【マルポテ対談#1】穴掘り名人vs水脈つなぎ人~専門性と多様性のあいだに
今回から、突然スタートした、
すこし・ふしぎな「マルポテ架空対談シリーズ」。
この対談を読むことで、
●マルチ・ポテンシャライト(※)を理解できるようになる
●マルチ・ポテンシャライトの素質があるかどうかわかる
●あなたもマルチ・ポテンシャライトになれる!
……かもしれません(保証はしませんが^^;
※マルチ・ポテンシャライト(multi-potentialite)は、直訳すると、
「多様な可能性(マルチ・ポテンシャル)を持つ人」という意味。
特定の専門分野にとらわれず、さまざまな分野に興味や才能を持ち、
複数のキャリアや役割を楽しむことができる人を指します。
<マルチ・ポテンシャライト界隈のバイブル>
(以下、マルチ・ポテンシャライト=「マルポテ」)
このシリーズでは、
マルポテを自認する「きのころ先生」と
マルポテを目の敵にしている「専門ガチ教授」の
ゆる対談(本人たちはガチバトルのつもり)を通して、
「専門性」と「多様性」
「飽き性」と「再燃性」
「独自性」と「希少性」……等々、
様々なテーマで、時に真面目に、時に茶番たっぷりに、
言葉のプロレスをお届けします。
<登場人物>
🍄 きのころ先生
自称「マルチ・ポテンシャライター」。
マルポテ研究室で、多様性と多趣味の多面的な研究に没頭。
好奇心が八方に飛びがちで、気づくと本筋を見失っている。
座右の銘:「菌糸のように、じわじわ広げろ」
🎓 専門ガチ教授
狭く深い専門を極めすぎ、もはや異分野の存在すら認めない
“こじらせ系アカデミック・モンスター”。
専門一筋50年。辞書より分厚い専門書を愛する頑固な老紳士。
座右の銘:「専門なき者に言葉を語る資格なし」
🎤第1戦:君、何を専門にしているのかね?
対談スタート!
🎓 専門ガチ教授(以下:ガチ教)
ふむ。きのころ君とやら、君の記事をいくつか読んだが……
君は一体、何を専門にしているのかね?
ライターか? FPか? 司書か?
トレーダー? 家庭菜園ティスト?……
まさか全部などとは言わんだろうな?
🍄 きのころ先生(以下:きのころ)
あ、それ全部です。
あと、プログラマー、音楽家、開運研究家……
🎓 ガチ教:
(話をさえぎって)
うむ……やはり何も極めていないというわけか。
「一つの道を極めてこそ一流」!
この真理を理解しておらんとは、実に嘆かわしい!!
🍄 きのころ:
なるほど、先生のように「穴を掘る名人」も必要です。
でも私は、あちこちに井戸を掘って、
水脈をつなぐ仕事をしているんです。
FPの知識で投資を語り、司書的な視点で読書論を語る。
キノコを観察していても、なぜか人材論にたどり着く。
全部がつながって、思わぬ発見があるんですよ。
🎓 ガチ教:
ふん。だが“広く浅く”では、重みも深みもない。
専門性とは、言うなれば“人生の錘(おもり)”なのだよ。
軽いままでは、風に飛ばされてしまうぞ?
🍄 きのころ:
たしかに、船には錘も必要です。
でも、風を受けて帆を張るには軽やかさも必要ですよ?
錘(=知識)で安定をとりつつ、
帆(=好奇心)で方向転換できる人間でいたいんです。
🎓 ガチ教:
……なるほど、構造的には納得できる——
いやいや!
そんな軽々しい生き方では、社会に通用しないぞ!
社会も、会社も、求めているのはスペシャリストだ!
🍄 きのころ:
でも実際、組織の中には“翻訳者”が必要です。
専門家Aの言ってることを、専門家Bにわかる言葉にする人。
私はその通訳係……
いや、いっそ「雑談コーディネーター」かもしれません。
🎓 ガチ教:
むむ……雑談で世の中が変わるとでも?
🍄 きのころ:
そうです。
雑談から新しいビジネスが生まれ、
異分野からの視点が、イノベーションの種になりますから。
「どうでもよさそうな話」こそが、
実は未来の根っこだったりして。
🎓 ガチ教:
ふぅ……やはり君とは、住む世界が違うようだな。
(お茶をズズズ……)
🍄 きのころ:
「世界が違う」ってすごく嬉しい言葉です。
いろんな世界があっていいし、
それを行ったり来たりするのも私の役目かなって。
ところで教授、
今度「マルポテ講座」の副講師しませんか?
専門家の視点って、
実はマルポテにめちゃくちゃ刺さるんですよ。
🎓 ガチ教:
……ちょっと考えておこう。
講義には雑談パートもあるのかね?
🍄 きのころ:
雑談がメインですね。
雑談の合間に「どうでもよさそうな話」もしてます。
🎓 ガチ教:
……なんだ、その、
「昼寝の合間に、時々起きて居眠り」みたいな講義は⁉️
(「第2戦」に続く)
<きのころワンポイントまとめ>
「専門バカ」っていう言葉もありますが、
やはり、専門性を持ちつつも、視野を広く持っておきたいもの。
一方で、専門家とマルチ・ポテンシャライトは、
本来、とても相性が良いのです。
深く掘る人と、広くつなぐ人。
どちらかが正しいわけではなく、
両方があってこそ、面白くなる。
どちらかだけでは届かない領域を、お互いに補い合える——
大事なのは、相手のスタイルを否定せず、
「違い」を「補い」に変えていくことかもしれませんね🍄
<第2戦はこちら>
<きのころ先生の「キノコ型人材」講座(?)はこちら>
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