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ストレンジャー・シングス5 第4話 「魔術師」というタイトルがすべて ~ネタバレ感想

4話の振り返りです。いやー、5話が気になる終わり方でしたよね。


デレクとジョイス

デレクは、ジョイスによる説明をほとんど聞かないまま、その場から逃げ出そうとします。そして、そこにデモゴルゴンが登場。
ウィルの視点は、そのままデモゴルゴンの側へ。
そこに、スティーブたちが車で突っ込み、勢いのままデモゴルゴンをはね飛ばし、追いかける形で彼ら自身も裏側の世界へ。
ここで主導権を握るのはスティーブの思いつきであり、それを受け入れるナンシーの決断です。こういう局面で、いったん立ち止まろうといいだすのがジョナサン、らしいと言えばらしい。
軍は「保護」という名目を掲げ、ヴェクナの標的になりやすい9歳から10歳の子供たちを強制的に集め始めます。
その様子を、マイクたちは目撃します。

スティーブの車

スティーブたちの車は壁に激突し、動かなくなります。四人はそのまま、霧の立ち込める不気味な荒野へと放り出されます。

ウィルのアート

久しぶりのウィルアート。
思わず、シーズン2のことを思い出しますね。
今回は黒ではなく、赤いペンキです。
ハイブマインドの中枢とつながったウィルの感覚は、以前よりもはっきりしています。
エリカとデレクのコンビもなかなかいい。「産物って何?」「黙って聞いてな、あほたれ」このやり取りだけで、二人の距離感がわかります。

ケイ博士

ケイ博士はサリバンに指令を出し、子供たちをマックZへ運ぶよう命じます。エイカーズを気にかけるサリバンに対し、博士はほとんど関心を示しません。
ラミレス軍曹は、子供たちのことを心配しています。気にしていない博士。ケイ博士の冷淡さが少しずつ見えてきます。

マックスの説明

マックスはホリーに状況を説明しますが、ホリーは戸惑いを隠せません。マックスのことを「変な格好」と言うのも、ある意味では正直。
モヒカンにしようとしたマイクの話、ホットオレンジ。
岩の中にあるマックスの基地。そこは記憶の中の世界であり、ヘンリーの記憶が形作った精神の牢獄でもあります。

大脱走作戦

ロビンは、軍の目をかいくぐって子供たちを救い出すための「大脱走」作戦を立案します。説明の最中には、あの有名な音楽が流れます。
映画好きのロビンと、それを知らない仲間たち。

その作戦にアレンジを加えるのがマイクです。
今回、物語を前に進めているのは、何度もマイクなんですよね。
彼が物語の中心にいる感じがします。
皆がデレクを見る場面で、再び「大脱走」の音楽が流れるのも、なかなか気が利いています。

エルとホッパー

イレブンとホッパーは、軍の秘密基地へ、ほとんど無謀と言っていい潜入を試みます。
雷の「7秒ルール」。それを説明するエルに対するホッパーの態度は、どこか馬鹿にしたような言い方で、親子げんかのようです。

無線でダスティンから、ホッパーたちに「彼らが裏側にいる」という情報が伝えられます。壁の全貌が共有される。
ホッパーは「対策がある」と言いますが、それにナンシーが噛みつく。

マックス

マックスはホリーに、エピソード4のその後を説明します。
自分は一度「死んだ」のだと。

彼女の意識は肉体を離れ、虹の部屋で目覚め、そして1959年のホーキンスの記憶を追体験することになります。(そういえば、ホリーの枕は虹の柄でした)
時間と場所の境界が曖昧になり、迷宮のような体験。
その話を聞いたホリーは、それを「五次元世界の冒険」のようだといい、自分の好きな物語から名前を借りて、「カマゾッツ(Camazotz)」と名付けます。
不思議な世界に、名前を与える。この構図は、シーズン1でダスティンたちが怪物に名前を与えたときと、よく似ています。
あのときは少年たちの冒険でした。今回は、女の子の冒険。

マックスは、この状況でどんな選択肢があるのかを話します。
ドア1、ドア2、ドア3。
この話は、以前マイクがホリーに語っていた「ドアの話」と、どこかでつながっていくように感じられます。行きたいところに行けるホリーの話。

