東京女子プロレスのベストバウト59選 (2024)
(タイトル画像は 公式Xのポスト より。また WRESTLE UNIVERSE のスクリーンショットを利用しています。)
(↑は去年のもの。)
東京女子プロレスより、毎年恒例2024年ベストバウトの募集がありました。
「3つ」に絞って選び、さらに「順位をつける」必要もあるとのことで、そんなことできる訳がない! と思いつつ、さきほど投稿してきました。

しかし昨年にひきつづき、本当にベストバウトが選べなかったので、思いつくままにベストバウトを書き並べていきたいと思います。
POPはプリンセスオブプリンセス選手権試合、IPはインターナショナルプリンセス選手権試合、PTはプリンセスタッグ選手権試合をそれぞれ指しています。
1.4 東京女子プロレス'24
瑞希 vs 角田奈穂
昨年のプリンセスタッグ選手権から一気に爆発した角田選手。しかしパートナーの欠場によってベルトを返上したことにより急遽決まったこの一戦は、そんな角田選手のさまざまな想いをすべてぶつけるような戦いになりました。角田選手最大の好敵手でもある上福ゆき選手にガウンを手渡すシーンがすこし映っていて、それも感動的。

山下りな vs 伊藤麻希
かわいい対決からデスマッチまで。本物のプロ同士の試合を見ました。「買収」コールからのGCW的展開を生で見れたことも嬉しく、伊藤ちゃんとMDKの両方をしっかり味わえた試合でした。

マックス・ジ・インペイラー vs 荒井優希 (IP)
荒井選手が客席のイスに放り込まれたり、谷さんの目の前で床にボディスラムをくらったり、衝撃的な映像の連続がつづくなか、一瞬の切り返しからのFinallyでマックスに東京女子戦の初黒星をつけました。マックスの応援も大きかった(かくいう自分も応援してました)ことも印象的。

山下実優 vs マーシャ・スラモビッチ (POP)
マーシャ選手が山下選手とこんなに肌の合うライバルであることに驚きましたし、そんな二人の一騎打ちを年始めの後楽園ホールのメインイベントで見れたことは本当に幸運でした。東京女子の独自性の強さは、このような試合があるからこそだと感じた試合です。

1.6 TJPW INSPIRATION
原宿ぽむ vs くいしんぼう仮面
東京女子そして原宿ぽむが大好きになった、決定的な試合。何度見てもフレッシュな、自分の人生にとって大事な10分間でした。この日が誕生日であることもあり、とても印象に残った大会です。Easy Busyは今年よく聴いた曲。
野暮になりますが、原宿ぽむ選手の魅力は「永遠の3歳児」がいわゆる"キャラ"や"設定"と呼ばれるようなものでなく、精神性のことを指しているところにあり、実際その通りなのが本当に素晴らしいと思います。

マーシャ・スラモビッチ vs マックス・ジ・インペイラー
出会うはずのなかった両者が、東女女子のリング上で相まみえる。プロレスがプロレスでたる所以とも言えるようなこの試合を最前席で見れたことは、いずれもっと誇れることでしょう。
体内の温度がどんどん上がっていくような、闘争本能剥き出しの試合。新宿FACEという会場の雰囲気もあり、会場の熱気もすさまじかったです。

プリンセス・オブ・プリンセス王座挑戦権獲得バトルロイヤル
東女の大きな魅力のひとつは多人数マッチでいちばん感じやすく、この試合はまさしくそれが真っ直ぐに伝わる、素晴らしい試合でした。各選手がただ戦っているわけではなく選手たちのキャラクターや関係性が幾層にも絡まっていく楽しい試合で、最後の一騎打ちは胸が熱くなります。

1.21 第4回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント(2回戦)
中島翔子&ハイパーミサヲ vs 辰巳リカ&渡辺未詩
今年も東女のタッグマッチが面白いことを確信した試合。むしろ2回戦でこんなマッチアップを見れるとは予想していませんでした。しゃがんだ状態の渡辺未詩選手が中島選手をかついだまま立ち上がるシーンが衝撃的。未来のプリンセスはこのときから強すぎました。

1.27 第4回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント(準決勝)
ハイパーミサヲ vs 原宿ぽむ
曲者と曲者が相対する試合が普通に始まるはずもなく。いまだにルールのよくわからないスペシャル節分マッチ。表情がなくても感情が見えてくるのが素晴らしいマスクマンの条件であれば、鬼の仮面をかぶったぽむちゃんはそれを完全に満たしていました。

