見出し画像

ノロウイルス感染症の対策 ~ノロがアルコール消毒できないワケ

インフルエンザ、コロナ(COVID-19)、ノロウイルス感染症など、冬は感染症が流行する季節です。徹底対策を行いたいところですが、菌やウイルスによって、消毒方法が違うのです。
特に厄介なノロウイルスについて、またノロウイルス感染症の対策を解説します。


ノロウイルスとはどんなウイルスか

細菌は「小さな生き物」ですが、ウイルスはシンプルな遺伝子の塊です
ウイルスには2種類あります。エンベロープという脂質の膜に遺伝子が包まれている「膜のあるウイルス」と、そうでない「膜のないウイルス」です。
この単純な「膜のないウイルス」の一つが、ノロウイルスです。

細菌とウイルスの違い
細菌は「小さな生き物」であるが、ウイルスは「遺伝子の塊」で結晶にもなる「物質」。けれど、ウイルスは細胞内に入ると増え、変異して進化もする。「生物と非生物の間」の不思議な存在だ。

アルコールで消毒できるものと、できないもの

大腸菌やインフルエンザウイルス、コロナウイルスのように膜があるものは、アルコールで膜を壊してしまえばいいので、アルコール消毒が有効です。
しかし膜のないノロウイルスは、アルコールでは効きません。強力な酸化作用を持つ次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤の主成分)で拭く85℃以上で加熱するなど、強い処理が必要です。
ノロウイルスは、とても消毒が厄介なのです。

細菌とウイルスの消毒方法
*細菌でも、芽胞形成菌(クロストリジウム・ディフィシル菌、破傷風菌など)や抗酸菌(結核菌など)などは、アルコールや逆性石けんが効かない。なお次亜塩素酸ナトリウムは有効。

ノロウイルス感染症の拡大を防ぐには

嘔吐や下痢などの症状が出るノロウイルス感染症の原因、ノロウイルスは、感染力が非常に強くわずか18個ほどのウイルスでも感染します。そのため、家庭内や施設内での広がりを防ぐには、徹底した対策が欠かせません。
■ 手洗いを徹底する
 泡立てた石けんと流水で 30秒以上(かなり長いです!)、指先や指の間、手首まで丁寧に洗いましょう。特にトイレの後、調理前、食事前には必ず手洗いしてください!丁寧な手洗いによりウイルスを物理的に洗い流すことができます。
■ 嘔吐物・便の正しい処理
 患者の嘔吐物や便には、億単位の大量のノロウイルスが含まれます。処理するときは、マスク・手袋を必ず着用し、二次感染を防ぎましょう。床や周囲は 次亜塩素酸ナトリウム(市販の漂白剤を0.1%に薄めたもの) できっちり消毒してください。
 患者が嘔吐や便をした後のトイレは、必ず蓋をしてから流す、次の人が入るまでに次亜塩素酸ナトリウムで消毒する、などの対策を取りましょう。
■ 感染者の行動に注意する
 下痢や嘔吐などの症状が治まっても、約2週間はウイルスを排せつする可能性があります。その間は、食品を扱うことは控えましょう。また、唾液からの感染を示す最新の研究もあります。感染者は症状が出ている間とおさまってからしばらくはマスクをするようにしましょう。

手洗いは感染症の予防に有効
とくに、小さな子どもがノロウイルス感染症にかかると、家庭内や施設内で感染が広がりやすいので大変。いざという時の正しい対処法を知っておこう!

ウイルス分類・命名法:国際ウイルス分類委員会
ノロウイルスに関するQ&A|厚生労働省
ノロウイルスの感染性
ノロウイルス感染症の唾液を介した感染可能性
ジェミニ型第四アンモニウム塩の分子設計と抗菌特性
ジェミニ型除菌成分の合成と生物学的特性
インフルエンザウイルスH1N1に対するジェミニ型除菌成分の抗ウイルス潜在力の評価 - PMC
細菌・ウイルス対策製品の開発 環境管理技術 28(2) 2010.4
ノロキンクリア プレミアガード | 除菌剤 | KINCHO

ノロキンプレミアガード
「ノロキンクリア プレミアガード」は「ジェミニ型除菌成分」を配合。界面活性剤でありながら、細菌、カビ、酵母、ウイルスに効果範囲が広く、pHや温度変化、有機物などの物質の影響も受けにくい成分です。「ノロキンクリア プレミアガード」は、さまざまな菌やウイルスにすばやく持続的に作用します。(すべての菌・ウイルスに効果があるわけではありません。)