「脳 MUSIC, 脳 LIFE.」――脳があるから、音楽も人生も美しい
「NO MUSIC, NO LIFE.」
あまりにも有名な、タワーレコードのコピーです。
「音楽のない人生なんてありえない」という思いを、
シンプルで力強い言葉で表現した名フレーズですよね。
ある日、ふと考えました。
この「NO」が「脳」だったら?
音楽は、脳の中でしか鳴っていない
「脳 MUSIC, 脳 LIFE.」
なるほど。
脳科学っぽく見えてきました。
(※受け取り方には、個人差があります)
考えてみると、音というのは「空気の振動」にすぎません。
振動そのものには「メロディ」も「感動」もないのです。
耳はただの入り口で、音の並びに意味を与え、
感情へと変換しているのは脳の働き。
心が音に共鳴することで初めて「音楽」になるのです。
同じ曲を聴いて、感動する人もいれば、
何も感じない人もいるのはそのため。
私たちは同じ音を聴いて、
脳の中で、それぞれが違う「音楽」を再生しているのです。
感動という名の化学反応
音楽を聴くと涙が出たり、やる気に満ち充ちたりする。
あの感覚も、結局は脳内の化学反応です。
ドーパミンが分泌され、
快楽を感じる領域が光り、
記憶を司る部分が過去の風景を呼び起こす。
「音楽に感動する」という出来事は、
突き詰めれば、神経と電気と化学物質のシンフォニー。
でも、それを知ったからといって、
音楽の価値が損なわれるわけではありません。
むしろ、その仕組みを知るほどに、
「脳ってすごい!」と、素直に思うのです。
人生もまた、脳が奏でるリズム
では、「LIFE(人生)」はどうでしょう。
これもまた、脳の産物と言えます。
私たちは出来事そのものではなく、
それをどう「解釈するか」で人生を感じています。
つまり、人生のリズムも、メロディも、アレンジも、
すべて脳の「演奏」によって生まれている。
怒りっぽい日もあれば、静かな日もある。
それは外の世界の出来事に対する、
脳内の「響き方」が変化しているだけなのかもしれません。
私という指揮者、脳というオーケストラ
そう考えると、私たちは、一人ひとりが指揮者であり、
脳内に、お抱えのオーケストラを持っている存在です。
楽器(感覚器官)を通して世界を受け取り、
それを組み合わせて、「自分だけの曲」を奏でている。
「NO MUSIC, NO LIFE.」が
「音楽のない人生なんてありえない」なら、
「脳 MUSIC, 脳 LIFE.」は、
「脳があるから、音楽も人生も美しい」。
音楽も、感動も、幸福も、希望も、
ぜんぶ、私達の脳が生み出しています。
私たちの脳は、今日も世界の出来事と響き合いながら、
自分だけの人生という音楽を奏で続けているのです。
<関連note>
「NO MUSIC, NO LIFE.」という言葉をもとに、
定期的に、思考実験的なエッセイを書いています。
たくさんのnoteの中から、私の記事を見つけて読んでいただき、
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