2.10 第4回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント(決勝)
宮本もか vs 鳥喰かや
次のステージへ上がろうとしている同士のシングルマッチは、鳥喰かや選手の躍進を感じる一戦になりました。新必殺技もさることながら、そこまでの流れも素晴らしく、2025年こそ鳥喰かやの跳躍の年になることを期待しています。

辰巳リカ&渡辺未詩 vs 鈴芽&遠藤有栖
でいじーもんきー待望論に見事応えた試合。前述の白昼夢対享楽共鳴が素晴らしすぎたので、二人は試合内容でもこれを超える必要があるだろうと思いながら見ましたが、結果は大成功。鈴芽選手のリング・ア・ベルが本当にカッコよかった。

3.3 TJPW LIVE TOUR 2024 SPRING
渡辺未詩&高見汐珠 vs らく&鈴木志乃
「なぜか気になる」という選手の代表格である高見汐珠選手のデビュー戦。キッズレスラーにすら見える雰囲気で会場特典を配っていたときとは打って変わって、リング上で元気ハツラツに動き回るところに、自身の頭を上下左右に振られます。メインイベントに出ることはまだありませんが、今年の出た試合はどれも素晴らしく、見るたびに新しい発見のある選手です。

3.10 TJPW LIVE TOUR 2024 SPRING
辰巳リカ&渡辺未詩&鈴木志乃 vs らく&原宿ぽむ → 辰巳リカ&渡辺未詩 vs らく&原宿ぽむ&鈴木志乃
ハイパーミサヲ選手の欠場により発生したハンデキャップマッチに不満を持った原宿ぽむ選手の「助っ人がほしい!」に対する、リカお姉さんの「この鈴木志乃をあげます! バイバイ」に、辰巳リカと東京女子プロレスの自由さを見た試合。こういう試合でもテーマがあるところが本当に好きです。

3.31 GRAND PRINCESS ‘24
アンドレザ・ジャイアントパンダ&鳥喰かやwith猫はるな vs らく&原宿ぽむ
東京女子プロレスの今年のMVPが渡辺未詩選手であるとすれば、らく選手は裏のMVPの一人でした。らくはんだからこそ作れた試合がたくさんあって、このジャイアントパンダ戦もその一つです。大会全体を振り返っても、枕を使ってパンダをフルパワーで殴っている瞬間は印象的。

アジャコング&マックス・ジ・インペイラー vs 中島翔子&ハイパーミサヲ
東京女子史上でも最強のタッグが生まれた瞬間。「electric eye」で登場するマックスが嬉しそうに見えました。自身もクラファンした新しいハイパミ号のお披露目、一斗缶の共演、アジャコングによるアイアムアヒーロー。

鈴木みのる vs 伊藤麻希
自分が思う伊藤ちゃんの魅力は、観客の求める以上を提供するプロ意識の高さにあると感じますが、本質的な魅力はそのプロ意識を越えて本人が剥き出しになる瞬間なのだと理解した試合です。伊藤ちゃんもカッコいいし、これを実現した鈴木みのるもカッコよかった。

荒井優希 vs 上福ゆき (IP)
赤井沙希さんの遺伝子を持った両者の対決は、プロレスラーとしての荒井選手の新しい側面が見える試合でした。そしてそれを引き出したかみーゆの凄さも同時に感じます。今年も上福ゆきという選手はずっとカッコよく、この試合こそ負けたものの、そのあとの活躍を示唆するような試合でした。

山下実優 vs 渡辺未詩 (POP)
最大のビッグイベントのメインイベントが今年のベストバウトになった、最高の試合。年間通して、この試合の山下選手のスカルキックがもっとも印象に残った瞬間でした。

4.6 GCW vs TJPW
セッションモス・マルティナ vs らく
らくはんの魅力が世界・宇宙にも届くことを証明し、さらにマルティナ選手も一気に好きになれる一戦。らくはんの受け身が好きで、やられ方にも選手の個性が出ることを東京女子から学びました。

4.13 TJPW LIVE TOUR 2024 SPRING
上福ゆき vs 高見汐珠
長野じゅりあ卒業記念興行での一戦で、かみーゆのプロデュース能力の高さを強く感じた試合。かみーゆ推しとして見ていたにも関わらず、ほぼすべての時間をウタちゃんの応援に捧げる試合でした。野暮ったいですが、この試合の構図を最初に提示し、われわれが何を見て何をするべきかをノンバーバルでハッキリ伝えられるかみーゆは一流のレスラーです。

