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システム思考で機能を考える

システムには機能があります。

機能が働いて効用を生み出します。

効用がニーズを満たすことができれば、そのシステムは必要とされます。

システムによる「機能→効用→ニーズ→満足」の流れを、システム思考で分析します。

システムの機能

システムの機能が働いて、効用を生み出します。

図1.システムの機能と効用

効用がニーズを満たすことができれば、そのシステムは必要とされます。

図2.効用に満足

このように「システムの機能」は、周囲との関係成立します。

システムの空間図を使って考えてみましょう。

システムの空間図

システムの空間図では、システムの上の欄に「上位システム内の他のシステム」、下の欄に「下位システム(構成要素)」を記入します。

図3.システムの空間図

そして、次の関係を見ていきます。

  • システム⇔他のシステム

  • システム⇔構成要素

上記の関係を見ていくと「システムの機能は、システムだけでは成立しない」ことがわかります。

システムの機能は、周囲との関係成立することを、具体的な例を使って説明します。

扇風機の例

身近な例として、扇風機を取り上げます。

図4.扇風機

扇風機をシステムとします。

扇風機システムの機能効用は、次のように定義することができます。

図5.扇風機の機能と効用
  • 機能:空気を動かす

  • 効用:風をつくる

扇風機(システム)は、空気(対象物)を動かす(機能)ことで、効用(風をつくる)を生み出します。

その効用が「涼しくなりたい」というニーズ満足させます。

図6.ニーズを満足させる

その結果、システム(扇風機)は必要とされます。

図7.システムが必要とされる

このような「システム→機能→効用→ニーズ→満足→必要→システム」という循環によりシステムは成立します。

この点をシステムの空間図からも見ていきましょう。

扇風機の空間図

扇風機の空間図は、次のようになります。

図8.扇風機の空間図

上位システムは(扇風機が置かれている)部屋になります。

上位システム(部屋)内の他のシステムには

  • 空気

  • 使用者

などがあります。

上記の空気は、システムの機能対象物になります。

図5.扇風機の機能と効用

システムは「空気を動かす」ことで、「風をつくる」という効用を生み出します。

その効用が「涼しくなりたい」というニーズを満足させます。

図6.ニーズを満足させる

そのニーズの持ち主は使用者です。

または、効用で「つくられた」に対して、風を反射する(はね返す)といった影響を与えます。

「システム(扇風機)」と「他のシステム」の間には、上記の関係があることがわかります。

このような関係によって、システムの機能効用が成立します。

フィードバックが必要

「システムの機能」は他のシステムとの関係で成立することがわかりました。

扇風機などの製品では(他のシステムである)「製品の使用者」との関係が大切になります。

そのため、使用者のニーズの満足度フィードバックすることが必要になります。

下位システムとの関係

システムの関係は「他のシステムとの関係」だけではありません。

下位システム(構成要素)との関係もあります。

構成要素が共に働くことで「システムの機能」が作用するからです。

次回は「下位システム(構成要素)との関係」について考えます。

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参考文献

Darrell Mann『TRIZ 実践と効用 (1) 体系的技術革新』の「第4章 システム・オペレータ/9画面法」

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