【3才】初めての発達相談 - 幼稚園か療育か、迫られる3才の分岐点(前半)
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⚫︎そして、市の発達相談に電話をかけた私は…
「あの……2歳10ヶ月の息子のことなんですが、高機能自閉症のような気がしていて……」
発達相談の窓口に電話をかけた時のことは、今でもよく覚えています。
最初は事務的だった電話口の女性が、私の焦りや不安を感じ取ったのか、途中から「うん、うん、そうなんだね」と柔らかい口調に変わりました。
その言葉に少しホッとしたのを覚えています。
ただ、その後に聞いた話はなかなか厳しいものでした。
当時、心理士さんによる発達相談は予約がいっぱいで、10月に連絡した時点で最短でも年明けの1月以降になるとのことでした。
仕方のないことだとは思いました。でも、3ヶ月という時間は当時の私にはとても長く感じられました。
というのも、その頃はちょうど翌春から通う幼稚園の準備が本格的に始まる時期だったからです。
制服の注文や説明会など、入園に向けた予定はどんどん進んでいきます。
一方で私は、「本当にこの園で大丈夫なんだろうか」「もし発達に特性があったらどうなるんだろう」と不安を抱えたまま。
答えが出ない状態なのに、時間だけは待ってくれませんでした。
特に印象に残っているのが制服の採寸の日です。
慣れない環境だったせいか、息子は落ち着かず、あちこち歩き回っていました。
私は必死で声をかけながら追いかけていたのですが、その時に先生の一人が見せた表情が今でも忘れられません。
もちろん、本当にそうだったのかは分かりません。
でも当時の私には、「困った親子だな」と思われたような気がしてしまったのです。
ただでさえ不安でいっぱいだった時期だったので、その視線がとても刺さりました。
今思えば、息子にはいわゆる常同行動と呼ばれるような特徴も見られていました。
ドアや引き戸を何度も開け閉めしたり、電線のような真っすぐな線をじっと目で追い続けたり。

歩いていて何かに意識が向くと、上半身は前を向いているのに下半身だけ横を向いてしまうような、不思議な歩き方をすることもありました。
当時はそんな一つ一つの行動が気になって仕方ありませんでした。
でも専門家に相談できるのは数ヶ月先。
我が子の様子を見ながら、「大丈夫なのかな」「私の気にしすぎなのかな」と考え続ける日々でした。
今振り返ると、あの頃いちばん苦しかったのは、診断がつくかどうかよりも、誰にも答えをもらえないまま不安を抱え続ける時間だったような気がします。
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