東京女子プロレスのベストバウト87選 (2025)
東京女子プロレスより、毎年恒例、2025年ベストバウトの募集がありました。
「3つ」に絞って選び、さらに「順位をつける」必要もあるとのことで、そんなことできる訳がない! と思いつつ、さきほど投稿してきました。

しかし例年通り、本当にベストバウトが選べなかったので、思いつくままにベストバウトを書き並べていきたいと思います。今年は史上最大に大量。体力がもたず、後半から目に見えて失速していることを懺悔します。
ちなみに昨年と一昨年のもの。
※見出し末尾の英語は、以下を指しています。
・POP: プリンセスオブプリンセス選手権試合
・IP: インターナショナルプリンセス選手権試合
・PT: プリンセスタッグ選手権試合
またタイトルや本文内の画像は 公式Xのポスト または WRESTLE UNIVERSE のスクリーンショットを引用しています。
1.4 東京女子プロレス '25
荒井優希 vs 鈴芽 (IP)
インターナショナル・プリンセス選手権試合であるこの一戦は、今思うとのちの新しい東京女子プロレスの到来を予感させるような試合でした。荒井選手のエゲつない顔面攻めを耐えて最後に見せた飛びつき式のリング・ア・ベルは、この大会いちばんの衝撃。この二人がプリンセス・オブ・プリンセスを巡って戦う日もそう遠くないと感じました。

山下実優&伊藤麻希 vs マーシャ・スラモビッチ&ザラ・ザッカー
強さを追い求めたレスラーの集まったタッグマッチ。山下選手とマーシャ選手のマッチアップもさることながら、この中でいちばん輝いていたかもしれないのはザラ選手でした。そしてこんなバチバチの展開にもフィットする伊藤ちゃんのスキルの高さを感じた試合でした。
渡辺未詩 vs 瑞希 (PP)
山下、中島、リカが敗れていったなかで、その悔しさも引き継いでリングに立った瑞希選手。誰もが認める2024年のMVPである未詩選手。この2人の戦いがベストバウトにならないはずがなく、年明け最初の大会からとんでもないものを見せてもらいました。東京女子のイッテンヨンは、そのあとにお隣の東京ドームに行く予定の外国人の観客も多いですが、今年にかぎって言えば、後楽園ホールのこのメインイベントがドームのそれを食った形になったでしょう。お互いに"バケモノ"な側面があり、現地で見たときの驚きは配信の倍以上です。
その中で、村田アナが「"かわいいだけ"では、この女子プロレスの世界を12年間も生き続けられません」と実況していたように、進化を続けるみずぴょんがこの試合は勝利。身体を駆け上がってからのフットスタンプからキューティースペシャルの流れは衝撃的でした。



1.11 TJPW NEW YEAR CIRCUIT 2025
プリンセス・オブ・プリンセス王座次期挑戦者決定バトルロイヤル(6選手参加) 時間無制限勝負
東京女子お得意のバトルロイヤル。渋滞しそうなぐらい個性が充満しているリング上で、各自がキラキラしている。これが東京女子のカルチャーをもっとも体現している、とよく思います。そんな素晴らしい序盤から変わって、遠藤有栖、中島翔子、辰巳リカの3人が残った終盤の攻防は必見。リカさんがここぞいうときに出すホワイトドラゴンスリーパーは、感情が技に100%込められているようで、いつどこで見ても声が出てしまいます。

1.18 第5回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント(1回戦)
渡辺未詩 & 高見汐珠 vs マックス・ジ・インペイラー & 原宿ぽむ
トーナメント1回戦のこのカードは、(松井レフェリーもふくめ)個人的に"推し"だけの集まった試合であることを差し引いても余るほどの魅力がありました。試合の始まる前から様々なことが巻き起こり、試合も最初から最後まで何度見てもずっと面白い。高見汐珠という選手の天才性は去年からずっと語り続けていますが、この年末になってもその凄さは変わりません。そしてそんなウタちゃんを凌駕する3人も凄い。



上福ゆき & 上原わかな vs 鈴芽 & 遠藤有栖
この時点では「番狂わせ」の結果と評価されていた、トーナメント1回戦。振り返ると、わかな選手の覚醒はここがキッカケでした。どこか優等生の感じがあったわかな選手が何度でもバナナピローを決めにいくその執念は、彼女の野心がそのままリングに現れていて、個性が試合に直結した瞬間でした。個人的な2025年の東京女子の注目人物になりました。
1.19 第5回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント(2回戦)
上福ゆき & 上原わかな vs 桐生真弥 & 猫はるな
トーナメント2回戦は、"東洋盟友"のタッグ同士が別々のタッグパートナーを携えての一戦。かみーゆがいつもよりもシリアスに戦っていたのが印象的。それに呼応する真弥選手に心を打たれます。
かみーゆの素敵さは数多くありますが、東京女子に唯一"ヤンキー"を導入したことに加え、これを「相手選手を輝かせるために用いる」ところに彼女の真の魅力があります。そしてこの特徴が、今年後半の快進撃につながっていきました。