4.14 がいせん桜プロレス|第2部 東京女子プロレス
瑞希 原宿ぽむ
東女OBの天満のどかさんの住む岡山新庄村で行われた試合は、VODですらその開放感や暖かさが伝わってきます。瑞希選手とぽむちゃんの対決は場外も巻き込む展開となり、どちらも同程度に悪いのがいかにも東京女子。

4.19 HYPE!2
東京女子のベスト興行に「HYPE!」シリーズがノミネートされることは、毎年の恒例行事になるでしょう。昨年がハイパーミサヲの頭の中に連れていかれたとすれば、今年はミサヲの手の上で我々が踊らされていたような、そんな印象です。「マシュマロカカオステーション」で号泣しているときに流れたアジャコングの入場曲は、今年いちばん大声が出ました。

5.6 YES! WONDERLAND '24
凍雅 vs 鈴木志乃
鈴木志乃選手は不思議なレスラーで、何かを「見せる」というよりも「漏れてる」というような印象を感じる、ある種の天才的な表現力を持っているレスラーだと感じます。2.10の風城ハル戦では負けてしまいましたが、この試合でとうとう初勝利。ゴングが鳴って「ワタシノセオリー」が流れた瞬間、志乃選手の「初勝利の喜びを上手に表現している」訳ではまったくない、ただ本当にその事実に対峙している様子にこちらも共感し、同じく震えながら感動していました。

鈴芽&遠藤有栖 vs 上原わかな&HIMAWARI (PT)
次の試合の評判がすごいので相対的に薄くなっていますが、この試合も年間通してのベストバウト候補のひとつ。昨年のねくじぇね決勝戦を戦った2人のタッグの息が合っていて、それをセコンドから応援している同世代の感じもあって、とても印象に残っている試合です。上原選手はもちろん、2025年のHIMAWARI選手の躍進を願っています。

渡辺未詩 vs 中島翔子 (POP)
まちがいなく今年の東京女子を代表する試合。チャンピオンになった3.31のタイトルマッチも素晴らしいですが、僅差でこの防衛戦をナンバーワンに選びたいです。ひとつの完成した作品としてパッケージされている、東京女子ファン以外にも前提知識や偏見なしで見てほしい一戦。去年は12.1の10人タッグマッチが無料公開されたので、今年はこれが公開されるといいな。

5.18 TJPW LIVE TOUR 2024 SPRING
中島翔子&風城ハル vs 瑞希&原宿ぽむ
みずぴょんとぽむちゃんの噛み合わせの良さがタッグパートナーにおいても発揮されている試合で、東京女子の試合を生で観戦したくなる理由のひとつ。ロープ越しのPアタック、コーナーポストにひっついて離れない、駄々をこねる勢いで相手を蹴り飛ばすなど、原宿ぽむ選手の魅力が爆発していました。

7.7 Up! Up! TJPW(2)~にきちゃんと一緒に七夕まつり~
にきちゃん・ウォーター・ランバージャックデスマッチ
東京女子名物?とも言える夏の風物詩。去年の試合も大好きですが、今年も同じくらい好き。来年こそ生で観れたら嬉しいな。

7.20 SUMMER SUN PRINCESS'24
駿河メイ vs 高見汐珠
汐珠選手の短いキャリアの中で、現時点での最高傑作。試合であり作品でもありつつ2人の日常とも感じれるようなこの試合は、自身のプロレス観戦の幅をさらに広げてくれる素晴らしいものでした。
唯一無二で瓜二つという矛盾した性質を持つ2人の攻防は、たった7分であるにも関わらず、たくさんの楽しさが詰まっていました。

上福ゆき 対 関口翔
卒業を控える角田選手が欠場してしまって急遽決まった試合。翔選手の紫電改、かみーゆのケンカキックにボロボロ泣きながら見ました。あとで見た配信のカメラワークも素晴らしかった。かみーゆの頭の良さとヤンキー感、優しさをまとめてくらいました。かみーゆは個人的にリング上でマイクを持ったときの期待感が大きい選手で、この日も最高でした。

