運動が嫌いと思っていた私が、32kg痩せた話。 87kgから55kgへ。 自分の体と向き合った3年間
この内容は創作大賞2026に応募するべく今までのダイエット3年間の話をまとめたものです。
夢の国で歩けなくなった日から
夢の国へ1泊2日で遊びに行った日のことを、今でもよく覚えています。
久しぶりの来園でした。
朝から晩まで歩き回り、アトラクションを楽しみ、好きなものを食べてました。夕方には足が重くなっていたけれど、私は「はしゃぎすぎたせいだろう」と思ってました
ところが翌日になっても疲れは取れてませんでした。
歩いては座り、歩いては休む。
同行者は元気に歩いているのに私だけがついていけない。
疲れやすいというより、自分の体そのものが重くなっているような感覚でした。帰宅後体重計に乗りました
表示された数字は87kg。
身長155cm。
太っている自覚はありました。
でも、ここまで増えているとは思っておらず、見て見ぬふりをしていた現実を、数字が容赦なく突きつけてきた。
「このままじゃまずい」
そう思ったのが、私のダイエットの始まりでした。
失敗の繰り返し
実を言うと私はダイエット初心者ではありませんでした。
学生時代から太っていることは気にしていたし、痩せようと思ったことも一度や二度ではありません。
食事を極端に減らしてみたり、流行りの方法に飛びついてみたりしたものの、続かなくなっては元に戻る。
元に戻るどころか、前より増えていてリバウンドは私にとって珍しくはなくいつもの結果でした。
だから87kgを見たときも、「どうせ今回も続かないんじゃないか」という気持ちがどこかにありました。
それでも以前と違ったのは、無理をしないと決めたことでした。
短期間で結果を出そうとして失敗した経験は、もう十分すぎるほど積んでいました。
だから今回は、自分の体を知ることから始めようと思いました。
ダイエット=運動
運動を始める時も悩みました。
私はずっと、自分は運動が嫌いな人間だと思っていたからです。
学生時代、運動が上手ではなく
うまくできないことを笑われたこともありました。
人前で体を動かすことが苦手だったので運動嫌いなのだと思い込んでいました。
そんな私が選んだのが、自宅での運動でした。
・人の目を気にしなくていい。
・ジムへ行くお金もかからない。
・失敗しても誰にも見られない。
そして何よりゲーム好き。
最初に始めたのはリングフィットアドベンチャーでした。
運動をするとキャラクターが褒めてくれる。
たった数分でも褒めてくれる。
学生時代には感じられなかった楽しさがそこにはありました。
気づけば私は、運動を続けていた
ある日、思いました。
私は運動が嫌いだったんじゃなく
人に見られながら運動するのが苦手だっただけなんだ、と。
リングフィットアドベンチャーを続けるうちに、少しずつ体を動かすことが楽しくなっていきました。
最初は一日10分程度でした。
今思えばもっと出来たと思いますが今回は「頑張りすぎない」と決めていました。
過去の経験から分かった事
過去の私は、ダイエットを始めると急に張り切ってしまうタイプでした。
食事を減らし、運動量を増やし、短期間で結果を出そうとして疲れ果てて続かなくなる。
でも今回は違います。
一日10分でもいい。
やらない日があってもいい。
大事なのは一か月後ではなく、一年後も続いていることでした。
気づけば体重は少しずつ減り始めていました。
大きな変化ではないです。それでも何度もリバウンドを繰り返してきた私にとって「減った体重が戻らない」という事実は何より嬉しかったです。
リングフィットのストーリーが終わりに近づいた頃、私は次の運動を探し始めました。
フィットボクシング2です。
画面の向こうのインストラクターは、パンチ一つ打つたびに褒めてくれる。
「ナイス!」
「いい動きです!」
その言葉が不思議と嬉しかったです。
学生時代、運動で褒められた記憶はあまりなく、だからこそ誰かに認められる感覚が新鮮でした。
気づけば1日10分だった運動が30分になり、1時間になる日も出てきました。
ダイエットのために始めたはずなのに、いつしか運動そのものが生活の一部になっていた事には驚きました。
適度な食事管理
食事も変えました。
といっても極端な食事制限はしていません。過去に何度も失敗してきたからこそ、それだけはやらないと決めていました。
私が最初にやったのは、食べたものを記録することでした。
アプリに入力してみると思った以上にカロリーを摂っていました。
一日300から400kcalのオーバー。
数字で見ると現実は分かりやすかったですが、ただ減らせばいいわけではありませんでした。
なぜなら私は食べるのが好きだからです。
お腹が空いているのに我慢する方法は長続きしない。
そう思って食事内容を見直していた時一つのことに気づきました。
私はほとんど噛まずに食べていました
数えてみると、一口十回程度。
今振り返ると驚くほどの早食いだったので、一口三十回以上噛むことを意識しました。
たったそれだけなのに、一人前の食事で満足できるようになり、同じ食事なのに、味を感じる時間も長くなりました。
私が足りなかったのは我慢ではなく、食べ方だったのかもしれません。
体重が減るにつれて、少しずつ日常も変わっていきました。
減量後の体の変化
まず体が軽くなりました。
夢の国で感じたような鉛のような重さはなくなり、以前は当たり前だった肩こりや腰痛も気づけば解消していました。
疲れやすかった体は少しずつ変わり、動くことへの抵抗も小さくなっていました。
そして服。
以前の私は「着られる服」を探していました。
サイズがあるかどうかが最優先で、
デザインを選ぶ余裕なんてありませんでした。
けれど減量後は違いました。
「着られる服」ではなく「着たい服」を選べるようになりました。
それは数字以上に嬉しい変化でした。
4LからMサイズ
たったアルファベット一文字の違いなのに、私にとっては三年間の積み重ねそのものでした。
が、ダイエットは痩せて終わりではありませんでした。
むしろ痩せた後の方が難しいと感じました。
私は食べることが好きなので
だから運動も食事管理もやめてしまえば元に戻る。
そのことを減量中に理解しました。
ダイエットはゴールテープを切ったら終わる短距離走ではない。
生活そのものを少しずつ変えていく長距離走です
だから今も続けています。
完璧ではありません。
ケーキも食べるし、旅行では好きなものも食べます。
でもまた日常に戻れば、食事を整え、体を動かす。
それを繰り返している。
そして、痩せたからといって何もかも上手くいくわけではない事も新たに知りました。
体の変化
ある時期の私は運動を頑張りすぎていたみたいです。
毎日のように体を動かし、大量の汗を流し消費カロリーばかりを追いかけていた時期がありました。
楽しく辛いという感覚はありませんでした。だから気づきませんでした。
体は少しずつサインを出していたことに。
後になって振り返ると、あれは「もっと休んでほしい」という体からのメッセージだったのだと思います。
頑張れる事と、無理をしていない事は同じではない。
3年間のダイエットで学んだ事の一つです
87kgだった私は、55kgになった。
数字だけ見れば32kgの減量になる。
でも、本当に変わったのは体重ではない。
どうすれば続けられるのか。
どうすれば自分を追い込みすぎないのか。
そして、自分の体の声をどう聞くのか。
それを少しずつ学んだ3年間でした。
もしあの日、夢の国で歩けなくなっていなかったら。
もし87kgという数字を見て見ぬふりをしていたら。
今の私はいなかったです
だから私は今日も体を動かします。
痩せるためだけではなく、この先も元気に暮らしていくために。
※おまけ:サムネのジーンズの写真はダイエット成功後の写真です。
試しに履いて見たところ3枚履けたのが面白かったので撮ったものです。
この写真を見て日々の体型維持を頑張ってます