風城ハル & 凍雅 vs HIMAWARI & 鈴木志乃
23年度の"ねくじぇね"の集まったトーナメント2回戦。それぞれのレスラーが力を出し切った中で、勝ったのはHIMAWARI選手でした。昨年も随所で好試合を出していた彼女でしたが、今年は着実に次のステージへ進み、あたらしい何かをたくさん見せてもらった気がします。
マックス・ジ・インペイラー & 原宿ぽむ vs 愛野ユキ & らく
単純に"ぽむぺいらー"が好きなだけだとバレてしまうかも。個性やキャラクターという観点で言えば、パワー対パワーの無茶苦茶な試合でした。全員がマンガの世界から出てきて戦ってるようで、こんなブッ飛んだものを見るために安くないチケット代を払って会場へ赴いているのだと実感します。

中島翔子 & ハイパーミサヲ vs 長谷川美子 & 鳥喰かや
4人の動きがどれも素晴らしく、メインイベントらしい試合でしたし、いま思うと中島選手と鳥喰選手の好試合の布石でもありました。
1.25 第5回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント(セミファイナル)
渡辺未詩 vs らく vs 猫はるな
いまの東京女子の魅力のうち、もっとも代替不可能なものを提供しているのはらく選手でしょう。去年のHYPE!2を境目に、今年もずっとハイスコアを更新しつづけています。
らくはんの素晴らしさは、本人のファイトスタイルになぜか必然性を感じてしまうところで、こちらが無理して彼女の世界観に合わせるのでなく自然とらくワールドに連れ込まれているところにあると思います。「プロレスは説得力も大事だ」というような論がありますが、その観点では、らくはんのアイデアや技はトップレベルです。

瑞希 vs 芦田美歩
今年から東京女子に所属した"みっふぃー"こと芦田選手ですが、所属直後のいくつかの試合は絶対に見ておくべきだと断言したいです。「1年以内にトップレスラーになる」と目標づけた本人に対し、優しく可愛らしく東京女子の厳しさを突きつけたこの試合は、いつか芦田選手が本当にトップレスラーになるときにまた思い出すことになるでしょう。
2.8 第5回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント(決勝戦)
上福ゆき vs 芦田美歩
上述の試合をもう1戦。東京女子の中でキラキラするには東京女子のことを知る必要があることを分からせるような試合でした。芦田選手には今年前半のような野心を持ち続けてほしいなとも思っていて、それはある種「東京女子っぽくない」ものかもしれませんが、似た山の頂点を登り詰めようとしているのがまさしくかみーゆだという認識です。
遠藤有栖 vs 上原わかな
前述のタッグトーナメント1回戦のリベンジマッチともいえるシングルマッチで、わかな選手の覚醒を確信しました。「良い試合」という枠を飛び越えた、何か語りたくなるものがありました。いわゆる王道的なレスラーがこの雰囲気を身につけると一気にトップ戦線へ食い込むのだということが、今年一年でよくわかりました。

渡辺未詩 vs 高見汐珠
「憧れのアイドル・レスラーとの初対決」という、エモさMAXの試合。しかしこれがベストバウト候補であるのは、そういった物語的なものではなくシンプルに、2人が素晴らしい試合をデリバリーしたからです。素晴らしいものを見せてもらいました。驚きをたくさん提供したウタちゃんを試合のクオリティで簡単に上回るプリンセスも圧倒的でした。


マックス・ジ・インペイラー & 原宿ぽむ vs 中島翔子 & ハイパーミサヲ
今年のタッグトーナメント決勝戦は、違う世界の曲者同士が相まみえる展開に。それぞれのユーモアもたくさん出ながら、やはり最後は技の応酬。中島選手のダイビングセントーンが印象に残っています。


TJPW×野音~真冬の野外で歌と女子プロレス~
ハイパーミサヲ & 渡辺未詩 & らく & 鈴木志乃 & 高見汐珠 vs 辰巳リカ & 愛野ユキ & 上原わかな & 原宿ぽむ & マックス・ジ・インペイラー
新曲「Stand Up! 恋の証明」の作詞家先生でもあるハイパーミサヲが、アプガプロレスに新曲を歌ってもらってから試合を始めようとするも、イントロでマックスに中断されてしまう展開からスタート。こうして振り返ると、マックスが東京女子にあまりもフィットしていることに驚きます。試合後のアッパーキックの多幸感を味わうために、何度でも見返したくなる試合です。

2.15 TJPW 2025 Winter Fes.「西」
原宿ぽむ vs 高見汐珠 vs 遠藤有栖
ベルトも獲得して絶好調な原宿ぽむ選手の第2試合がつまらないわけなかろうということで選出。あらためて見返してみると、遠藤有栖選手のユーティリティっぷりも感じるというか、どんな選手とやってもその世界観に自然と乗っかれる天性の明るさのようなものを感じます。
髙木三四郎プロデュース 新幹線女子プロレス
瑞希 & 渡辺未詩 & らく & アジャコング vs 山下実優 & 伊藤麻希 & 荒井優希 & マックス・ジ・インペイラー
昨年DDTで行われた新幹線プロレスが東京女子にも輸入。東京女子の世界観を考えれば、始まる前から大成功は確実でした。DDTが(一応)シングルマッチだったのに対し、こっちは8人タッグマッチ。配信には映らなかっただろう名場面も含めて、どんな場所でも東京女子の魅力が出ることがわかる素晴らしい車両でした。当然ながら村田アナの実況で。

