ドイツ一人旅_どこから来たの?_09_02【海外旅行】
1999年冬 9日目 ミュンヘン~フュッセン
ギリギリセーフだった。
12番線に停車している列車の行き先が「フュッセン」であることを確認して、最後尾の車輌に飛び乗った。時計を見ると発車1分前の7時59分だった。
列車の中を一等車に向かって歩いていた。
僕の持っているジャーマンレイルパスは一等車に乗ることができる。一等車は比較的空いていて、ゆったり座ることができた。そこでようやく一息入れ、時間には余裕を持って行動しようと反省した。
しばらく列車が走るとミュンヘンの街並みは消え、田園風景が広がった。田園といっても田んぼではなく、ジャガイモや小麦の畑であり地平線まで広がっているように見えた。
時折、人が畑の中をのんびり歩いていることに気付いた。しかし周りを見渡しても家や車など見当たらない。彼はどこからやってきて、どこへ向かうのだろうか?そんなことをぼんやり考えながら車窓からの風景を眺めていた。
2時間ほどでフュッセンに到着した。ここからノイシュヴァンシュタイン城までは更にバスで20分ほどかかる。僕は大きい荷物を駅のコインロッカーに預けると、バス停に向い最後尾に並んだ。
すると一人の日本人女性から声をかけられた。
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