時には昔の話をしようか。――おはようから、おやすみまで。いつもあなたと一緒♡
どうも!
毎日汗だくで、目にしょっぱい汁が出たり入ったりする左官歴10年の女職人こはるです🐱✨
今日は、私の昔話をしようと思います!
昨日、恩は着せるものではない!
と熱く語りましたが、読み返してみて思いました。
やっぱり、この情報だけだと、
私、恩知らずな女や。。
というわけで、言い訳も兼ねて、
聞いてください。
行きます。
左官職人こはるで、
「130日ぐらい、いつもあなたと。」
あなたとは、いつも遠くへ行ったね。
以前、私が働いていたところでは、
合算すると、年の半分近くが出張だった。
道具があるから、もちろん車でだ。
さすがに沖縄と北海道の時は飛行機だったが、
宮崎から栃木くらいまでは車だ。
親方と兄弟子と、交代で運転して。
宿泊費がかかるから、出張中に休日などない。笑
だいたい、2週間程度。
1ヶ月の出張もたまにある。
やっと帰れたと思ったら、3日後にはまたハイエースに乗っていた。

おはようから、おやすみまで♡
出張中のご飯代はほとんど親方が出してくれた。
最低賃金だった私は、大変助かっていたのは事実だ。
しかしここで、前の記事に繋がる。
私たちの関係は、たまにご馳走になる、
なんて生ぬるい関係ではなかった。
朝起きたらホテルの朝食スペースに集合。
現場へ行って、働いて。
昼ご飯も、もちろんみんなで食べに行く。
ホテルに戻り、シャワーを浴びてロビーに集合。
シャワーの時間は30分くらいしかない。
髪は生乾きの時もあった。

夕飯を食べる…だけならいいが、
親方はお喋りが大好きだ。
何十回と聞いた自慢話、愚痴、武勇伝の数々…
口の中が良く見える。
たまに何かが飛んでくる。
何故か知らないが、口にものが入っていないと喋れないみたいだ。
私は、すべて見なかったことにした。
ホテルに戻るのは、22時を回る。
親方がお酒を飲めないことだけが、救いだった。
おはようからおやすみまで、ひとりになれる時間はほとんどない。

ずっと前から、あなたに言いたかったことがあるの。
そんな中で、いつも言われていたことがある。
「世話をしてやってる」
「飯を食わせてやってる」
「誰のおかげで食えているんだ」
すべて、間違いではない。
住むところも安く貸してくれていた。
出張に行けば、お金はほとんどかからなかった。
仕事を取ってくるのは親方だ。
大変、助かっていた側面はある。
そこは今でも感謝しているし、たまーーーに親方に連絡を取って、電話越しにじゃれ合うくらいには仲良しだ。
しかし、それはそれ。
会社としての仕事である。
私に選択肢はほとんどなかった。
「飯行くぞ!」
と言われて、
「いや、私は寝ます。」
と言えるやつがいるだろうか。
あ、いたわ。ここにいた。
でも、さすがに毎回言うわけにはいかない。
余程のときだけだ。
決して、恩を忘れたわけではない。
お茶目なところもあるし。
心の底から親方が嫌いだったわけではない。
しかし、私にも、今だから言える、
いや、言いたいことがある。
いやそれ、経費ですからーーー!!!
親方のポケットマネーでは、なかったのだ。
(社長は息子。)
あなたのおかげで、幸せだった。
昔は現場に雑魚寝だったらしい。
宿泊施設ですらない。
現場だ。
埃まみれの。
そんな話は、何度も聞いた。
「お前は女だから気を遣う。おまえのわがままを聞くのは大変なんだ。」
だから個室のビジネスホテルに泊まれる私は、たいへん贅沢で恵まれているのだそうだ。
ちなみに、私が女だから特別に個室なのではない。
出張メンバー全員、もれなく個室である。
私だけに言われても、困る。
当時は平成だ。
昭和じゃない。
苦労話を聞いて、大変だったんだな、すごいな。
と思うことがないわけではない。
しかし、会社としてそのような環境を用意されて、
言われるがまま出張に行って、
まるで私がわがままを言ったようなことを言われても、
どうすりゃいいんだ。
教えてほしい。

私には、魅力が足りなかったの。
ひとつ明らかにしておきたいことがある。
私は雑魚寝でも大丈夫なのだ。
だから、私がわがままを言ったという事実はないと主張しておこう。
だいぶ遡るが、職人になる以前の話。
販売員をしていた頃の話。
海外出張の際、
直属の上司は私のために個室を取っておいてくれたのだが、
真夜中にひとりでムフフを堪能したい社長によって、
唯一の個室は奪われた。
結果、その上司♂とツインに泊まった。
3泊くらい。
もちろん、何も起きない。
さらに他の海外出張では、
一軒家を借りて4人で出張へ。
一人部屋をふたつ確保してくれていたのだが、
例によって社長がひと部屋。
もう一部屋は、敏感すぎて他人がいたら眠れないという他店の店長に譲った。
またしても、直属の上司とふたり。
私たちは1週間くらい、リビングのソファで寝ることになった。
もちろん、何も起きない。
そして、職人見習いになるとき、
予約をする人がミスって4人ひと部屋しか取れていなかった。
2段ベッドがふたつ。
狭い部屋に4人、紅一点。
悲しいかな、何も起きない。
そして何より、ダイビングをしに遊びに行っていた伊豆七島や小笠原に向かうフェリーの中は、
知らないおっさんたちと雑魚寝する。
そう。
私はいつでもどこでも誰とでも寝られるのだ。
睡眠という、ただ一点の意味において。
色気は、母のお腹の中に置いてきたらしい。
図太く産んでくれてありがとう、母。

私はたしかに図太いが、
おはようからおやすみまで、誰かとずっと一緒にいる生活には耐えられない。
正確には、
猫でなければ耐えられない。
猫以外には考えられない。
だから、お願いだからみんな猫になってくれ!!
共に、祈りましょう。。
私の昔ばなし真面目編!笑
結局、私が一緒にいたいのは猫である

いいなと思ったら応援しよう!
ねこのーと!にいただいた応援は、現場の負担を1ミリでも減らす工夫の図解・メモづくりに使わせていただきます。
いつか誰かの「猫の手」になれるよう、少しずつ記録していきます。