管理薬剤師への営業電話の話

 今日は、小ネタ。

 以下、連載中の「薬剤師みのりの小さな違和感」、最新話より引用

「お忙しいところ失礼します、アクシス・リンクの佐藤と申します。管理薬剤師の先生いらっしゃいますでしょうか?」
 営業だろうか。でも、薬の卸かもしれない。
 みのりは少し迷ってから答える。

「真壁は今、席を外しております。どういったご用件でしょうか?」
「かわりの先生でも構いませんので、お願いできますでしょうか?」

その瞬間。横で薬歴を入力していた玲奈が、ふっと顔を上げた。
みのりの手から、自然に受話器を取る。

「お電話代わりました……マンションの営業ですよね?うち、そういうの結構ですので」

薬剤師みのりの小さな違和感第17話より

 実は、このシーン、アイ(AI)から、何度も修正の指摘が入ったけど、
全部無視した。

「これだけの会話で、マンションの営業とわかるのは不自然です」
「保険や金融商品の営業もありますよね」
「玲奈さんは、電話の向こうが見えてるんですか?」

アイの指摘事項

 実際、最初の電話のところは、みのりしか聞いてない。
玲奈が聞いたのは、みのりのセリフだけ。
「真壁は今、席を外しております。どういったご用件でしょうか?」
これだけで、マンション営業決めうちは、さすがにどうよ。w

 その意味で、アイの指摘は非常にまっとうである。

 じゃぁ、なんで指摘を全部無視したのか。
いや、フィクションだから、というのはあるんだけどね。

「管理薬剤師への電話で、マンションじゃなかったことがない」

 私の長いキャリアの中で、実に100%だ。
「管理薬剤師の先生」相手の電話は、
「100%」マンション営業。w

 まぁ、そうでないケースもあるかも知れないけど、
 私は遭遇したことがない。だれか、あったら教えてください。

 もっとも、その後怒りの電話がかかってきたことはある。
「その言い方は失礼じゃないですか?私は客ですよ!!」

 ……その後、
「失礼しました。どのようなご用件でしょうか?」

 しばらく無言が続いた後、
「マンションの営業です……」

 これは、笑ったね。w
おまえ、そのあとどうするつもりだったのさ。ww

 この辺のネタは、以前に不動産投資会社のお仕事小説で書いたことある。

 今回、みのりに電話かけてきた「アクシス・リンクの佐藤」は
 この短編の主人公である。
(変なところから友情出演)

 佐藤くんも大変なんだよ、色々と。w



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