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ここだけ昭和100年の年末/『昭和キッズあるある大百科』<昭和百年記念版>

#なんのはなしですか

この記事は「昭和100年」の年末を迎えた気持ちでお読みください。
(2025年8月16日に投稿した記事をリメイクしました)

『昭和キッズあるある大百科』
 <昭和百年記念版>刊行に寄せて

カレンダーには今も「昭和」の二文字が並び、
今年はついに「昭和100年」を迎えました。

昭和という時代は、終わる気配を見せません。

それでも、「100」という区切りは、ひと息ついて振り返るには
なかなかキリのいい数字です。

そこで私は、今から20年以上前に書いた
『昭和キッズあるある大百科』を改定し、
昭和キッズたちの「お約束文化」を昭和の次の時代に残すことにしました。

次の時代が、いつどんな名前でやって来るのかは、
まだ誰にもわかりません。
でも、もし、昭和より先の未来で、
この本を開いた人がいたなら――

昭和という長い長い季節のあいだ、
子どもたちがどんなふうに笑い、ケンカし、
くだらないダジャレで世界を楽しんでいたのかを、
ちょっとだけ想像してもらえたらうれしく思います。

ページをめくる準備は、いいですか?
よーい、ドンッ!
……って言ったら、読んでください。

 昭和100年某月
 「昭和キッズあるある大百科」編纂室


はじめに

こどもの世界には、大人には計り知れない英知があります。
こどもの論理、こどものルール、こどものお約束があります。

当コンテンツが、新世紀を担うこどもたちの、
また、大切な何かを失ってしまった大人たちの、
健康で文化的な社会生活を楽しむ一助となれば幸いです。


本編

【あ行】

 あっ

「あっ!」と大声を出して注目を集めた後は
「…いうえお。」と言ってウケを狙おう。
「あっっ!  …かさたな。」というバリエーションもあるよ。
ほどほどにしておかないと、そのうちオオカミ少年になって、
ホントにUFOが飛んでいても、見てもらえなくなるぞ。

 アリバイ

「昨日、なにしてた?」なんて、急に聞かれても困るよね。
しっかり、息を吸ったり、心臓を動かしたりしておこう。

 言い出しっぺ

「言い出しっぺが一番あやしい」なんていう俗説があるけど、そんなことない。たいてい2番目に言い出すヤツが犯人だ!
話題が「オナラ」だったりしたら、もう、まちがいな~し!!

 石

地面に落ちている石を見つけたら、とりあえず蹴って歩こう。
車道に出てしまった石を歩道に蹴り返すのがバンカーショット
死ぬなよ!

 1回

「1回は1回」「1発は1発」などという、はむらび法典も真っ青
きっびし~いオキテがあるのを知っているかな?
かる~く手が当たっただけで、半殺しの目に遭うこともあるぞ。

 一杯

ジュースなど、おいしいものを飲む前には、
「一杯飲んでいい?」って聞いておくこと。
そうすれば、いっぱい飲めるぞ!

 命

ムキになると、「命かけるかー?」とか言って、安易に自分の命を賭けてないかな?
ひとつしかないものは賭けちゃダメだぞ。
まぁ、負けても、「命書けるぞ」とか言って、紙に「命」って書けばいいだけなんだけどね。

 嘘

「嘘つけ!」
「だからついとるやんけ」

 エスカレーター

足腰を鍛えるには、下りのエスカレーターを全速力でかけ上るのが一番。
状況をよ~く確認しないと、途中で人が降りてきたらちょっと気まずいぞ。

 遠足

おやつは200円まで。これはサルでもわかる話だけど、
バナナがおやつに入るかどうかは、あとでモメるもとだから、ちゃんと手を挙げて質問しておこう。
また、先生は必ず「家に帰るまでが遠足です」って言うから、学校から家までのおやつも残しておかなきゃね!

