連載「菌活ボーイがゆく」㉑書き初め
こうじの魅力にはまった猫サラリーミャンの菌活実践記です。
「育て上げた醤油こうじを食べてしまうのが心苦しくて」の心境で菌との触れ合いの日々を送る。
さっちー師匠ににゃんだかんだ巻き込まれながら“菌友”づくりに励む。
文/菌活ボーイ
イラスト/ちぐ

「ん」の文字は、「人」に似ている。
人生は、きっと50音。
「あ」ではじまって、「ん」で終わる。
座敷で心を静め、おもむろに筆をとる。
あさがきて
いきて
うつくしいものにであって
えがおになって
おもいでにひたる
しばらく眺め、続きを思案。
再び、紙にしたためる。
かっこいい
キジトラ流菌道
くいしんぼうも
けんこうに
こりゃいいわ
さいこうだ
しんそこほれた
すばらしい
せすじがのびる
そうほんざん
腕組みして、出来栄えを確かめる。
かんぺき。かな。
ふいに、後ろから声をかけられた。
「さ行は、さっちーにするにゃ~」
(続く)
