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【自分の傲慢さに気づく】『傲慢と善良』辻村深月|「ありのまま」の自分でいたい夜に

『傲慢と善良』辻村深月

まとめ

『傲慢と善良』辻村深月
『傲慢と善良』は、婚約後の二人の傲慢さと善良さを、互いの視点から描く2部構成の作品です。二人がお互いを知ることで自分自身を見つめ直していく過程が印象的でした。

『傲慢と善良』辻村深月

① 相手や自分をどこに位置づけるのかを、言葉や態度を通じて問い直していく姿が静かに描かれています。
② “ありのまま”の自分でいたいという気持ちと“なにものか”になりたいという願いの間で揺れながら、少しずつ変化していく様子が興味深かったです。
③ 自己と他者の関係性を丁寧に掘り下げ、二人の変化を追いながら自分自身のあり方についても考えさせられる作品でした。

全体を通して、静かで考えさせられる読後感が残る一冊です。二人の内面的な成長が丁寧に描かれているのが魅力です。ぜひ読んでみてください。
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感想

『傲慢と善良』辻村深月
『傲慢と善良』は、婚約後の坂庭真実と西澤架の傲慢さと善良さを、架視点と真実視点の2部構成で描いた作品です。

二人がお互いを知っていく過程で、自分自身を見つめ直していく様子が印象的でした。相手や自分をどこに位置づけるのかを、言葉や態度、関係性の中で問い直していく姿が、静かに描かれています。特に、二人が互いの価値観の違いに直面したとき、どのように自分を再定義していくのかが丁寧に描かれていました。

そんな中、話が進むにつれて、“ありのまま”の自分でいたいという気持ちと“なにものか”になりたいという願いの間で揺れていた二人が、少しずつ自分の傲慢さに気づき、相手の善良さを受け入れるようになっていく様子が興味深かったです。傲慢さと善良さという対立する性質が、関係性の変化を通じて静かに溶け合っていく過程に、作品の静かな深みを感じました。

全体を通して、自己と他者の関係性を丁寧に掘り下げた、静かで考えさせられる作品でした。二人の変化を追いながら自分自身のあり方についても考えさせられ、読み終えた今もその余韻が心に残っています。
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