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真夏の災害時の害虫対策 その1 ~傷んだ食材と水たまりにお気を付けください

令和8年熊本地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。また、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げます。

この度の地震は、厳しい暑さの中で発生しました。災害直後は避難や日常生活の回復が最優先ではありますが、真夏の発災であることから、時間の経過とともに、ハエなどの衛生害虫が思いがけず大量に発生する可能性が考えられます。
害虫対策の観点から、できる範囲で気をつけて頂きたい点をご紹介します。

ハエ対策:「傷んだ食材」は適切な処理を

災害時には停電や、ごみ収集の遅れが発生することがあります。停電が続くと、冷蔵・冷凍保存していた食材が常温に置かれ、夏は食材によっては数時間で傷んでしまうこともあります。
傷んだ食材は、ハエの発生源になります。特に真夏はハエの活動が活発で、腐敗物を素早く見つけ、種類によっては1匹が1日に100個以上の卵を産み付けます。現在の気温では約10日の短期間で成虫となり、大量発生して不快を感じたり、衛生的に問題が生じる可能性があります。
傷んでしまった食材は、ごみ収集までの間、可能であればビニール袋を二重にしてしっかり口を縛り、ハエが産卵できないようにしましょう。もし手持ちの殺虫スプレーがあれば、口を閉じる前やビニールの上から噴霧しておくのも効果的です。
自宅の庭など穴を掘っても差し支えない土地があれば、傷んだ食材を直接土に埋めるのも一つの方法です。ハエは土を掘り返してまで卵を産みつけることはありません。この場合は、匂いがしないよう5cm以上しっかりと土をかぶせてください。
なお、これらの対策はハエ類だけでなく、ゴキブリの対策にもなります

ハエ
炊き出しなどで出た生ゴミについても、同様の対策が有効です。

蚊対策:小さな「水たまり」にもご注意を

九州西部では、しばらく大雨の予報はないものの、夏は局地的な夕立やにわか雨が降ることがあります。
屋外に仮置きした家具や割れた陶器ゴミ袋のくぼみ、ブルーシートのくぼみなどには、小さな水たまりができることがあります。こうした場所は、、とくにヒトスジシマカ(ヤブカ)の産卵場所となります。
今の気温では卵からボウフラ、成虫まで10日あまりです。多くの蚊がいると、不快なだけでなく、復旧作業や屋外での生活の負担にもなります。
雨が降った後は、無理のない範囲で、屋外に置いたものに水がたまっていないか確認し、見つけたら水を捨てたり、水が溜まらないよう工夫すると、大量発生が予防できます。

ヒトスジシマカ
ペットボトルのフタ程度の小さな水たまりでも蚊は発生しますので、ご注意ください。

真夏の災害で注意することは、熱中症だけではありません。復旧作業や避難生活が続く中では、害虫対策まで手が回らないこともあるかと思いますが、傷んだ食材や水たまりをできる範囲で管理することは、ハエや蚊の大量発生を抑え、少しでも衛生的な生活環境を保つことにつながります。
皆様のご安全と、一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

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