3.1 Go Girl 5~女性ファン限定興行~
中島翔子 & ハイパーミサヲ vs 原宿ぽむ & 鈴木志乃
ハイパーミサヲ選手とぽむ選手が関わって普通に試合が始まるはずはなく、まずはお互いの応援パネルをもとに声援を出しあうところから。はじめてプロレスを観戦する人も多かったであろうことを考えるととても理に適っていると感じ、二人の頭の良さが存分に出た試合でした。後半の志乃選手を応援するくだりも素晴らしい。
3.16 GRAND PRINCESS '25
原宿ぽむ vs らく
個人的には、禁断のシングルマッチ。いまの二人の技術と発想が存分に出し尽くされた最高傑作のひとつでした。前半のさまざまなギミックも、後半の技の応酬も、どちらも同程度に素晴らしかった。
らくぽむに共通するのは表現力の強さや細やかさで、音楽におけるゴーストノートのように何度か聴くなかで「こんな音が鳴ってるんだ」と気づくのと同じく、見返すたびに「こんな表情してたんだ」「こんなふうに受けてたんだ」「ボソッと何か言ってたぞ」みたいな発見があるのが楽しく、たとえば野暮ったいですがヤードムを落とすシーンを今日は見返していました。


ウィロー・ナイチンゲール vs 渡辺未詩
らくぽむ戦の次に始まったこの試合も同じように魅力的な一戦で、さすがビッグマッチと言わざるを得ません。1.4でベルトを失った未詩選手ですが、こんな楽しそうに試合をする姿を見て、王者じゃない時期も大事なのかなと感じたのを覚えています。
自身の価値観に照らし合わせると、いまの日本の女子プロレスの中で最も凄いレスラーは渡辺未詩です。心技体揃っている本当に貴重な時期であり、東京ドームのような大会場のメインイベントで戦っている彼女を見たいと本気で思います。
ちなみに、もともとは2年半前に行われるはずだったシングルマッチ。その試合が流れたことがアニキを呼び込んだわけで、プロレスのコントロール外の面白さをあらためて感じます。

里村明衣子 vs 荒井優希
試合すぐのロープブレイクで放たれた里村選手の一発目のローキック。この瞬間が、実質的な「レスラーとして生きていく荒井選手」のデビューだったように感じます。格闘技の視点から見れば一方的にやられているだけですが、プロレスの視点から見れば荒井ちゃんのプライドや根性のほうがむしろ伝わってくるぐらい、五分五分の素晴らしい試合でした。

鈴芽 vs 遠藤有栖 (IP)
ファンにとってはエモが振り切れているであろう、"でいじーもんきー"のベルトを賭けたシングルマッチ。当日の試合もよかったですが、むしろこの二人がいつかプリンセス・オブ・プリンセスを賭けて戦ったときはこんなもんじゃないのだろうという期待感を持ちました。

山下実優 & 伊藤麻希 vs 中島翔子 & ハイパーミサヲ (PT)
実力伯仲のタッグ対決は、今年のタッグマッチのベストバウト中のベストバウト。どこを切り取ってもハードな展開のなか、最後に決めたのはミサヲ選手でした。試合終盤のヴァニタスは、大会全体を振り返ったときのハイライト。伊藤ちゃんと中島選手の意地のぶつかりあいも良かった。

瑞希 vs 辰巳リカ (PP)
8年経って初のシングルマッチは、最高王座をかけて。
「辰巳リカという選手の魅力を知ったときが東京女子を知ったときである」というのが持論ですが、この試合もそんなことを感じさせる試合でした。アスリート的な特徴でなく人間味で戦うリカさんに、ロックスターのそれを感じます。来年こそベルトを持ったリカさんが見たい。

3.30 SKE48荒井優希卒業LIVE~Go for the Dream!!~
卒業記念「荒井優希だらけのバトルロイヤル」
ファン的にはハズれがない「だらけ」シリーズ。こういうときのかみーゆのサービス精神というか、何をすべきかハッキリ分かっているところが素晴らしく思います。おしりんレフェリーもいる豪華な試合。オチ要員だったはずの山下さんが普通に似合ってて可愛すぎたのも印象的。

『This is TJPW』スペシャル6人タッグマッチ 15分一本勝負
初見の観客もまちがいなく楽しみ尽くせたであろう、東京女子が自信を持って送り出せる6人のレスラーによる一日限りの作品。リカさん、みずぴょん、中島さんの関係性がやっぱり面白く、いろんな展開を楽しめます。ドローになっても消化不良感のない試合。
4.6 TJPW SPRING TOUR 2025 IN FUKUOKA
鈴芽 & 遠藤有栖 vs 渡辺未詩 & 高見汐珠
"でいじーもんきー"対未詩&汐珠の闘いは、いつかのタッグ選手権で見たくなるような好試合。お互いに相手が強いほど輝くタイプのタッグに感じ、短い時間ながら試合の中で集中力が高まっていくところがシンプルに面白かったです。
瑞希 & アジャコング vs ハイパーミサヲ & 原宿ぽむ
アジャ選手のいる試合はどれも面白く、これが「名前の知っているレジェンドが見れてよかった」ではなく「今日の試合が面白くてファンになった」という結論に毎回なるのが素晴らしいです(前者の意味合いを否定するつもりはありません。むしろ観戦するキッカケは知名度でしょうから)。ぽむ選手に対して水平チョップや張り手を見舞うシーンは必見。