 お金

ときどき、普通のお店で、とんでもなく高いものを売ってるんだよね。
消しゴム1個で「50万円!」とかね。
でも、そういうお店は、おつりも「はい、30万円!」って渡してくれるから、安心していいぞ。

 桶

「おけ、つかんだことある?」
「あるよ」 
「おまえ、おケツ噛んだことあるんか~!?」

…ない、と言い張る友人には、「銭湯とかに風呂桶があるやろ?」とかいってしつこく誘導しよう。


 

 お年玉

友達に「お年玉やろうかー?」と言って喜ばせておいて、
すかさずポケットから「玉」を取り出して、落としてあげよう。
たま~~に(「玉」だけに)こんなことする親がいるけど、マジギレしていいぞ。

 お願い

親におねだりするときに、「一生のお願い!」なんて言ってないかな?
人生はまだまだ長いんだから、よ~く考えてものを言うように。
しまいには「あんた、一生のお願い何回するんや!」とツッコまれぞ。
あと、「3つまで願いを叶えてやろう」とか言う景気のいい魔法使いに会ったら、最後のひとつには「あと3つお願いね!」というように。
エンドレスで楽しめるぞ。

 おもいやり

「思いやりを持ちなさい!」って言われたら、
おもむろに、ヨロヨロしながら棒状の物体を投げるマネをしよう。
きみぃ~、こんなことは、古代ギリシア時代から行われているのだよ。


< 速 報 >

さて、今ようやく「あ行」が終わりました。
ここまでたどり着いた方に朗報です。

朗報は2種類あります。
 

①まだまだ読みたい、という方への朗報!

大百科は今まで読んだ4倍くらい残っています。
そのまま引き続き、「か行」以降をお楽しみください。
 

②もういいぜ or また今度、という方への朗報!

路地裏伝統芸能「読むフリして跳べ」で、
目次から「おわりに」まで進んじゃってください。
(またお時間のあるときに見てくださいね!)



【か行】

 階段

階段を一段飛ばしで駆け上がるのって、超~かっこいい!
調子に乗って二段飛ばししちゃってる人もいるけど、
明らかに、普通に一段ずつ上った方が早いぞ。

 怪談

恐怖のみそしる
「今日、フのみそ汁よ。」

その他のバリエーションに
「カメの呪い」「悪の十字架」「悪魔のぬいぐるみ」など。
たくさん覚えて友達を怖がらせよう!

 懐中電灯

もちろん、顔を下から照らして人をおどかすための道具だ。
「アウトドアの必需品」って言われるのも当然だよね。

 回転

先生に「回してください」とか言われて配られたプリントは、
必ず、自分の手元でクルクル回っちゃうんだよね。
これは、宇宙における回転運動の物理的法則なんだなぁ。

 カウント

人が何かを数えていたら、「1,13,7,4…」などと、
まったく関係のない数字を読みあげよう。
どっちもだんだん声が大きくなっていって、最後はすっげーうるさいぞ。

 かさぶた

治りかけたらすぐはがす。それが、世界一カネのかからない道楽だ。
はがし続けて一生楽しもう。

 肩

悪友に肩を叩かれても、気軽に振り返えらないこと。
指がほっぺたに突き刺さって、ぐやじ~い思いをするぞ。
逆に、こっちが仕掛けるときは突き指に注意しよう。

 ガチャガチャ

自分が欲しいものは外から見えてるのに、
いざお金をいれると、出てくるときはハズレちゃうことが多いんだよね。
店の人に怒られない程度に、マシーンをがちゃがちゃ揺すろう


 

 学級文庫

友達に、口を指で両方向にグッと広げさせて、「がっきゅうぶんこ」と言わせよう。
クラスにひっそりと備え付けられている学級文庫は、そのためだけにあるのだ。

 かっけ

ときどきトンカチでひざを叩いて脚気のチェックをしよう。
そのとき、右足を叩いたのに左足が上がったり、右腕が上がったりするヤツがいるけど、それは脚気とは関係ないぞ。

 カビ

給食のパンを机の中にいれたままにしていて、気がつくとパンはカビカビ
水着を持って帰るのを忘れていて、気がつくと水着はカビカビのガビガビ

 がびょう

上履きの裏とかに、なぜか刺さっていることが多いんだよね。
がびょうって、そんなに落ちてるのかなぁ?
肖像画なんかの目に刺さってることも多いよね。
ただし、選挙ポスターには刺しちゃダメ!捕まるぞ!!