山下実優&伊藤麻希 vs 瑞希&さくらえみ
内容がとにかく面白かった試合。「これだけの選手が揃えばこんなことができるんだ」という見本のような試合でした。全員が輝いていて、全員が強かった。さくらえみ選手の底無しの魅力に一歩足を踏み入れた試合でもあり、私もある種さくらえみのつくった世界にいるのだと感じました。

渡辺未詩 対 辰巳リカ (POP)
未詩選手の防衛戦はすべてベストバウト級ですが、これも漏れなくベストバウト。"狂人"辰巳リカとの白昼夢対決は、衝撃的な瞬間の連続でした。
個人的にははじめての「推し同士のタイトルマッチ」でもあり、どう応援すればいいのか迷いながら、最終的にずっとどちらかを応援していました。

7.25 角田奈穂卒業記念興行~キミタチハ イッショウノ タカラモノ~
中島翔子 vs HIMAWARI vs 高見汐珠
東京女子の魅力が詰まっていて、汐珠選手がすでに東京女子に欠かせないレスラーであることもよくわかる3WAYマッチ。あらゆる手で相手に食らいついていくウタちゃんが頼もしく、翻弄されつつもいなしていく中島、HIMAWARI両選手も素晴らしい。なんでもない一試合ですが、お気に入りのひとつです。

角田奈穂 vs 瑞希
角田選手の卒業記念試合は、東京女子ならではの送り出しからみずぴょんとの一騎打ちへと展開。腰の怪我から復調しておらず明らかに万全ではない角田選手でしたが、だからこそ伝わってくるものがたくさんありました。あんなに愛の溢れたキューティースペシャルは二度と見ることはないでしょう。ファンになってから短い時間でしたが、角田奈穂というレスラーの輝いた瞬間をいくつも見れて幸せでした。

7.28 東京プリンセスカップ(トーナメント1回戦)
渡辺未詩 対 遠藤有栖
ベルト保持者同士のトーナメント1回戦。試合自体は未詩選手の勝利でしたが、どんどん強くなっている有栖選手にあらためて驚きつつ、将来の再戦を期待したくなる素晴らしい試合でした。

8.3 東京プリンセスカップ(トーナメント1回戦)
原宿ぽむ 対 上福ゆき
推し同士の公式戦は、シリアスな展開と思いきや脛蹴り対サミングの攻防に。ブレーンバスターを振り子に利用した脛蹴りは衝撃的。個人的に、両選手の充実度がよくわかる試合でした。

風城ハル 対 水波綾
今年の東京女子プロレス、影の(?)立役者であるアニキこと水波綾選手。アニキに触れた選手はその後躍進を遂げていますが、ハル選手もその一人でした。圧倒的な力の差があったものの、それを打ち破ろうとするハル選手。これまでの戦いのが実を結びはじめる、そのはじめの瞬間だったと思います。

8.24 EVE x TJPW : Japan & UK Wrestling Unite!
HIMAWARI vs 桐生真弥
イギリスの地で見る2人のシングルマッチは、オーディエンスの"Say you're sorry"コールもあって印象的な試合になりました。

らく マルティナ
4月以来の2度目のシングルマッチは、ある種のイデオロギー対決のような様相に。らくはんもさることながら、マルティナ選手を東京女子のリングで見たくてしょうがなくなる一戦でした。

8.25 東京プリンセスカップ(決勝)
原宿ぽむ vs 鈴木志乃
たった4分間(志乃選手のライブ含む)で原宿ぽむをインストールできる、すさまじい試合。仮にこの日はじめて東京女子を見たとしても、絶対にぽむちゃんに心を奪われていただろうと確信できます。

水波綾 vs 愛野ユキ
今年の最上級ベストバウトのひとつ。「もしかして笑わせようとしている?」とギリギリ感じるかどうかのユキさんの表情に、試合の序盤から完全に涙腺が崩壊しました。裏投げからのホットリミットによるスリーカウントに、今年いちばん「返せ!」とモニターに叫んだ思い出。

9.8 Always be a challenger '24
荒井優希 vs 遠藤有栖 (IP)
今年は「98年組」の年だと再確認した良試合。プライベートの関係性も見えてくるようなバチバチした展開で、チャンピオンとしての荒井選手の強さをつよく感じました。終盤のブートの連発、力づくのフルネルソンバスター、ガードを突き破ってのFinallyは、この1年ベルトを守り続けたからこそ。