4.13 WRESTLE UNIVERSE会員限定興行『プレ東京女子プロレス。9』
上福ゆき vs 七瀬千花
あまりにも長すぎる本記事ですが、なぜ書いているのかと言えば、このような試合を取り上げたいからです。
「千花ちゃんってさあ、関西出身なのにさあ、かわいそうなぐらい全然おもしろくないよねえ」というかみーゆ。さらに「世の中ね、若いだけじゃやってけないの、わかります?」とたたみかけると、とうとう「やかましいんじゃボケが!!」と怒り心頭の千花選手。個人的には、この叫び以降から、千花選手なりの個性が出てきた印象を持っています。そしてなんとかして他人を輝かせようとするところは、かみーゆを推す大きな理由のひとつです。
文武両道マッチ 20分一本勝負
山下さんファンであれば絶対に見たほうがいい、もしくは絶対に見ないほうがいい試合。圧倒的な強さでワンカウントはとりまくり、そして敗北しました。記念すべきウタちゃんの初勝利試合でもあります。

人狼デスマッチ
個人的には、鈴木志乃というレスラーのオリジナリティをもっとも感じた記念すべき試合。このあとのHYPE!3やファンミ・おちゃプロにおける全力あっちむいてホイなど、「とにかくがむしゃらにやる」という場面においては、全女子レスラーの中でもナンバーワンかもしれません。ちなみに、ちゃんとプロレスの試合としても見れるのが凄い。

コスチュームチェンジマッチ 20分一本勝負
大好きな試合。単純にコスチェンが嬉しいのもありますが、ファンだからこそ面白がれるポイントが数多くあって、東京女子を応援していてよかったなとあらためて感じれました。ちゃんとアプガプロレスにコスチェンする意味合いも持たせる試合づくりにも感動。


4.18 TJPW LIVE in Las Vegas
マーシャ・スラモビッチ vs 渡辺未詩
大会全体として豪華でしたが、そのなかでもこのTNAノックアウト世界選手権試合は覚えておきたい試合。東京女子の世界観であろうがなかろうが通用する未詩ちゃんを見て、もっともっといろんな選手との試合やさまざまな闘いを見てみたいと思わされました。
4.19 神田明神文化交流館 presents そんなこんなの日本です
HIMAWARI vs 高見汐珠
東京女子の選抜組がラスベガスへ遠征しているなか、"お留守番組"による興行はHIMAWARI選手と汐珠選手を中心に、物足りなさのいっさい感じないものになりました。最後の二人のシングルマッチはもちろん、その前のタッグマッチでの汐珠ちゃんの活躍が凄まじかったです。

5.3 ゴールデンウイークファン感謝デー「東」
瑞希 & 原宿ぽむ & 遠藤有栖 vs マッチャ & アレクシス・リー & ノア・フェニックス・ダイアナ
今年の東京女子はアジア圏との接続がより増えましたが、その象徴的な試合。前半はほぼ大声対決というコミカルさに対して、後半はハードな技が連発される見応えのある試合。マッチャ選手の充実度は抜きん出ていて、ひとつひとつの技の説得力が素晴らしかったです。

鈴芽 vs HIMAWARI (IP)
前述の神田の大会に勝ったことで得た挑戦権により組まれたタイトルマッチは、HIMAWARI選手がこれまで大切にしてきたものを感じれるような試合でした。もともと器用なタイプで全体における自分の役割もよく分かっているように見えますが、いろいろな気遣いが最低限で済むシングルマッチという形式はHIMAWARI選手が好きなように戦える貴重な時間で、この試合はそんな瞬間がいっぱいあります。すべて受けきったうえで圧倒する鈴芽選手の強さも同時に感じれる好試合。
5.5 ゴールデンウイークファン感謝デー「西」
らく vs ノア・フェニックス・ダイアナ
らく選手のSETUPタイトルマッチは、いつものらくはんワールドでありつつもアスリート的なプロレスも入り混じる楽しさ。らくはんの良さは、自分の得意なフィールドも明示しながら、相手のフィールドにもちゃんと遊びにいくところで、それはつまり「受けが上手い」なのだと感じます。
5.17 TJPW SPRING TOUR 2025 IN SHINAGAWA vol.1
伊藤麻希 vs 高見汐珠
そのつもりです🖕🏻 https://t.co/MxUYPjAcJi
— 高見汐珠🍦(アプガプロレス) (@uug_p_uta) May 12, 2025
上記のツイートも追ったうえで見返したい試合。世界一かわいいナックルを盗もうとしたり、泣き真似で優位に立とうとしたり、試合でもボディスラムを極めたり、このときのウタちゃんの全てを出した好試合。ウタちゃんの天才性はある種相手レスラーを食ってしまう暴力性がありますが、「たかがルーキーの刹那的なキラキラに負けるわけがない」と言わんばかりの伊藤ちゃんの魅力が光りました。