 考え中

「今かんがえてま~す。」っていう人は、絶対、何も考えてないぞ。
あとで、もう一度質問してくるイヤな先生もいるから、
考えているフリだけはしておこう。
でも、そもそも、質問の内容さえわかってないことが多いんだけどね。

 ガーン

強いショックを受けたときや「あなたはガンです。」と宣告されたときに、
すかさず口に出して言う効果音だ。
突然、「♪ガーンガーガガーン、ガーガガーガガーガガ~ン」なんて、葬送行進曲のメロディで歌うのも効果的だぞ。

 漢字

ノートに漢字の練習をするときは、
まず、「さんずい」なら「さんずい」だけ、横棒なら横棒だけを、
一列分、一気に書いてしまうのが鉄則だ。

 缶ジュース

フタをあけたあとで、「開封前によく振ってください」って書いてあるのに気づいてもあせらずさわがず、中身を口に含んだまま、頭をたてよこななめにシェイクシェイク!
これで万事OKだ。
すでにお腹まで到達していても、同じ要領で、全身をシェイクすればいいだけだぞ。

 顔面セーフ

ドッジボールにおける数少ない全国統一ルールのひとつだ。
めっちゃ当たってるのに、なにがセーフ(安全)なんだか。

 黄色

A「今から僕が言うことをマネして言ってね。
 でも、きいろって言っちゃダメだよ。」
A「あかいろ」B「あかいろ」 、
A「きいろ」 B「…」 、
A「むらさきいろ」 B「むらさきいろ」(…あ!)
…「言うたぁ!!」って言われて悔しいときは、「言うたぁ!!」以降、 相手の言うことを延々マネしつづけよう。

 記念写真

基本は「ピース」サイン。
前の人の頭上に指を一本立ててにしてみたり、
ちょっと離れた人の肩から手を垂らして心霊写真にするのもいいぞ。

 境界線

友達が机の上に境界線をひいて、「この線から入るなよ」と言ったら、
自分の所有物がハミ出さないように厳重な注意が必要だ。
でも、「空中」であれば許してもらえることもあるぞ。


 

 空気

空気の存在を知ったその日から、世界が違って見えてくる。
握った手の中にも、何も入っていない箱の中にも、
常に「空気が入っている」のだ!

 グリコ

じゃんけん勝負。
グーは「グリコ」、パーは「パイナツプル」、チョキは「チヨコレイト」
文字の数だけ進むことができるぞ。
パイナップルやチョコレートと同格に扱われている「グリコ」ってすごい。
けど、グリコだけが3文字で、他は両方とも6文字なんだよね。

 芸術

壁や道路は、ぼくらのキャンバスだ!
チョークやロウ石で、大ケッサクを描きまくろう!!

 消しゴム

消しカスをただ床に捨てちゃうのはもったいないぞ。
机の上の傷や穴を埋めるのに重宝するのだ。
たくさん集めて「ねり消し」を作るのも楽しいよ。
ぜんぜん消えないのがタマに傷だけどね。
あと、「スーパーカー消しゴム」は要注意。
消えないどころか、消せば消すほどまっ黒になるぞ。

 血液型

「おまえ、何型?」って聞かれたら、
「歯形」「クワガタ」って答えておくのが無難なところ。
気の利かない人は「C型」なんて言っちゃうんだよね。

 現在時刻

「今何時?」って聞かれたら
「ばんばんじー」「おやじ」などと答えるのが社交儀礼というもの。
いちいち時計で確認しているようでは、教養を疑われるぞ!

 氷

冬の寒い日、水たまりに氷がはったら、必ずその上を歩こう。
すべってコケても気にしな~い!
あと、大きい氷があると、学校まで持って行っちゃう人いるけど、
あれ、始末に困るんだよね。先生にあげよう

 こわい話

こわーい話を聞くときは、集中しすぎちゃダメだぞ。
いよいよ物語も佳境…、えー、どうなるの…?
…ってときに、いきなり
「#$%&+*@!!!」とか絶叫する人がいるからね。
ズルいんだけど、これ、トラウマになっちゃうくらいコワイんだよね。


【さ行】

 3秒ルール

地面や床に落ちた食べ物も、3秒までなら大丈夫!
パッパッと払えば、問題なく食べられるぞ。
(※諸説あります!)

 シー!

うるさいときは、「シー!」って言おう。
この「シー!」が「シー!」を呼んで、ますますうるさいんだけどね。

 時間

正確な時間を知るためには、
「何年何月何日、何時何分何秒」まででは不十分。
「地球が何回まわったとき」かまで確認しなきゃダメだぞ!


