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【映画批評】#88「君がトクベツ」なにわ男子大橋和也の横綱相撲!

「うちの弟どもがすみません」の畑芽育とアイドルグループ「なにわ男子」の大橋和也が主演を務め、幸田もも子による同名少女漫画を実写映画化したラブコメディ「君がトクベツ」を徹底批評!
今どき珍しい王道男性アイドル像を地で行くなにわ男子大橋和也の横綱相撲。主要女性キャスト3名もいい感じに活躍するいい感じのラブコメ。楽しい!


鑑賞メモ

タイトル
 君がトクベツ(102分)

鑑賞日
 6月21日(金)20:35
映画館
 あべのアポロシネマ(天王寺)
鑑賞料金
 1,300円(平日会員価格)
事前準備
 予告視聴
体調
 まあ良し


点数(100点満点)& X短評

65点


あらすじ

黒髪メガネの陰キャ女子、若梅さほ子(畑芽育)は過去のトラウマからイケメンが大嫌いになり、毎日イケメンを呪う日々。ある日偶然、母が営む定食屋に来店したのは国民的アイドル「LiKE LEGEND」(ライクレ)のリーダー桐ヶ谷皇太(大橋和也)。キラキラ笑顔でさほ子にファンサする皇太に思わず怒りの言葉を放つのだった。「誰もが自分を好きになると思ったら大間違いだっ!」。
その日以来、顔を合わすことが増えていくふたり。アイドルが目の前にいる非日常に困惑するさほ子だが、やがて「ライクレ」メンバーの叶翔(木村慧人)、晴(山中柔太朗)、優生(大久保波留)、一生(NAOYA)や女優の七瀬えみか(矢吹奈子)とも知り合って、少しずつ皇太への印象が変わりはじめていく。そんな矢先、皇太に心無いスキャンダル報道が巻き起こり、「LiKE LEGEND」は存続の危機に―。
イケメン嫌いの陰キャ女子meets国民的アイドル、その行先は恋か、それとも…!?

「君がトクベツ」公式HPより引用

ネタバレあり&考察

なにわ男子は大橋
そう確信した一作

楽しめました。このジャンル楽しくて良い。
イケメン嫌いがイケメンを音速で受け入れてしまうのは爆笑した。もうしょうがないよこんなの、って話だしね。

全然関係ないところから話を始めると、主人公のさほ子(畑芽育)の実家兼食堂のロケーションが良かった。品川駅から京急で一駅にある下町の北品川を舞台にしており、ここらへんの街並みを気に入っている筆者も受け入れやすかった。

今年は #70「お嬢と番犬くん」で邦画ラブコメの良さに気づいたこともあり、本作も期待していた。なにわ男子だと「金田一少年の事件簿」ドラマの主演を果たした道枝、オリックスバファローズのガチファン藤原、普通にアイドルとして完成度が高い大橋のファンである。
特にメンバーでもアイドルとしての力量を買っている大橋主演かつ大人気アイドル役とあって「これは観ないと!」と思っていた。あくまで「お嬢と番犬くん」記事でも書いたとおり、硬派な映画ファンではあるので、邦画ラブコメはローテの谷間的な使い方にはなるが、十分な満足度であった。

スーパーアイドル大橋の普段の生態を垣間見ているような割とストレートな男子アイドル設定ですごく観やすい。とにかくファンのことを考えているからこその距離感の近さみたいなバグり方はギャグとして一作まるっと走り切れている。このジャンル特有のヒロインに都合の良い設定と主演男子アイドルの魅力を最大限引き出すための演出は素晴らしい。恋愛アトラクションとしては十分。30歳も目前となった彼の今を切り取る作品としてはベストの題材。あらゆるジャニタレの中では最適解のキャストに間違いない。

マジメなヒロイン側にあまりにも都合よく話が進むのに反比例して、アイドルファンとして一線を超えずに弁える姿勢が醸成されていくストーリー構築は斬新。大橋以外のメンバーを安易にジャニーズメンバーで固めなかったのもよくわかっている。これもプロレス同様、この先の展開を考えて団体内であっても格や勝負付けを安易にしてはいけない。この先ダブル主演やなにわ男子フルメンバーの作品作り等、切れるカードを手元に残しておくのは大事。あくまでSTARTO目線ではあるが、他のライクレメンバーも良かった。

個人的には女子アイドルにはとっくに興味がなくなってしまったし、女子プロレスは観るものの推し文化的なかかわり方は避けている。(ファンミやサイン会はまず出ない)

基本的にはプロフェッショナルのアウトプットを観させていただいているだけで、関わり合いは持ちたくない。応援せずともいいものは見せてくださいね、というある意味一番厳しい見方をしている。その代わりハードルを高く設定しすぎないようにしているつもりではある。そういう人が観ても、推しと推す人との線の引き方を明確に描きながら、線を超えるならそっち側しかないよね、というかなり当たり前かつ上品な着地を示してくれたのはさわやかで良い。アイドルとファンの恋愛を描きながら想像以上に変なことになっておらず、相当うまいバランスで作られている。これ系は「よくできている」という感想が良作の条件か。

スキャンダルの内容がどう伝わってそうなったの?いまいちよくわからんと思ったのは事実だし、遠藤憲一、敦士あたりの使い方は正直安っぽいかな。ここはイマイチだった。あと、あの鬼のお面は何やねん!と。爆笑したけど…笑

これはホンマに意味がわからんかったw

畑芽育、矢吹奈子、星野夢菜
女性キャストも良い

ヒロインの畑芽育は全く知らなかったが、かわいらしいお嬢さんで主人公のキャラクターにも合った感じですごく良かった。野暮ったく見せる衣装とメイクだったから、次は違う一面を見たくなった。L.L.Beanのナイロンジャケット着てたのもいい感じ。衣装さんがいい仕事してる。かわいいのは十分伝わるけど、かわいくなりすぎないちょうどいい秘孔を突かれている感覚になる。それでも相当かわいかった。山田杏奈と感じが似ている。

矢吹奈子も芸能界側の人間でありながら、ライクレメンバーの推しであるという設定は現実世界で全然考えられる話で面白かった。そもそも最初、福本莉子と勘違いしていた。途中で違うことに気づいて、誰だっけ?と思いながら観ちゃってた。申し訳ない。ラヴィットで観たなーぐらいの記憶はあったけど、今回めちゃくちゃかわいかったので、もう覚えました。こういう系の主演してほしい。助演じゃもったいない。

星乃夢菜もいわゆる"冷蔵庫の女"になってもおかしくない役どころを悲壮感を極力抑えられるような前向きな存在になっていてすごくよかった。大橋演じる桐ヶ谷のアイドルとしてのモチベーションと過剰なほどの振舞いの源泉といえる背景にしっかりなっていた。

本作の魅力は女性キャストにも詰まっていて、男性が観ても楽しめる要素になっている。ライクレメンバー、矢吹奈子と星乃夢菜は実物でもアイドル的な立ち位置であり、推し文化の当事者でもある。その視点でも間口は広い。


まとめ

よくまとまっている良い映画です。
浜辺美波、藤田ニコル、アンミカ、遠藤憲一が本人役で登場するなど、本筋以外も豪華キャスト。新日本プロレス真壁刀義も警備員役で登場。毎週真壁を中心に流血試合ばっかりしてたゼロ年代後半の新日のおかげで受験勉強を頑張れました。


最後に

東京五輪柔道100kg級金メダリスト、ウルフアロンが新日本プロレス電撃入団!カート・アングルか、小川直也か、北尾光司か、どう転んでも面白い!

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