5.24 TJPW SPRING TOUR 2025 IN SHIZUOKA
辰巳リカ vs 原宿ぽむ
互いの種類の違う狂気が爆発している試合。振り返ると、今年は辰巳リカと原宿ぽむの名勝負続きでした。この試合はそのなかでも技の応酬が素晴らしく、タイトルマッチでやっても遜色ないような展開でした。

5.31 TJPW SPRING TOUR 2025 IN NERIMA
鈴芽 vs 長谷川美子 (IP)
7月に引退を控えた長谷川選手の東京女子で初めてのタイトルマッチ。前述のHIMAWARI戦と同じく、すべてを対等に受け止めたうえで勝ち切る鈴芽選手の強さを感じました。よっぴーがストレッチマフラーホールドやドラゴンスクリューなど徹底的に足を攻めていく、終盤の攻防は見もの。
6.1 TJPW SPRING TOUR 2025 IN NAGOYA
鈴芽 vs 小夏れん
ポジティブな驚きであふれた小夏選手のデビュー戦。正直いまだにこの試合が彼女のベストバウトだと思うのですが、それは以降の試合が上手くいっていないのではなく、この試合のスコアが高すぎたのだと感じます。憧れの先輩でもあり手も合う鈴芽選手に対して自身がどれだけできるかを完全に示した、素晴らしいデビュー戦でした。

瑞希 vs 高見汐珠
今年はこの2人のシングルマッチにもたくさん楽しませてもらいました。しかし今でもこんなに面白い試合なのに、ウタちゃんが今後強くなれば強くなるほどみずぴょんもそれに呼応して引き出しを開けてくれるであろうことを想像すると、この試合で満足する訳にはいきません。

6.7 TJPW SPRING TOUR 2025 IN SHINAGAWA vol.2
中島翔子 vs 鳥喰かや
このMLWのタイトルマッチは、Xのベストマッチ投稿に入れられなかったことが今でも悔やむレベルの試合。まず間違いなく鳥喰選手のキャリアベストですし、これを引き出した中島選手のベストマッチの一つでもあります。終盤の中島選手のトペ・スイシーダをキックで迎撃するあたりから、とりっぴーが勝つ未来も見えてきた試合。「とり、楽しかったね。(お互いが)もっともっとすごくなったときに、もう一回やろう」という中島選手の素直なマイクも心を打ちます。
6.14 難波小百合の夢をかなえたろかスペシャル
平田一喜 vs 関根“シュレック”秀樹
6月に卒業を控える難波リングアナの特別興行。LEONA vs アントーニオ本多なども素晴らしかったですが、この記事ではこちらを。難波ちゃんが卒業してから殊に感じますが、東京女子の魅力や文化を難波ちゃんもつくっていたことがよくわかります。もちろん「美人リングアナ」でしたが、それ以上に立派なエンターテイナーでした。


瑞希 & 鈴芽 with 難波小百合 vs RIKADEVIL & YUKIDEVIL with TORIDEVIL
こっちは普通に号泣してしまった試合。スペシャルマッチとして一緒にリングに上がるものの戦うことはできず仲間がピンチに陥ったとき「あたしに唯一できることは、気持ちを込めて選手の名前をコールして、選手の背中を押すことだけだ!」と、リングアナというポジションの重要さ、そして難波ちゃんが東京女子にいる意味を描いた作品になりました。

6.22 TJPW SPRING TOUR 2025 FINAL
瑞希 & ハイパーミサヲ & 愛野ユキ & 原宿ぽむ vs 荒井優希 & 桐生真弥 & HIMAWARI & 風城ハル
そんな難波リングアナの卒業する大会で、最後に勝ち名乗りを挙げたのは原宿ぽむ選手。猛攻を一人で受けてボロボロになりながらも、味方の協力も受けて、いつも以上に勝ちにこだわるぽむちゃんの思いの強さに胸打たれる試合でした。最後に難波ちゃんをみんなでコールするシーンは、今年いちばん感動した瞬間のひとつです。


6.28 TJPW INSPIRATION
清水愛 vs 長谷川美子
"東京ドーム以後"のファンにとって、2010年代の東京女子プロレスは映像でしか終えないものですが、この大会で初めてその頃のレスラーを見ることができました「いつでも現役復帰できるのでは」と感じるぐらい清水さんの動きがよく、昨年あたりにマダミスの配信で清水さんを先に知っていたこともあり、とても驚かされました。本当にまたいつか見てみたいなと思っています。
鈴芽 & 遠藤有栖 vs がばいじいちゃん & 桐生真弥
あたらしいエッセンスを入れるとこんなに色々と花開くのかと関心した試合。個性のぶつかりあう東京女子だからか、なにかあたらしいものが見つかると、貪欲にそれを吸収・利用する各レスラーの積極性がとても楽しいです。鈴芽ばあちゃんになった瞬間の可愛さは、メーター振り切れそうでした。

7.8 長谷川美子卒業記念興行「NonfictioN」
原宿ぽむ vs HIMAWARI
プリンセスカップの予選より。「原宿ぽむ、ここにあり」を示すような試合。そしてその世界観を乗り越えてHIMAWARI選手が先輩越えを果たした試合でもあります。ハーフボストンクラブの完成度がすごい。前日時点でまだロングヘアーの準備中で慌てていた配信(ぽすぺ)もよく覚えています。
長谷川美子卒業記念試合 ~ アイアンマンヘビーメタル級選手権 ~ 1 vs 27 ハンディキャップマッチ
長谷川選手の卒業を祝うべく全員がけマッチ。1対多であったはずが、でじもんに攻められている状況に我慢ならずタッグパートナーであった鳥喰選手が助けに入るシーンが感動的。試合後の中島さんのマイクも印象に残っていて、彼女のマイクはいわゆるエンタメではなく本当に本人だけに向けて語りかけてるところに特徴があるなと思います。