 

 実話

「ほんとにあった話。 実は…。」
…よいこのみんなはわかってると思うけど、話はこれで終わってるんだ。
「え、それで?」なんて聞いちゃ、相手の思うツボだぞ。
バリエーションに、「この世のものとは思えない話。
…あのよ~。」っていうのもあるぞ。

 自動販売機

学校の行き帰りには、道中の自販機を順番に、
休みの日には、町中の自販機をチェックして回ろう。
そのとき、釣り銭口にさりげなく指をつっこんで確認するだけじゃなくて、腹這いになって自販機の下まで覗いてみるガッツも必要だ。

 じゃんけん

手の甲を指で押し上げたり、両手を組んで腕をひねってみたり、
…大昔から、じゃんけんの必勝法は研究されてきたんだけど、効果が確実なのは、「あと出し」と「無敵」(ピストルの形)だ。
じゃんけんでは向かうところ敵なしだけど、確実に「敵」は増えるぞ。

 自由研究

夏休みの宿題で、いちばん困るのが自由研究だよね。
親に手伝ってもらってもいいけど、どうしてもネタに困ったら、
「研究しない自由もある」とかなんとか言って提出を拒否しよう。

 10秒

時間を自在に増やすテクニックをおしえよう。
「い~ち、に~い、さ~ん、し~い、ご~お、ろ~~く、し~~~ち、は~~~~~ち、、、、、きゅ~~~~ぅ~~~~~、、、、、、、、、
じゅゅゅゅゅゅゅゅ~~~~ぅ~~~~~」
こうすれば、他の人は3分くらいたっていても、
自分は10秒しかたってないんだ。とってもお得だよね!!

 しょうが

「も~、しょうがないな~」って言われたら、すぐに
「しょうがならあるよ」といって生姜を出そう。
そのために、いつもポケットに生姜。
備えあればうれしいな!……もとい、うれいなし!

 上手

「なわとび、うまいね!」
「なわとびは食ったことないなぁ」

 将来

「将来の夢は?」と聞かれたら、「世界征服」と答えるべし!
そりゃそうでしょ!
ウルトラマンとか仮面ライダーとか、なれるわけないじゃん!!

 視力検査

目が悪い人は、視力検査の表をぜんぶ丸暗記しておこう。
でも、本当に目が悪い人は、棒の先がどこを指してるかわからないから、あんまり意味がないんだけどね。

 しーん

しーんっていう音がするときは、なんにも音がしないときより静かなのだ。
でっかい声で「し~ん!」って言おう!

 捨てゼリフ

古今東西、捨てゼリフといえば、
「おまえのかあちゃん、で~べ~そ~!」に決まってるのだ。
「なんで知ってんねん」などと、自分で墓穴を掘るような発言は慎むべし。

 星座

「おまえ、何座?」って聞かれたら、
「ぎょーざ」「便座」などと答えるのが社会の常識だ。
他にも、「ギザギザ」など、オリジナリティあふれるストックを用意しておきたいね。

 生徒手帳

「私はこういうものだが」と言って、おもむろに胸ポケットから出す。
…これをやらない人はいないだろうし、逆に、これ以外の使い方をしたことがある人もいないらしいぞ。

 責任

悪いことをして怒られたときには、とりあえず、
「田中くんがやったからです。」と人のせいにしよう。
「田中が死んだらおまえも死ぬんか!?」とかむちゃくちゃ言う先生もいるけど、「はい」って言っときゃいいぞ。

 背中

ちょっと油断したら、背中に「私はバカです」などと書かれた紙をはられるぞ。
常に背中を探って確認しよう。
消しゴムなんかについている値札も危険。
背後で「あいつ、50円だって!」という声が聞こえたら、トイレの鏡にダッシュだ!

 先祖

教科書に自分と同じ姓の人が出てきたら、「こいつオレの先祖なんや!」
などと言って、とりあえずエバっとこう。
ただし、中には「市中引き回しのうえ打ち首獄門」なんていう有名人もいるから、ちょっとだけ様子を見ておくのが無難だぞ。

 扇風機

首ふり扇風機の動きに合わせて、自分もジワジワ動こう。涼しいぞ!
それから、顔を思いっきり近づけて「あ~~~~~」って言おう。
「ワレワレハ~、ウチュウジン、ダァ~~と言うのも、未来を感じさせてグッド!

 ぞうきん

掃除のときは、ぞうきんを両足にセットして、その辺をすべりまくろう。
スケート気分が味わえるうえに、手でやるよりキレイになってお得感倍増だ。
また、牛乳をふいたあとのぞうきんは、この世のモノとは思えないほどクサいぞ。
自分の机を拭いてしまわないように注意するべし!

