⭐⭐⭐⭐
ペアリング ⭐⭐⭐⭐⭐
応用性 ⭐⭐⭐⭐⭐
・カクテルはもちろん、和洋中、料理でもスイーツでも、幅広くポテンシャルの高さを発揮してくれる万能選手。
・ほうじ茶割りなら深煎り推奨。濃いめに淹れ、お茶たっぷりで割る。
・正月くらいセーフでしょう、朝ビール(健康面から推奨はしません🤫)