デレクと基地

一方で、デレクが基地に潜入します。
マレーサンタが現れ、衝撃パットを仕込んだ車登場。
「あほたれデレク」は、「あっぱれなデレク」に変わっています。この軽やかな反転は、いかにもストレンジャー・シングスらしい展開。
デレクは、ヘンリーのことを知っている子供たちを集め始めます。

エルとホッパー

エルとホッパーは、雷の7秒ルールを使って軍の防衛網を突破し、ついに内部へとたどり着きます。
二人は、ここまで来られたことに対して、互いに感謝の言葉を交わします。考えてみると、この二人だけで冒険を進めるのは、これが初めてですよね。どこか楽しく、それと同時に、はっきりとした終わりの気配も感じられます。
ホッパーの表情には、覚悟の色が浮かんでいて、それを見るのは嫌ですね。

ジョイス、マイク

ジョイスは言います。ときには、誰かに信じてもらうことが必要なのだと。それは、シーズン1で誰にも信じてもらえなかった彼女自身の記憶と、重なります。

マイクは、ウィルに語りかけます。
君の力は、ヴェクナと同じハイヴ・マインドを通じた内なる力だ。
D&Dで言えば、ウィザードではなく、魔力を操るソーサラーに近いんだ、と。その言葉は、ウィルの心の奥でくすぶっていた自己受容の火種に、火をつけます。
ここでも物語を前に進めているのはマイクです。
今回は、彼の言葉そのものが鍵になっているように感じられますね。
その二人を見つめる、ロビン。

ダスティンたち

ダスティンたちの間には、苛立ちが漂っています。ナンシーとスティーブはいけいけですが、ジョナサンは慎重な姿勢を崩しません。
そんな中で、ダスティンは冷静に分析。無線機のノイズ、方位磁石の異常な動き、そして目の前に広がる壁のわずかな曲率。「数学の授業、寝てないから」。
勉強できるオタクと、勉強しない学園のキング。スティーブとの口喧嘩は、まだ終わりそうにありません。

ダスティンは、この巨大な壁が無秩序にホーキンスを覆っているのではなく、ホーキンス研究所を中心とした、完璧な円を描く構造であることを指摘。
この発見は、研究所がいまだにヴェクナの支配力の源であり、すべての怪奇現象の爆心地であることを示唆しています。
四人は、研究所を調べることに。

マックスの逃走

逃げるマックスは岩へ。その前で、怯えているヘンリーがいます。
彼は強大な存在であるはずなのに、はっきりとした不安が見えます。何かがある洞窟。ヴェクナでさえ侵入できない聖域。

怯えているヘンリーがいます。彼は強大な存在であるはずなのに、はっきりとした不安が見えます。何かがある洞窟。ヴェクナでさえ侵入できない聖域。
マックスは、そこから逃げるための計画があるのだと打ち明けます。そのために、しばらくの間は、彼の支配下にある「クリール・ハウス」に留まり、騙されたふりを続けることにします。

ウィルとロビン

タニン・トンプソンとロビンの話。高校の挫折と小さい時の自分のフィルム。この話は、後半につながります。
話を聞いているときのウィルの顔がいい!「ロッキンロビンになったんだね」

エルとホッパー

軍事基地潜入します。眠そうな研究員。こういう人、ジュラシックパークにもいました。大体主人公に襲われる役。すぐに倒されます。

デレクの奮闘

ホーキンスの軍事拠点では、デレクによる命懸けの救出工作が開始。
デレクは、不遜な態度で軍人たちを翻弄しながらも、指定された場所へとヴェクナの標的とされた子供たちを巧みに誘導します 。
彼は エクササイズを教えるということで集めて、怯える子供たちのパニックを静めながら、トイレの地下道を通ってマイクたちが待つ脱出口へと一人ずつ送り出していきます、しかしあふれ出す水道管。