 そろばん

「ねがいましては~」にはじまり、「1円なり、2円なり…」とたしていって、最後は「ごめいさ~ん」で終了。
自分の答えが正しいかどうかは、ちゃんと電卓で確認しなきゃダメだぞ。
先生が持ってるデッカイそろばんは、スケボーにして廊下をすべるためにあるのだ。先生もよく遊んでるらしいぞ。


【た行】

 多数決

「賛成の人は手をあげてください」って言われたら、
ぜったい、両手をあげるべし。
たまに、足まであげてるヤツいるけど、足は手じゃないからな!

 だるま

日常生活の中にだるまさんが出てくるのは
「にらめっこ」と「だるまさんがころんだ」くらいしかないよね。
けど、「だるまさんがころんだ」っていう言葉はちょうど10文字だから、10までの数をすばやく数えたいときに重宝するぞ。

 誕生日

カレンダーの自分の誕生日には赤丸をつけて、
「○○(自分の名前)様の誕生日だから祝日なのだ~!」と言ってエバろう。
元々祝日が誕生日の人は、そういう手続きなしでエバれて一見よさそうだけど、
本当に学校を休むことができる反面、当日、「今日オレの誕生日!」などとプレゼントをセビる楽しみはないぞ。

 タンマ

時間を止める魔法の呪文が「タンマ」だ。
ちょっと待ってほしいとき、重宝するぞ。
緊急を要するときには「タンマタンマ!」と連呼するべし!

 チクリ

先生に何かを言いつける(チクる)ときは、
その旨を、全国統一規格のあのメロディーで前もって当事者に伝えておくのがマナーだぞ。
「♪い~けないんだ~いけないんだ~、
  せ~んせ~に~ゆ~てやろ~」

 チャック

黙るときには、口にチャックをするマネをしよう。
口のはしを1センチほど開いてしゃべる練習をしておくと、応用範囲が広がるぞ!

 中継

テレビの中継などで人だかりができているときは、
テレビカメラの前まで行って、とりあえず「ピース」だ!
スキを見て、しゃべってる人の真ん前まで進出すればなおグッド!!

 中国人

胸の前で、両うでを左右のそでにつっこんだら、
「ワタシ、中国人アルヨ」と言おう。
じっさいには、そんな中国人はいないけどね。

 チロル

古今東西、「チロルチョコレートは10円」。
これ、世界の常識。(※昭和のレート)
金相場より安定しているから、お金の正確な価値をはかる目安になるぞ。
「100万円」と聞いてピンとこなくても、
「チロル10万個」って言われたら「どっひゃ~!」って感じだよね!?

 つりかわ

電車に乗ったときは、すかさず、吊革でけんすいをしよう。
両足を真横に開いて「10.00」なんて言っておくとカンペキ!

 手品

親指をとって、またくっつける手品は、こどもの必須科目だ。
逆に、(近所のマギー司郎はいったオヤジなんかに)やられたときは、おおげさに驚いてあげようね。
また、お楽しみ会などで、くだものを使った手品をやるときには
「タネはあるけど仕掛けはないよ」というのがお約束だぞ。

 手のひら

悪友に、「おまえの手、変なにおいがする」とか
「手が顔より大きいとガンで死ぬらしいぞ」とか言われたら要注意。
無防備に手のひらを顔に近づけた日にゃ、
パチン!とやられて鼻血が出ちゃうこと間違いなし!

 てぶくろ

「てぶくろ、逆さまに言ってみて。」
「ろ、く、ぶ、て…?」(このあと、6回ぶたれるハメに!!)

 天気

運動会などの前の日は、てるてる坊主を作ってぶら下げよう。
もし晴れたら、先生は「みんなの日頃の行いが良かったから…」とかなんとか言うけど、そんなわけあるかい!
どう考えても、てるてる坊主のおかげに決まってるぞ。

 道徳

人のいやがるトイレ掃除を押しつけるために
「人のいやがることをすすんでしよう」っていう先生、いるけど、
あれ、間違ってるよね。
言われたとおり、友達の髪をひっぱったり、消しゴムを隠したりすればいいぞ。

 どちら

どっちかを選ばなければならないときは、
「どちらにしようかな、てんのかみさまのいうとおり、…」
と、天の神様にお伺いをたてよう。
左右、どっちから始めるかによって、最初から結果は決まってるんだけどね。


