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【保存版】隣の工事で“泣き寝入り”しないためのチェックリスト

ある日、ドアの閉まりが悪くなった。
壁に、見覚えのないヒビが入っていた。

ちょうどその頃、隣では解体工事が始まっていた。

――でも。
「それが原因だ」と証明できなければ、補償はされない。

※宜しければ 前作のこちら を先にお読み下さい


「それが原因だ」と証明できなければ、補償はされない。

これが現実です。

実際に、工事後に不具合が出たにもかかわらず、
“証拠がない”という理由で
補償されなかったケースは少なくありません。

では、どうすればいいのか。

一級建築士であり構造設計一級建築士の立場から、
最低限やるべきことを整理します。

ただし一つだけ。

どうか忘れないでください。

あなたが家を建てたとき、
同じように周囲へ影響を与えていた可能性があります。

【 お互い様 】の視点を持ちながら、
それでも“ 守るべきものは守る ”。

そのための準備だと理解して下さい。

――

※この記事が気になる方はフォローしておいてください。
近日中に 経年劣化によるひび割れ と、
何らかの理由による地盤の沈下(不同沈下)による
ひび割れのザックリとした見分け方を図説します

■ 工事前チェックリスト

① 工事内容を把握する

・建替え/解体/杭工事の有無
・地盤改良の有無
・工期

→ 振動・沈下リスクを事前にイメージする

② 家屋調査の有無を確認

・調査の案内が来ているか
・調査会社/日程の確認

→ なければ「調査希望」の意思表示を

③ 外部の写真を撮る(必須)

・基礎全周
・外壁のヒビ
・境界付近
・土間/塀

→ 日付が分かる形で保存

④ 室内の写真を撮る(必須)

・全室の壁/天井
・サッシ周り
・建具(開閉状態)
・床の傾き

⑤ 動画を残す

・建具の開閉
・歩行時の様子
・水平器アプリで傾き確認

→ 写真では分からない変化を拾う

⑥ “もともと”を記録

・既存のヒビ
・建具不良
・雨漏り跡

→ 変化を証明するための土台

⑦ 保険の確認

・火災保険(破損汚損特約)
・個人賠償特約
・免責金額
・できれば施工者が加入している
 工事保険の内容を確認しておく
 ※工事保険に未加入ならば要注意

→ いざという時の選択肢を持つ

⑧ 連絡先の確保

・現場責任者
・元請会社
・発注者

→ 証拠は“時間との勝負”

⑨ 異変は即記録

・写真/日時/天候/工事内容

→ 「あとで」は通用しない

⑩ 感情的にならない

・怒鳴り込まない
・SNSに書かない
・まず事実確認

→ トラブルを拡大させない

――

■ よくある誤解

× 工事業者が全部やってくれる
× ヒビがあれば補償される
× 後からでも何とかなる

実際は――

事前記録が9割です。

――

■ 家屋調査がない場合

・自分で記録を残す
・簡易インスペクションを検討
・書面で調査希望を伝える

最低限、これだけはやっておくべきです。

――

■ 最後に

隣地工事は、悪意がなくてもトラブルになります。

そしてその分かれ道は、
たった一つです。

記録があるか。
ないか。

それだけで、

「泣き寝入り」か
「守られるか」

結果が変わります。

工事は、ある日突然始まる事さえあります。

その前に――
準備しておくことです。

この手の記事は建築素人さんにはとても喜んでもらえます。
ところが、
施工者の立場からすれば
「寝た子を起こすな」という立場と
「勉強させてもらおう」という立場に分かれる傾向があります。
どちらの立場であっても、私は
公平性と透明性は確保されなければならない
のではないか、と考えています。
ちなみに私は 設計事務所と建設業、
不動産業を併設した法人の経営者です。

自分にだけは都合通い発信はしていないつもりです。

また時々、裁判所でお手伝いする立場でもあるので、
その辺りはわきまえつつ、
建築のプロとして偏らない発信にしようと思っています。

この記事は保存しておいてください。
“その日”に、きっと役に立ちます。

今後も良質な記事を提供して参ります。

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