エルとホッパー

赤いランプの照明のみの研究所。めちゃくちゃターミネーターっぽい雰囲気でした。
エイカーズVSホッパー。

ロビン

アシュリーに気づかれる。デレクが一気に誘導。

エルとホッパー

とうとうケイ博士をやっつけます。
死ぬつもりのホッパー。この時点では、中にいるのはヴェクナと思っていますからね。
心の傷の癒えていないホッパー。死ぬつもり。

ロビンとマレー

基地の外では、ロビンとマレーが用意した脱出用トラックが待機していました。
捕まる皆様。強い、デレク。
ここにきて、ウィルの調子が。そして、奴らがきます。

基地の広場に、突如として裏側の世界から巨大なゲートが開きます。
デモゴルゴン大暴れ。この辺り大作戦争映画みたいなアクション。ワンカット風で中にいるような没入感。だんどり、大変そうです。
皆をかばうマイク。苦しむウィル。

エルとホッパー

電源が落ちる。戻るホッパー。
重厚な扉の中にいたのは彼らが予想していたのとは違いました。
そこに拘束されていたのは、かつてシカゴでエルが出会い、復讐の旅を共にした「姉妹」、カリー(エイト) 。
回収されていない伏線、いよいよ回収です。フィナーレっぽい感じになってきました。

ヴェクナ登場

燃えるサリバン。
ダイエットしたと噂のヴェクナ降臨。
シーズン4の傷を自らの肉体の一部を再構築することで癒やし、以前よりも禍々しい姿となったヴェクナさん。

彼は抵抗するジョイスを宙に弾き飛ばしますが、なぜか彼女にトドメを刺すことはありません。
そしてヴェクナは、ウィルを強大な力で捕らえ、宙へと吊り上げます

ヴェクナは、至近距離でウィルの顔を見つめながら、自らの残酷なマスタープランを語り始めました。
ヴェクナは、ウィルのことウィリアムというんですよね。

ヴェクナは、世界を根底から作り直す(リシェイプする)ために、精神が容易に作り直せ、支配しやすい「完璧な器(Perfect Vessels)」を必要としているのだと明かします

そして、衝撃的な事実をウィルに突きつけます 。
1983年の11月、彼が最初に誘拐し、体内に粒子を流し込んでハイヴ・マインドへと繋ぎ止めたウィルこそが、この「器」計画の最初のプロトタイプであったということ。
ヴェクナは「一部の人間はこの世界に属していない。私の世界に属している」と残酷な宣告を下し、ウィルを嘲笑うかのように突き放すと、ゲートの向こう側へと去っていきました。
やはり、すべてはウィルから始まっています。

そして、絶体絶命の瞬間、ウィルの脳裏に、ロビンから授けられた言葉がリフレインします。「ほかのなにかにもとめていたけど、答えは最初から自分の中にあった。」
彼の意識の中で、ホームムービーのような美しい断片が再生されました。マイクと初めて出会った日の「友達になろう」という言葉、イクとウィルの出会いのシーン。
これは以前マイクがウィルに語っていました(2シーズン)泣けます。
ジョイスに見せたクレヨンの絵、ジョナサンと一緒に建てた思い出の「バイヤーズ城」
これらの愛と絆の記憶が、ヴェクナの憎悪によって作られたハイヴ・マインドの回路を、逆にウィルの意志でジャックするための強力なアンカーとなります。
ウィルは、これまでの被害者としての恐怖や、異質な存在として疎外されてきた悲しい記憶を捨て去り、自分の内側にある「強さ」と、マイクたちへの深い情愛に意識を集中させます。

その瞬間、ウィルの力がついに解放されます。

彼はハイヴ・マインドを逆手にとり、異なる場所にいた3体のデモゴルゴンを同時にテレキネシスで停止させました 。
そして、ヴェクナが自らの呪いで犠牲者の命を奪うときと全く同じ手口で、モンスターたちの関節を一つずつ、無残に捻じ曲げて粉砕し、絶命させます。

デモゴルゴンを屠り、仲間を救ったウィルは、かつてイレブンが何度も見せたように、袖で鼻血を拭いながら、決意に満ちた強い眼差しで遠くを見つめます。

まとめ

・ウィルが単なる「助けを待つ少年」から、ヴェクナに対抗しうる対抗力へと成長
・カリと再会!イレブンとの姉妹連携が期待されます。
・マックスとホリーが連携。何か作戦を考えているマックス。脱出は次回以降にもちこし。
・ホーキンス外の仲間たちは一切登場せず。5話以降の登場?


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