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渡せなかったホワイトデーの思い出
ホワイトデーが近づくと思い出す。
渡せなかったプレゼント。
中学生の頃。
バレンタインにチョコをもらった。
「えっ、俺に!?」
驚きと喜びでテンションが上がる、
純朴少年のわたし。
(いま思いかえすと、完全に義理チョコ……)
しかし、ここからが問題だった。
ホワイトデーのお返し。
何を渡せばいい?どのタイミングで?
悩みに悩んだ末、
少し気取ったお菓子を買った。
クッキーとかじゃなくて、
普段だと買わない
ちょっとオシャレなやつ。
今思えば、気合が空回りしていた。
そして迎えた3月14日。
タイミングを見計らう。
今か?
いや、まだだ。
昼休み?いや、みんな見てる。
放課後?いや、緊張する。
——結果、渡せなかった。
帰宅後、
机の上に置かれたままのプレゼントを見て思った。
「俺、何やってんだ…」
時は流れ、
いつしかホワイトデーの記憶も薄れていった。
でも、
あの渡せなかったプレゼントだけは覚えている。
あれは恋だったのか?
それともただの思い込みか?
答えはわからない。
ただ一つ確かなのは、
ホワイトデーは
「渡してこそ」意味があるということ。
今年こそ、ちゃんと渡そう——
……いや、もうそんな機会はないけども。
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キユモトです。温かいご支援に感謝いたします。いただいたチップは、今後の学びをより深めるための活動費に使わせていただきます!noteは書くことを何よりも楽しく続けています。これからも見守っていただけると何よりも嬉しいです!