7.11 TJPW LIVE in Houston NIGHT1 Presented by NextShark & Queri
上福ゆき vs らく vs バート・ビクセン
去年もそうでしたがらく選手の海外人気はすごく、この試合もテーマを提示したのはらくはんでした。らくはんが自由にやればやるほど王道的なプロレスも盛り上がり、最後のビクセン選手のブルーサンダーボムで大団円する一連の流れが素晴らしかったです。
7.12 TJPW LIVE in Houston NIGHT2 Presented by NextShark & Queri
上福ゆき vs 原宿ぽむ
ぽむちゃんがいることによってスポンサー様もご満足されたであろう試合。ちょっと茶化してしまいましたが、こういった試合を日々の延長線として自然とやれるところに、ぽむ選手のキャリアの積み重ねを感じます。

伊藤麻希 vs らく
海外的にはスペシャルドリームマッチでもあるだろう、伊藤ちゃんとらくはんのシングルマッチ。最初から最後までずっと面白く、なかでもこの方向性における伊藤ちゃんの魅力が一瞬でわかるような試合でした。

7.13 TJPW LIVE in Dallas Presented by NextShark & Queri
ハイパーミサヲ&鈴木志乃 vs らく&原宿ぽむ
2000人強が入ったこともあり全試合盛り上がっていましたが、特別なことをせずとも普段の試合が十二分に面白いのだと証明するような試合。振り返って思いましたが、海外遠征時のらくはんの試合にハズレ無しです。

中島翔子 vs 渡辺未詩
東京女子の歴史の中で現時点の最高傑作をつくりあげたであろう二人のシングルマッチ。海外ファンの多くもこのカードが組まれたことで熱狂していたのを覚えています。こんな記事を書いていてなんですが「見たほうが早い」と言いたくなるぐらい、絶対に見てほしい試合。というかYouTubeで見れます。見方によっては危険技の応酬のトレンドに対する、ある種の批評的な試合とも言えるでしょう。
瑞希 vs 伊藤麻希
一昨年のSUMMER SUN PRINCESS '23で見た以来の二人のシングルマッチを上回る激闘。初めて東京女子を見た2年前と比べて、伊藤ちゃんがものすごく強くなっていることをあらためて感じました。

7.21 SUMMER SUN PRINCESS '25
エル・デスペラード & 伊藤麻希 vs クリス・ブルックス & さくらえみ
IWGPジュニアの王者が女子レスラーと歌って踊るという、誰も想像したことのない入場から始まった試合。そしてさくらえみ選手の試合がまた見れて最高でした。さくらさんの緩急の幅広さは世界一というか、ギアが入ったときのパワー・スピード・テクニックは圧倒的だなと思います。

中島翔子 & ハイパーミサヲ vs 辰巳リカ & 渡辺未詩 (PT)
ベストバウトに投稿できなかったことを今でも後悔するような素晴らしい試合。プロレスの面白さは色々ありますが、そのすべてを一度で表現することにチャレンジしたような、とても野心的なタッグマッチでした。「良い試合をする」なんて当たり前でそのトップレベルを見せながら、いわゆる「バズる」みたいなことにも意識的なんだろうなと感じました。

7.27 東京プリンセスカップ(1回戦)
らく vs 渡辺未詩
「どんだけらくはん好きなんだ」と自分だけも思いますが、これも最後までベストバウトとして投稿したいと思った作品のひとつ。独自の世界観をすべて使って本気で勝ちにきているらくはんが良かったし、これを乗り越えた未詩選手が結果として今年のプリンセスカップを制したのも、この試合の良さを物語っている気がします。

8.2 東京プリンセスカップ(1回戦)
上福ゆき vs 荒井優希
昨年のGRAND PRINCESS '24以来のシングルマッチ。お互いにブートで顔面を削り合う展開は、クリーンファイトながら激しさ抜群。厳しい局面であればあるほど輝きを増していくのが荒井選手なのだと再認識した試合でもあります。