【な行】

 なんだ

「なんだ!」
「なんだとはなんだ!」「なんだとはなんだとはなんだ!」「なんだとはなんだとはなんだとはなんだ!」(…以下略)
指折り数えながら、相手が力尽きるまで延々と続けよう。

 日本語

「なに言よんや?」
「日本語。」

 人間

「なんや、お前?」
「人間。」

 熱

「熱、ある?」
「ない」
「熱なかったら死んどるわ!」

 年齢

「きみ、何才?」
「天才。」

 ノート

先生にノートを提出するときは、イタズラ書きをぜんぶ消しておこう。
友達とリーチ(ゲーム)をやった痕跡もアウトだ。
ただし、授業中に思いついた自信のあるギャグは残しておいてもいいぞ。
先生もそういうのを見たくてノートを集めてるんだから。

 のり

味付けのりは、ご飯の上にのせたりしないで、
そのままバリバリ食べるのが、真のグルメだ。
味付けじゃないのりを間違えてそのまま食べると、口の中の水分を全部取られるから注意するべし!


【は行】

 バチ

「そんなことしたらバチが当たるぞ!」
「えっ、バッチが当たるん?」

 バリア

この世でもっとも強力なバリアは「えんがちょ」だ。
これを使えば、たとえ自分が何かキタナイものに触っても、
誰か他の人にタッチするだけで、“キタナイ菌”から逃れることができるのだ!
日本全国、どこに行っても困らないように、「ご当地えんがちょ」のローカル情報を収集しておこう。

 パンチ

先生に怒られたときは、先生が黒板の方を向いたのを見計らって、
速攻で殴るマネをするべし!
そのとき、ギャラリーに大ウケして、先生にバレちゃうのもやばいけど、全然ウケないのも哀しいぞ。

 ピザ

「ピザって10回言ってみて」
「ピザピザピザ、ピザピザ、ピザ、ピザ、ピザ。」
「(自分の“ひじ”を指して) じゃあ、ここは?」
…そんなのもう飽き飽きだぜ、というときにも、
とりあえず相手をしてあげて、
「関節?」ってボケてあげるくらいのやさしさは必要だぞ。

 秘密基地

イッパシのこどもたるもの、必ず欲しいのが秘密基地。
でも、たいていの場合「秘密」じゃないし、作ったからといって、特にやることもないんだよね。

 ふえ

リコーダーといわずに「たてぶえ」というのが逆にナウなヤングだぞ。
学校の帰り道、歩きながら練習するのが正しい小学生の姿だ。
もし、兄姉の持ってるアルトリコーダーを見つけたら、学校に持っていって自慢しようね。

 復習

先生に「復習しておくこと」なんて言われたら、
教科書やノートをバシバシ殴っておこう。
(今日も全国各地で身に覚えのない復讐をされている教科書やノートも、よく考えると気の毒だよね)

 ブタ

今日からすぐ使えるちょっといいフレーズを教えよう。
・同級生をおだてて、宿題を見せてもらったりしたときには、 
 「ブタもおだてりゃ木にのぼる」
・友達にぶたれてしまったときには、悔しまぎれに、
 「ぶったらブタによく似てる」
…あと、ぜんぜん関係ないけど
 「ブタがブタをブッタのでブタれたブタはブッタブタをブッタ。」
という難易度の高いシャレがあるぞ。
おやじギャグ好きの大人に教えてあげよう。

 筆箱

とにかく、たっくさん開く筆箱がエラいのだ。両面開きは当たり前。
真ん中も開かなきゃいけないし、(定規くらいしか入らないけど)
消しゴムやえんぴつ削りには個別のスペースがなきゃいけないし、
それ以外にもいろんな“仕掛け”がなくちゃ、筆箱とはいえないのだ。
ビクトリノックスのナイフみたいに、ぜんぶ開いて見せびらかそう。

 プレゼント

「これ、あげようか?」
「うん。」
「はい、上げた~!

 風呂

「ねー、ちゃんと風呂はいってる?」
1.「入ってるよ」
 「おまえ、姉ちゃんと風呂はいっとんか!」
2.「入ってない」
 「おまえ、風呂もはいってないんか!?」

 返事

「うんって言っちゃダメだよ!」
「うん。」

 ポケット

つかまえたバッタやダンゴムシは、とりあえずポケットに入れておこう。
忘れた頃にママがせっきょう(もしくは、ぜっきょう)してくれるから、忘れても安心だよね!


