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戦国武将のお酒事情

佐藤章です。おはようございます。

暑い夏、ビールをグッと、なんていうのは現代ですが、戦国時代はどのようにお酒が飲まれていたのでしょうか?

戦国武将と言えば、豪快に酒を飲む、そんな印象があるかもしれません。しかし、酒好きで知られる上杉謙信に関しても、一次史料ではどれくらい日々飲んでいたという具体的な記述はありません。おそらく、酒は好きだったのではないかと推測される程度です。

豪快に酒を飲んだ、酒豪、というような記述が一次史料に残っている戦国武将はおらず、概ねこれも後世の創作に依拠するところのようです。

では、戦国時代にはあまり酒は飲まれていなかった?かというと、これは違います。

ルイス・フロイス「日本史」には、日本人は酒を非常に好み、男女共に飲む。という記述があります。盃を回して飲むなどの習慣にも注目しています。しかし、同時に書かれているのは、日本人が酔って騒ぐことを、美徳としないという趣旨の記載もあります。

つまり、好んで飲むが浴びるほど飲むようなことは無かった。という辺りが実際の印象であったと思われます。

では、戦国時代にはどのようなお酒が飲まれていたのでしょうか。

濁酒(どぶろく・にごり酒)
白く濁っていて、米粒や麹が残っている。甘味と酸味が強く、アルコール度数は8〜15%
戦国時代にはもっとも一般的な酒

諸白(もろはく)
麹米と掛米に精白米を使った酒。澄んだ清酒に近い酒で高級品

焼酎
蒸留酒もすでに存在し、九州を中心に飲まれていました。

他にもいくつか種類がありますが、主にこんなところでしょうか。

もちろん、すでに銘酒の産地というものも存在しています。

奈良酒
戦国時代でもっとも有名な銘酒
僧坊酒と呼ばれる寺院で作られる酒で、その中でももっとも有名だったのが正暦寺で作られる菩提泉という澄み酒

京・柳酒
室町将軍や公家が飲んでいたとされています

堺の酒
商業都市の堺でも酒造は盛んでした

伊丹の酒
戦国末期から酒造が急速に発展。後の江戸時代には、下り酒といわれ江戸に大量に出荷される

上記のように、すでにいくつかの酒造が盛んな地域も存在しました。

酒造は行われていましたが、戦国時代には酒は日々の食事に付随するものでは無く、宴席や行事、贈答などに使われる政治的な色合いが強いものでした。

もちろん、庶民には高級品で、日常で嗜むことはありませんでした。

ちなみに、二日酔いというような記載も一切見られないようなので、この点は現代に生きる私たちも酒はほどほどに、てすね、、、

今回はここまで。

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