恐怖新聞のおと。

恐怖が毎日家に届くなんて。
恐怖新聞なんてものを考えた、つのだじろう先生ってすごいわ。
つのだじろう先生のヒロインは、菱形の吊り目。
目尻も目頭もとんがってる、特殊フォルム。
いえ、ヒロインでもヒーローでもみんな同じ顔なんだけど。
なぜー!?
恐怖のあまり、吊り上がったままになっちゃったのかしら。
つのだじろう先生の絵って。
初期の絵がすっごく上手い。純粋に、絵だけ見ててもおもしろい。
あの特徴的すぎるマンガ絵から、リアルなデッサンを感じさせる幅がある。
だんだんデフォルメが進んで、特徴的なあの絵柄に行き着いたのがわかる。

お話も、深いわね。
ただ悪戯にオカルトに触れているわけじゃない。
見えないもの、まだ顕れていない現象への深い理解と知的な視野がある。
横山光輝先生もそうだけど、この時代のマンガ家って映画やリアル絵画で育ってるから教養の厚みがすごい。
品があるのよ。
そしてなぜか、荒木飛呂彦先生を思い出させる。
どこが似てんのよ!! ってファンに怒られそう。
天下無二。唯一無二。
そこしか合ってないじゃない。
ま、言われればそうね。
なんで、二人をつなげて連想しちゃったのかしら。
「魔少年ビーティ」の絵柄なら、やや近いと言えなくもない…かな。
あたしは、その頃の荒木飛呂彦先生の絵が好きー。シンプルでカッコいい。
お話の間に挿入されてる、ラフなカットも好きだった。
描き殴りのスケッチみたい描線が、かっ飛んでて上手くて。
でも、ジョジョはうんと初期までしか読んでません。ごめん。
なんだろうねえ。お二人の共通点。
驚いた顔の、インパクトかしら。
つのだ先生って、色使いもけっこう特殊なのね。
赤、青、緑とパッキリした多色使いが斬新だわ。
恐怖新聞Ⅱの、2巻の表紙は秀逸。
ポーズといい表情といい、忘れられないインパクトよ。
諸星大二郎先生といい、他の人には絶対描けない絵柄だよね。
もはや、モダンアートなのでは。
おもしろがって読んでたら、なかなか容赦ない展開…!
蒸し暑い夜にいかがかしら。

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