9.22 WRESTLE PRINCESS V
ラム会長 vs らく
試合するよう促したレフェリーにブーイングすら飛ぶこの試合=デートも本当に素晴らしかったです。「何を見せられているんだ?」という疑問が頭をよぎりつつも、最後はいつも通りらくはんの世界の中に連れていかれてハッピーエンドになる。あとこの試合のかがやき(スリングブレイド)は今年最高の美しさ。

アジャコング & マックス・ジ・インペイラー & 原宿ぽむ vs 辰巳リカ & 愛野ユキ & 鈴木志乃 ※スペシャルレフェリー…青木詩織(SKE48)
東京女子のビッグマッチらしい一戦。試合が決定した瞬間からどうなるか予想がつきつつ、予想通りの展開そして予想斜め上の展開も見れた、思い出の試合。おしりんレフェリーの裁き具合も完璧で、場外カウントの取り方は「たしかに」と唸らされました。

さくらえみ vs 中島翔子
ベストバウトに投票できなかった心残りがもっともある試合。中島選手の桁外れのパフォーマンスに驚かされるも、最終的にはあらゆる面でそれを上回ってみせたさくら選手。試合全体を通してみればむしろゆったり感じるにも関わらず、勝負を決める瞬間は誰よりも速くそしてパワフルになるさくら選手にプロレスラーの凄みを感じましたし、負けたあとの中島選手の悲痛さもふくめて印象的な試合のひとつです。

鈴芽 & 遠藤有栖 vs 山下実優 & 伊藤麻希 (PT)
負けてしまったとはいえ、でいじーもんきー2人のキャリアベストだと感じた試合。鈴芽選手による掟破りのヘッドバットから試合が決まるまでの攻防は息のできない瞬間の連続でした。プリンセスタッグに対する気持ちの強さはでいじーもんきーのほうが勝っていると感じましたが、それを真っ向から叩き潰してしまう121000000の強さ。スカルキックでノックアウトされた有栖選手を助けた鈴芽選手がツープラトンにやられるところは、でいじーもんきーが好きな人ほど震えるシーンではないかと思います。

渡辺未詩 vs 水波綾 (POP)
この2人がやってベストバウトにならないはずがありません。雪崩式ティアドロップ、リバース式ティアドロップ、そして正調のティアドロップを連発してもスリーカウントを奪えない最強のチャレンジャーに、何回でもフェイバリットの叩き込む未詩選手の気持ちの強さを感じた試合。試合後すぐのアニキコールが試合の価値そしてアニキへの感謝を証明しました。

10.6 ALL RISE '24
X vs 上福ゆき
ザイア・ジャオ(レイ・イン・リー)の欠場により急遽組まれたカード。Xの招待はまさかの黒潮TOKYOジャパン。誰も想像していなかったマッチアップでしたが、さすがの試合。シークバーをどれだけ動かしてもイケメンの入場を見ることになるので注意が必要。

渡辺未詩 & 山下実優 vs 里村明衣子 & 中島翔子
里村選手、そしてそれに対峙できる東京女子のメンバーのそれぞれの強さを感じた試合。未詩選手と里村選手のマッチアップという夢のような状況を楽しみつつも、やはりこの試合は山下選手が主役でした。山下選手が負けたことがファンとして本当に悔しかったのを今でも覚えていて、絶対に引退までにあともう一試合、今後はシングルマッチでどうかやってほしいです。

10.13 TJPW LIVE TOUR 2024 AUTUMN
凍雅 vs HIMAWARI
ねくじぇねトーナメント’24 1回戦のカード。凍雅選手の勝ちたい気持ちを強く感じ、はじめて凍雅選手の内面に触れたような試合でした。最後のロックボトムの説得力は抜群。

10.27 TJPW LIVE TOUR 2024 AUTUMN
上福ゆき vs 大久保琉那
休業を発表した大久保琉那の最後の一戦は、憧れのかみーゆと。琉那選手がなぜかみーゆに憧れたかよくわかる気がしました。個人的に琉那選手が東京女子の次世代を引っ張っていくと思っていたので休業は残念ですが、これまで良い試合をありがとうございました。

