イギリスBath|おすすめ書店たち
このあいだBathの古代ローマ風呂についての記事を書いたが、今回はその続きとして「Bathで立ち寄った本屋さん」2店舗を紹介したい。
前回と同様、写真ベースで紹介していく〜!
埋もれた女性作家に光を|Persephone Books

実は私はこの本屋さんの存在は知ってはいたが、まさかバースに位置しているとは全く知らなかった。インスタグラムで繋がった日本の院でアメリカ文学を学んでいるという方から「バースに旅行に行くならこの本屋さんも見てきてほしい」と言われて初めて知ったのである。
一度も会ったことのない人からの言葉が実際の私の現実世界での行動を変える、ということは今まであまりなかったことなのでなんだかワクワクしながらこの本屋さんに立ち寄った。
(と言っても、後になってその人と私に共通の知り合いが数人いることが判明! 世界は広いようで狭いらしい)

Persephone Booksは、過去に埋もれてしまったフィクションやノンフィクションの本を再版する書店(=つまり出版社でもある)で、主に20世紀中盤以降の女性作家の本を扱っている。
Persephone Books reprints neglected fiction and non-fiction, mostly by women writers and mostly dating from the mid-twentieth century. All of our 152 titles are intelligent, thought-provoking and beautifully written. As well as novels we publish short stories, diaries, memoirs, poetry, gardening books and cookery books; each title has an elegant grey jacket and a patterned endpaper, along with a matching bookmark.
(ざっと補足しつつ日本語訳)
Persephone Booksは、忘れ去られたフィクションやノンフィクションの本を再版する書店で主に20世紀中盤以降の女性作家の本を扱っています。当店で取り扱っている152作品はどれも知性にあふれ示唆に富んだおり、美しく書かれたものばかりです。小説に加えて短編小説、日記、回想録、詩集、園芸書、料理本も出版しています。本には上品なグレーのカバーがかけられて、それぞれの見返し紙はそれぞれ違った模様入りとなっており、栞もその模様に合わせてあります。


まずはDorothy Canfield Fisherという作家の本のありかを店員さんに教えてもらった。

この書店がBathにある、と教えてくれたあの方に頼まれていた本である。
彼が参加する日本の文学ZINEを送ってもらう予定だったので、結果的に本を送りあう形になった。私だったら多分手に取らなかっただろう作家だったので、なんだか新鮮な感じ。 本好き仲間って最高である!
私はというと自分用に「Every Eye」という本の購入を決めた。

表紙内側の柄が可愛い。それにマッチしたブックマークも洒落ている。
そして何よりも、冒頭の文章がスッと入ってきて気にいった。どうやらあらすじも私の好みっぽい。夫との休暇中に青春時代の恋人を思い出してなんやらかんやら、という話(らしい)。
どのようにして出版する本を選んでいるのか、説明書きも置いてあった。

7に私の選んだ本「Every Eye」について書かれてあった。
時々利用客によっても本の出版提案が持たらされるそうで、この本もそうだったらしい。著者の夫であるNeville Braybrookeが持ち込んだ本らしく、なるほど、本のpreface(前書き)は彼が書いていた。
昔の忘れ去られた作家たちにもう一度光を当てる。
そして光を当てるだけでなく新しくお洒落に作り変える、というのはとても素敵なことだ。日本でもこういう試み、出版社にしてほしい。
(Persephone Booksが気になった人は、以下公式サイトも覗いてみると面白いかもしれない。作品や作家の紹介なども載ってある)
図書館みたいな書店|Topping & Company Booksellers

FRIENDS MEETING HOUSEとは何とも本屋さんにぴったりな名前!
Topping & Company Booksellersは「書店」というよりも「図書館」な雰囲気を強みにしている独立系大型書店だ。大手書店チェーンのWaterstonesと同じようにブックイベントを開催したりしている。作家のサインが付いたコピーが多かったのも印象的だった。
イギリスの書店業界ではWaterstones(とそれに買収された書店たち)が一強状態で独走している。この書店はどういう立ち位置だろうと思って調べてみたら、なんとこの書店の経営者Robert Topping(トッピングって経営者の名前だったのか!笑)は昔Waterstonesのマネージャー職をしていたらしい。
ほほお、やはりイギリスの書店業界ではなんかしらの形でWaterstonesに関わらざるをえないのかも。

月みたいに浮かぶランプも可愛い。






図書館のような雰囲気にうっとりしつつも、帰りの電車の時間が迫っていたので私はそそくさと書店を後にした。
(Topping & Company Booksellersの公式サイトもご興味あれば)
私はnoteで好きなことを気ままに書いている関西人。現在はイギリスに住んでいます。日々感じたこと・詩や創作・言語の話などの柔らかい話は「きき」が、イギリス院留学・イギリスで参加したイベントなどの形のある話は「KIKI」が書いています。気楽にどんどん書いていく予定ですので、ぜひまた立ち寄ってくだされば、とてもとても嬉しいです。
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