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小学校~それは小さな社会~   PART 2 (教育の現場で)

2026.4.24【320限目】

『小学校~それは小さな社会~』の映画の中で、先生たちが研修されている場面がありました。

 講師は、特別活動の第一人者で、国学院大学・人間開発学部教授の、すぎた ひろし先生でした。講演の内容は次の通りでした。(先生の使われた言葉通りです)

 『日本の学校の最も大きい特徴は、学校の中にたくさんの役割があるってことです。なぜならば、授業以外の生活を教育の対象にしているからです。
 日直当番はあるし、給食は配膳しなきゃいけないし、掃除も分担しなきゃいけないし、社会と個人の関係の中で、私はどうあるべきか判断する。この連続が、自分らしさと言われています。

 かつてね。この日本の国ってのは、国が学校で軍事政令もやって、戦争に駆り立てることまでもやっていた。そういう国です。

 それを変えましょうってことですよね。つまり、その民主化を支えるために、このカリキュラムってのは作られたところがあります。

 ただ、日本の今の社会ってのはある意味、そんなにいい社会ではないよね。なんとなく問題を起こしたら、ネットで攻撃して、自ら命を絶つようなそんな社会でもある。これは我々の責任でもあるわけですよ。

 そういうふうに国民を育ててきてしまったとも言えるわけですよ。これが結構な学校で行われている“ビー玉貯金玉”方式です。

 宿題を誰も忘れなかったら、重いビー玉がもらえます。連帯責任のやり方なんですね。

 日本の集団の強さ、協調性の高さは、世界がまねたい一つではありますけど、これは実は、諸刃の剣であることを、よく知っておく必要があります。

 つまり、これをやっている人は、友達同士に“お前のせいで、もらえないじゃないか”という、いじめの元を作っているのは教員だってことですよ。皆さん。

 日本のやり方は、果たして本当にいいのかというのを、改めなきゃいけない。』
と、いう内容でした。
 
 この映画の中で、この場面を入れたということは、日本の学校教育の中で、少し立ち止まって、今の学校の在り方を考えてみよう。という提言でもあると思いました。

教育現場で 

 土曜日に同勤していた先生が、タケノコを沢山もらって夫が炊きましたと言って、持ってきてくれました。昨年も美味しく炊いたタケノコを頂きました。

 その先生は、来週の授業の準備をするからと言って学校に行きました。休日でも仕事をしているのだと思いながら見送りました。なかなか教師の働き方改革が進んでいないように思いました。

 日本の教育現場では、教師の長時間労働や深刻な人材不足、不登校児童・生徒の急増(約34万人)、いじめや発達障害などの個別対応が増えています。

 そして、ITCへの対応や保護者からのクレーム、家庭の経済格差による教育格差なども大きな問題になっています。現場はやることがいっぱいです。
 教師の長時間労働については、授業の準備、学級経営、中高では部活動、保護者対応、事務作業などが重なり、教師の多くが長時間労働を実感しています。

 また、GIGAスクール構想(1人1台端末)が進む一方、その活用やメンテナンスに対応する負担も増加しています。

 日々忙しい学校業務の中で、うつ病などの精神疾患で休職する公立学校教師が過去最多になったと言われています。

 先日、ニュースで2025年の小中高生の自殺者数、532人(高校352人・中学校170人・小学校10人)は、過去最高だったという深刻な状況です。


働き方改革

 この山積みの問題を、働き方改革を進めていく中で、教師の負担を少なくして、子どもたちと向き合って、話したり、気持ちを聞いたりする時間を多くして、子どもの気持ちに寄り添い、子どもが学校は楽しいところと思える環境づくりが出来ると思います。

 学校は安全で安心できる場所であり、自分の居場所があると実感して、学校生活を送ることが、子どもが育つ大切な環境だと思っています。
 教師が一人ひとりの子どもに向き合う十分な時間を持つことで、主体的・対話的で深い学びが出来て行きます。

 働き方改革を進めることで、教師は授業研究をするための時間を確保し、教師の専門性を生かし、子どもと接する時間も確保して、日々の生活の質の向上や人生を豊かにすることで、人間性を高め、児童・生徒に必要な総合的な指導を行うことが出来るようになると思っています。

 子どもたちが学校生活の中で、やりたいことを見つけ、未来に向けて自分らしく生きていける社会であってほしいと願っています。


作品展出品4点目

私 「盛り花」



夫  「愛犬プーと友だちのシロクマ」


【今週のけい先生】*担当:夫(父)
 けい先生は、大好きなタケノコを頂いて、タケノコご飯や煮物を食べて大満足でした。今週は、働き方改革について書いています。

 私(夫)は、高校のソフトテニスクラブの部活指導員をしています。指導を始めて11年目になります。働き方改革としては、クラブの練習を見たり試合の監督をしたりして、先生方の負担が少なくなっていると思います。

 働き方改革が進む中で、部員たちのやりたい練習時間が短縮されたり、出来なくなったりすることが、加速されている事を実感しています。

 クラブ活動の地域移行が進みつつある府県もあります。地域クラブで活動するためには、活動費や練習会場の不足などの問題があります。

 全員が参加できるクラブから、個別選択型になると、経済的な事や練習場所ややりたいクラブが近くにないなどの理由からクラブ活動に参加できない子どもたちが増えるのではないかと危惧しています。


【編集担当より】
いつの頃からか、働き方改革ということが当たり前の世の中になりました。

2000年代前半に就職した氷河期世代ですが、それこそ「ブラック企業」と言う言葉がうまれたのもその頃でした。当時は、毎日22:00ごろまではだいたい働き、遅い日は日をまたいだり徹夜もありました。

もちろん若い時期にぐっと働くことで得られたものもたくさんありますが、個人的には、いまのワークライフバランスを考えて働く方が好きです。特にこれからは、AIを使って働くのが当たり前で、業務効率化はどんどん進みます。その分やれる仕事が増えますが。

AIを使う上で、最近思うのは、仕事やビジネスのロジックややり方を理解することはもちろん重要なのですが、人のやる仕事がよりコミュニケーションや人を動かすことに重点が置かれるようなるかと考えております。そのため、教養や幅広い知識を得ることも必要です。

仕事でのコミュニケーションだけでなく、オフライン・プライベートでの関係構築能力を高める、趣味や教養を幅広く理解するというのも大切にしていきたいと思います。

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