フライングバットレス!! ─ ゴシック建築の裏主役
こんにちは、けまりです。
今回は完全に息抜き記事です。
みなさん、「フライングバットレス」って知ってますか?
いや、知らなくてもぜんぜん大丈夫です。
私も少し前まで知りませんでした。けど、今はこう言わせてもらいたい。
フライングバットレス!!!!!!!!!!!!
(※勢いで押し切る記事です)
ゴシック建築の“外側の骨格”
まず一応説明しておくと、フライングバットレスはゴシック建築の屋根の重さを外から支えるアーチ状の構造のことです。

壁の外側に、まるで飛び出した腕のように添えられていて、重力を受け止めて横に逃がす役割を持っています。
「壁を薄くスカスカにして、そこにでっかいステンドグラスを入れたい」
「でもそうすると屋根を支えられないかも」
「だったら、外から支えよう」
──っていう、当時の建築家たちの工夫の結晶。
でもね、そんな構造的うんちくなんて、どうでもいいんです!!

名前も姿も、かっこよすぎる
フライングバットレス。
この名前を初めて知ったとき、「何その中二心をくすぐる響き…!」と衝撃を受けました。
フライングでバットでレス?もうなんか強そうじゃないですか。
しかも実物が、またいいんです。
巨大な聖堂の外壁に、斜めに飛び出している骨のような構造。
しかも、それがただの支柱じゃない。細かい装飾が施されてて、美しい。
“脇役”のはずなのに、全然脇役じゃない。むしろ主役。
「こんなに機能がモロ見えでいいんですか?」
「いいんです!そのままで!!」
って叫びたくなるくらいの潔さと存在感。

ミラノ大聖堂はフライングバットレスの楽園だった
特に衝撃だったのが、イタリア・ミラノのドゥオーモ(大聖堂)。

なんとこの聖堂、屋上に登れるんです。
そして……あろうことか……
フライングバットレスを、ほぼ手が届く距離で眺められる!!!

目の前にそびえる大理石のアーチ。手を伸ばせば届く距離。
「そんな、間近で見ていいんですか…?」ってくらいの距離感。
もうね、建築オタクじゃなくてもテンション上がる。
というか上がらざるを得ない。

でも最近の教会には、ないらしい
ただ、ちょっとショックな事実もあります。
フライングバットレスって、機能が“モロ見え”だから美しくない、と考える人もいるらしいんです。
たとえば近代の建築家ガウディは、飛び出したフライングバットレスを「松葉杖みたいだ」と批判していました。
技術が進歩すると、外に骨組みを飛び出させなくても、内部の構造だけで壁を支えられるようになりました。
たとえばサグラダ・ファミリアのような新しい時代の教会は、もうフライングバットレスに頼らなくても成り立つ設計になっています。

効率的で、スマートで、すごい。……すごいんだけど……。
ガウディさん、何をしてくれてるんですか!
フライングバットレスがないなんて、寂しすぎるじゃないですか。
あの飛び出した腕みたいな“構造がそのまま美”みたいなやつがないなんて……。
だからこそ、残る建築に会いに行きたい
でも、だからこそ思うんです。
今も残るゴシックの聖堂は、あの時代ならではの知恵と挑戦が、そのまま形になっている場所なんだな、と。
必要だから作られたものが、いつの間にか美そのものになってしまった──そんなところもまた面白くないですか。
だから、もしヨーロッパに行くことがあれば、古いゴシック建築に会いに行ってみてください。
外に伸びる骨のような構造が、ただ建物を支えているだけじゃないことが、きっと分かるはずです。
そしてあなたも、きっと言いたくなるはずです。
フライングバットレス!!!!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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