8.5 ハイパーミサヲプロデュース興行「HYPE!3(再)」
男色ディーノ vs 愛野ユキ
今年はいろいろあったHYPE!ですが、渋谷LOFTでの反省会や再演の同時視聴などふくめて、その全てを合計して素晴らしい体験になりました。その中で"リアリティ"ではなく"リアル"が漏れ出ていたところに、DDT系列というか、ハイパーミサヲという人の、本人にもコントロールできない自分らしさが出ていたように思いますし、今作は愛野ユキ選手を主役にしたハイパーミサヲの主演舞台でした。ちなみに、入場で私が唇を奪われたことを抜きに評価しています。
8.9 東京プリンセスカップ(2回戦)
渡辺未詩 vs 風城ハル
力の差はあったものの、風城選手の良さが存分に出た好試合。東京女子をファンになって以来、「デビュー戦から知っている」という最初の選手がハルちゃんですが、正直こんなにポテンシャルの高い選手だとは気づいていませんでした。きっと2026年も「こんな凄い選手だったのか!」と驚かされるのだと思います。
山下実優 vs 遠藤有栖
有栖選手のキャリアベスト。どれだけやられても立ち上がる姿の尊さをもっとも表現できる役割を持っているなと感じました。そしてこんな試合を作り上げることができるのは山下選手の圧倒的な強さがあるからで、東京女子に"ラスボス"がいることの幸せを噛み締めています。
8.17 東京プリンセスカップ(セミファイナル)
中島翔子 vs 渡辺未詩
直前の荒井優希 vs 遠藤有栖も良かったですが、こちらの印象が強すぎたぐらい、ファンの記憶に残っている試合。試合の途中から右足を痛めてしまった未詩選手が機転を利かす…わけでもなく、根性と執念だけでそのあとの戦いを成立させてしまう。その強さに、ふだん彼女が配信でよくいう"プリンセス"像を見ました。それこそふだんの配信の頻度など、すべてに言えますが、未詩ちゃんが決めてる覚悟のハンパなさを痛感しました。対角が中島選手で本当によかった。
8.23 東京プリンセスカップ(決勝戦)
アイアンマンヘビーメタル級選手権時間差入場バトルロイヤル 時間無制限勝負
鈴江珠莉さんの対応力の凄さに驚いた試合。これをもりたてる各選手の動きも素晴らしく、これが第1試合だったおかげで後続の試合のどれもが盛り上がりました。

まなせゆうな vs 凍雅
凍雅選手の変化のキッカケになった試合。凍雅選手の魅力が「ムキになる」ことで開花するとは思っていませんでした。まなせ選手をフォールアウェイスラムで投げ飛ばすところは圧巻。
伊藤麻希 vs 荒井優希
結果的に伊藤ちゃんの東京女子退団前のラストマッチになった試合。荒井選手が勝利を収めたものの、全体的には終始伊藤ちゃんが場を支配していた印象が強く、その雰囲気をひっくり返せなかったことを悔しがる荒井ちゃんの表情がもっとも印象に残っています。

9.7 Go Girl 6~女性ファン限定興行~
瑞希 vs 高見汐珠
繰り返しになりますが、早く二人がビッグマッチのメインで戦っている姿が見てみたくなります。すでに名勝負数え歌(ウタ)のような雰囲気を持ち始めていて、女性ファン限定で見せるなんてズルい! と不満も言いたくなるぐらいの好試合。
9.20 WRESTLE PRINCESS Ⅵ
辰巳リカ vs 原宿ぽむ
今年いっぱい戦っているリカさんとぽむちゃんですが、ビッグマッチではフラッグ争奪公認ウェポンデスマッチに。"おもちゃ"を凶器にするルールではぽむちゃんに分があったか。とはいえ、どんな試合形式でもリカさんはリカさん。周りに影響されないエレガントさが、彼女の大きな魅力だと思います。

遠藤有栖 vs プリシラ・ケリー (IP)
有栖選手のインターナショナルの試合はどれもよく、とくに対戦相手が全員魅力的でした。来年もプリシラ選手が東京女子のリングで見れることを願っています。
中島翔子 & ハイパーミサヲ vs 上福ゆき & 上原わかな (PT)
OberEatsのベルト初戴冠になった試合は、コーナー最上段に登ることのなかったかみーゆがとうとう登ってダイビングフェイマサーを決める、とても感動的な結末。この技を自身のシングルタイトルではなく、歯も失った上原わかなの初戴冠のために飛ぶところに、かみーゆの全てが現れています。

瑞希 vs 渡辺未詩 (PP)
イッテンヨンのリベンジマッチ。シングル以外ではよくぶつかっていた2人でしたが、やはりシングルになると試合の強度はまったく異なり、この試合も凄かったです。旋回式のティアドロップは、今年を代表する超必殺技。

9.29 TJPW Autumn Victory in SHINKIBA
辰巳リカ & 原宿ぽむ vs 鈴芽 & 桐生真弥 with 猫はるな
猫はるな選手の卒業記念特別試合。みんなが猫ちゃんのことを深く考えていることのわかる良い試合でした。実現はしなかったものの、自分もHYPE!で輝く猫はるなを想像していたので、その気持ちをオフィシャルで言ってくれたミサヲさんを見て、少しだけその無念が消化されました。アディショナルのアイアンマンの物語も含めて感動的。
10.18 Additional Attack '25
山下実優 vs 鈴木志乃
"ラスボス"に対して気迫だけで向かい合った志乃選手のこの試合は、正直に言えば試合展開としては消化不良感こそあったものの、そういった瞬間の分析を越えるなにかがありました。ご本人がそれを良しとはしないでしょうが、心技体の"心"の部分に独特な強さを持っている人が"技"と"体"を身に着けたときとんでもないレスラーになる。このことは、むしろプロレスファンのほうがよく知っているかもしれません。
中島翔子 vs 高見汐珠
赤子の手をひねるように勝利を収めた中島選手。どちらもこの試合に満足してなかったようにバックステージから感じましたが、ファン的には素晴らしい攻防でした。このレスリングを吸収したウタちゃんが来年どんな活躍を見せるか、もっと楽しみにさせてもらった試合。
遠藤有栖 vs アリス・クロウリー (IP)
今年はじめて見た外国人選手のなかで、もっともときめいたのがアリス・クロウリー選手でした。有栖対アリスという面白いネーミングで終わらず、目を離せない試合展開でした。願わくば東京女子に頻度高く賛成しつつ、もう一度インターナショナルを狙ってほしいなと思っています。