【ま行】

 道

道を歩くときには、ちゃんと“独自ルール”を決めて歩いているかな?
「影しか踏んじゃダメ」とか、「必ず線の上を歩く」とか、
「これは地雷だから踏んだら死ぬ」とか。
不自然な格好で四苦八苦していたり、道の真ん中で立ち往生している友達がいたら、笑って押し出してあげようね。

 道草

「道草くわずに帰りなさい」って言われても、道の草なんか食わないよね、ふつう。
また、「まっすぐ家に帰りなさい」って言われたときには、
壁にぶつかってもまっすぐ歩き続けるパフォーマンスが効果的だぞ。


【や行】

 野球

走塁中、一塁と二塁の間に挟まれたら、
多少、ラインからはみ出してもいいから、思いっきり逃げまくれ!
外野まで行っちゃうこともあるけど、タッチされなきゃセーフだぞ!

 休み

卒業アルバムの撮影など、特別な日には絶対休むな!
別枠が悲しいぞ。

 やめて

(ビビデバビデブーの節で)
♪やめてよしてさわらないでアカがつくから
 あんたなんか嫌いよ 顔も見たくない フン!
※地域差あります

 ゆびきり

♪ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんの~ます、
…って、絶対ウソだよね。あんたが針千本やがな!
※地域差あります

 よーい

「よーい、 ドンッ!
 …って言ったら走れよ!


【ら行】

 落書き

教科書に出てくる人の顔には、とりあえず落書きしておこう。
ヒゲをかいたり、髪型を変えてみたり…。
センスが問われるところだ。
新しい教科書をもらったとたんに、落書きだらけにしちゃう人もいるけど、少しはあとに残しておかないと、授業中、やることがなくなるぞ。

 ラーメン

ラーメンの表面に浮いている油は、
めんを食べ終わった後に、ハシでつなげるためにあるのだ。
どんどんつなげて、どんぶりよりデッカくしてみよう!

 ランドセル

ランドセルの端っこから30センチ定規がはみ出ているのが上級生のステータス。必要なときにはサッと引き抜いて、チャンバラ勝負だ!
(これがほんとの“サシで勝負”)
ランドセルを前に背負う(腹負う?)のは、かなりかっこ悪いからやめた方がいいぞ。
あと、ランドセルのフタがちゃんとしまってないと、深くおじぎをしたときに中身を全部ぶちまけてしまって、これまたかっこ悪いぞ!


【わ行】

 わ!

人を驚かすときには、曲がり角やドアの影などに隠れて、相手が来るのを、ひたすら待ち続けよう。
……いつまで待っても来ないとき、いつやめるかの判断が難しいんだよね。
不安になって顔を出したとたんに、相手とハチ会わせたりして、もう最悪!
反対側から来た人に「なにしてんねん?」って言われるのもすっげー屈辱的。
でも、だからといって、来ない相手を恨むのは、逆恨みというものだぞ。

 若さ

激しい運動をした後など、「疲れたな」と感じたら、
「オレも、もう若くないなぁ…」とつぶやいてみよう。
周囲の大人がムッとして、ちょっと楽しいぞ。


おわりに

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。
古き良き時代を感じていただけましたでしょうか?
ひょっとしたら、途中から涙で文字が見えなかったかもしれませんね!

こどもの遊びやお約束は、時代や場所を越えて共通する部分もあれば、ローカル色が強くて地域が変われば伝わらない部分もあります。

20年以上前の創作をこうして振り返ってみると、「当時の自分」が見ていた「こどもの世界」が蘇ってきます。

そして、その感覚は大人になった今もどこかで生き続けていて、思わぬ場面で顔を出すのだと思います。

どうか、これからも、
「くだらないこと」を真剣に楽しむ大人でいてください。

そして、目の前のこどもたちが、
新しいお約束を生み出していくのを、
ちょっと離れたところからニヤニヤ見守っていてください。

あなたの中の昭和キッズも、きっと笑っています。

読んでいただいた方の心にも「忘れていた何か」が蘇っていますように!
昭和100年のこの年に、あらためて――

お約束、バンザイ!
昭和キッズ、フォーエバー!!


たくさんのnoteの中から、私の記事を見つけて読んでいただき、
ありがとうございました。
「なんかいいかも」と感じていただけたら、
スキやフォローで合図を送ってもらえると、とても励みになります。
どうぞ、よろしくお願いします。

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