11.10 世界を見渡すけど日本ってやっぱりすごくない!?
水波綾 vs 原宿ぽむ
らくはん号とぽむちゃん軍団のチーム対抗戦のセミファイナル。あと一勝でぽむちゃん軍団の勝利ということで浮かれている原宿ぽむ選手の入場後に鳴り響くスクラッチは、出来すぎた流れでした。結局この試合に負けてしまったことで迎えたリーダー同士の1カウントフォールマッチもふくめ、素晴らしい大会でした。

11.16 The Mountain top 2024
渡辺未詩 対 ザラ・ザッカー (POP)
プリンセスカップで名を挙げたザラ・ザッカーとの防衛戦は、バク転からのRKO、雪崩式のパワースラムが飛び出すなど、アスリート対決とでも呼ぶようなハイパフォーマンスの連続。ザラ選手が東京女子で見れるのはこの試合かぎり、というような噂も聞いていましたが、2025年のイッテンヨンでマーシャ選手と組むことを聞いて俄然楽しみ。

11.22 TJPW LIVE TOUR 2024 AUTUMN
凍雅 vs 風城ハル
ねくじぇねトーナメント'24の決勝戦。2月の初勝利、5月の伊藤ちゃんとのシングルマッチと、8月のアニキとのプリンセスカップ。2024年はハル選手の成長物語でもあり、そのひとつの結末がこの試合でした。試合も素晴らしかったですが、メダル獲得後のマイクパフォーマンスが試合を超えて感動的。

12.1 TJPW 11th BIRTHDAY
山下実優 & 伊藤麻希 vs 風城ハル & 凍雅 (PT)
ねくじぇねトーナメント'24の主役がハル選手だとしたら、このタッグ選手権試合の主役は凍雅選手でした。山下選手に立ち向かって何度でも蹴りを受け続ける姿につよく感動して、未来のプリンセス像を見ました。

12.14 Winter Story
原宿ぽむ HIMAWARI
11.30のSETUPプロレスでオールアジア女子チャンピオンになり、初のベルト戴冠を果たした原宿ぽむ選手の最初の凱旋試合。試合内容はいつも通りの楽しい展開ですが、どことなくチャンピオンになったことの自信が感じられて、不思議な気持ちになりました。未詩選手もそうですが「ベルトを持つ」ということは、観客が思っている以上に選手にとって重要な要素なんだなと感じた1年でもあります。

12.29 TJPW Year-End Party 2024
ドットマネー presents TJPW RUSH! 年末スペシャル紅白チーム対抗5vs5勝ち抜き戦
年末最後のサプライズは志乃選手の2連勝でした。とくに3連戦目とはいえ中島選手にツーカウントをとった瞬間。あのときの志乃コールは、昨年12.1の有栖コールと重なるものがありました。鈴芽vs遠藤有栖という奇跡的な5分間も見れて最高に幸せでしたし、来年のビッグマッチで2人が対峙している未来が見えました。

原宿ぽむ vs マッチャ
昨日の今日なのでベストバウトからは外しましたが、まちがいなく自分の人生レベルでのベストバウトのひとつになりました。原宿ぽむ選手にとっても、ある観点ではキャリアのベストバウトだったと思います。マッチャ選手のジャーマンスープレックスからサイトー・スープレックスの流れは秀逸。それらをすべて受けたうえで、泣きながらも最後はベルトを死守したぽむちゃんにもらい泣きしましたし、これからもずっと応援しようと思わされました。

上福ゆき vs レイ・イン・リー
みんながランブルやら紅白戦やらやっているなか、一切のユーモア無しで今年最大のベストバウトをやってのけたかみーゆ。9.22で一度戦ったことが大きいのか、想像以上に噛み合った素晴らしい試合でした。

ランブル
東京女子の多幸感に包まれた年内最後の試合。全員がユニークな存在であることがそのままリング上に表現されていて、人生賛歌のような試合でした。ゲストも素晴らしく、やはり今年活躍したアジャ様とアニキの登場がとくに嬉しかったです。

まとめ
ベストバウトを選びつつ、ザーッと書いてみました。昨年は「29選」だったので、倍になってますね。
あらためて。素晴らしいタイトルマッチが多かったなか、それ以外の試合にも面白いものがたくさんありました。これが東京女子のいちばんの魅力だと思いますし、だからこそ全員が輝いている印象です。
昨年も書きましたが、本当に「ギリギリ間に合ってよかった」という感情が今年もほとんどを占めました。なぜなら来年はもっと楽しくなるからです。
来年もベストバウトの多い一年になりますように! 2025年も東京女子プロレスのことが……