上福ゆき & 上原わかな vs まなせゆうな & 凍雅 (PT)
OberEatsの初防衛戦ながら、凍雅選手のキャリアベストの試合となったタッグタイトルの試合。同期のわかな選手とやりあってるときに、サポートにきた上福選手を「どいとけ!」と言わんばかりにロックボトムで追い出すところで泣きました。試合後のノーサイドの感じもふくめて、とても美しい試合でした。
渡辺未詩 vs 愛野ユキ (PP)
個人的な今年のベストバウト。昨年にひきつづき"渡辺未詩 vs 中島翔子"が今年のベストバウトをつくりあげるなか、まったく違う角度から見たことのないものを作ろうとした愛野ユキ選手を最大限にリスペクトします。
試合の最初から最後までひたすらタックルだけをベースに試合を構築する、というひらめきは完全に成功していて、ユキさんの戦い方に影響された未詩ちゃんがその土俵で戦うところが最高でした。形のない存在証明に成功したユキさんが、来年こそ形あるものを手に入れることを願っています。

10.26 TJPW Autumn Victory in SHINJUKU vol.1
高見汐珠 vs 七瀬千花
ねくじぇねトーナメント'25の決勝戦。ウタちゃんの優勝にも驚きましたが、千花選手の頑張りもすごかった。ウタちゃんが結果でも試合内容でも一歩リードしているなかで、同期もそれに負けじとみんな強く魅力的になっているのだなと感じました。
11.1 TJPW Autumn Victory in SHINJUKU vol.2
辰巳リカ vs 原宿ぽむ
2人の試合はアイアンマンを賭けても。とにかくいっぱい試合をしましたが、毎回違う試合になるのが本当にすごい。

11.8 Book House Cafe[こどもの本専門店&カフェ] presents 絵本読み聞かせプロレス in 神保町
渡辺未詩 & らく & 原宿ぽむ VS 遠藤有栖 & 辰巳リカ & 鈴芽
"絵本読み聞かせプロレス"という、「とうとう来るとこまで来たな」と思わせる珍イベントでしたが、内容はひじょうに面白く、というか子連れでよかったと始めて感じさせてもらう幸せなイベントでした。最後の路上プロレスも魅力十分で、どんな場所でも東京女子の空間にしてしまうところに団体への信頼感があります。

11.24 TJPW組閣フェス第2部 チームPW
中島翔子 vs 原宿ぽむ
原宿ぽむ7周年の試合は、大怪獣対恐竜。まさかの「3代目の新コス」が恐竜になるとは思いませんでした。今年もぽむちゃんにはいっぱい笑顔をもらいましたが、シンプルな面白さはこれが一番かもしれません。

12.13 TJPW LIVE in Bangkok
渡辺未詩 vs マッチャ (PP)
マッチャ選手のアスリート的な強さがいかんなく発揮された、隠れたベストバウト候補。終盤のバックドロップの破壊力もよく、インターナショナルのベルトとかにも挑戦してみてほしいなと思わされる試合でした。
12.21 せ~の、メリークリスマス!2025
山下実優 vs 荒井優希
秒殺という想定していなかった決着のつき方は、むしろこのあとの2人の戦いが楽しみになる流れに。荒井ちゃんがレスラー一本で生きていくことを再認識した試合でもありました。
12.27 TJPW Year-End Party 2025
来年も嬉しいこと楽しいこといっぱいあるといいね! PRINCESS RUMBLE 2025
毎年恒例の年末のランブル。待ち望んでいたくいしんぼう仮面の再登場がまさかここになるとは誰も想像してなかったのではないでしょうか。またマックス・ジ・インペイラーのイントロが鳴った段階で観客が湧くところも素敵。今年の東京女子を盛り上げ続けたみずぴょんが最後の勝ち名乗りを上げるところまで含めて、最高の締めくくりでした。


感想
東京女子の素晴らしさを自分なりに表現すると、(あまり読んだことはないので想像ですが)日常系4コマのようなもので、必要以上のシリアスな展開や作り込んだものを不要として、等身大の戦いを見せてくれるところにあると思っています。そのため、今年は公式戦を多く取り上げた気がしますが、通常の大会の第2試合などを筆頭に、ここにすらも書ききれなかったぐらい楽しかった試合ばかりでした。
またいわゆる「ねくじぇね」世代の躍進も光った一年でした。自分はどちらかというと「いつか成長した姿を見せてくれそう」というポテンシャルで応援するタイプではなく、「いま面白いものを見せてくれている」人を応援してしまう現金なタイプですが、そんな自分がのめり込んだ試合がいくつもあって、この流れは2026年もさらに加速するのだろうなと感じています。
というわけで2026年もベストバウトの多い一年になりますように! 来年も東京女子プロレスのことが……

