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イタリアのエレベーター、冷蔵庫を拒む

海外生活には、時々“思わぬ筋トレの日”があります。
今日がまさにその日でした。現在Airbnbで暮らしているのですが、冷蔵庫の冷凍庫部分が突然動かなくなりました。ホストが新しい冷蔵庫を注文し、数日後に無事到着しました。ここまでは何の問題もなかったのです。

ところが、私の部屋は2階。イタリアの建物は外観がとても趣深い反面、内部の造りがなかなか個性的です。エレベーターはあるものの、日本のように広々とはしておらず、電話ボックスのようなサイズ感。冷蔵庫をドアの前に置いた瞬間に、すぐに理解しました。「これは入らない」と

イタリアのエレベーターってこんな感じ。手動です😢

ルームメイトも苦笑い。メジャーで測ってみても、あと数センチがどうしても足りません。日本であれば多少無理をしてでも押し込もうとする場面かもしれませんが、イタリアではそのような“融通”はあまり見られません。
少し休憩したところで結局大きな冷蔵庫を階段で運ぶことになりました。

石造りの階段は、想像以上に急で長く、途中の角を曲がるたびに壁にぶつかりそうになります。腕は次第に震え、息が上がり、汗が落ちる。まるでスポーツのような時間でした。途中でふと、「なぜ今こんなことをしているのだろう」と自分でも笑ってしまいました。海外での生活は、誰も助けてくれないタイミングで、体力と忍耐力が試される瞬間があります。

実際に住んでいるところの階段です。

ようやく部屋までたどり着き、冷蔵庫を設置して電源を入れると、「ブーン」という低い音が静かな部屋に響きました。その音が、まるで小さな達成のファンファーレのように聞こえた瞬間、全ての疲れが少し軽くなりました。

日本であれば、冷蔵庫を購入すれば設置まで完璧に対応してもらえるでしょう。しかしイタリアでは、「最後のひと手間」は自分の仕事です。確かに不便ではありますが、その分だけ一つひとつの出来事が印象に残ります。体は疲れても、こうした“ちょっとしたトラブル”があるからこそ、海外生活は飽きることがありません。

実際に運んだ冷蔵庫。今考えるとよく運べたな~

今、冷えた水を一口飲みながら思います。
「次は洗濯機が壊れるのかもしれないな」と。
それでも、きっとその時もまた、少し笑いながら対応している気がします。今日のこの一杯は、努力の味がしました。

海外での暮らしは、便利さよりも“体験”が残ります。
こうした日常のひとこまを、これからも少しずつ書いていこうと思います。
興味を持っていただけた方は、次回のnoteも読んでいただけたら嬉しいです。

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けんた|医学生の生活設計@フォロバ100% 記事を読んでくださりありがとうございます。チップは今後の活動の大きな励みになります。応援、心から感謝します!