コーチが、カウンセリングを学び始めた。
様々な対話型サービス
世の中には、さまざまな1対1の対話型サービスがある。コンサルティング、メンタリング、占い、カウンセリング、コーチングなど。
人の心にはっきりとした境界線がないように、これらを切り分けることはなかなか難しい。ただ、各職業のプロであれば、従事者はその違いを学んできていると信じたい。
私もざっくりと下記にまとめたことがある。
カウンセリング vs. コーチング
その中で、コーチングとの差別化が特にわかりにくいのが、カウンセリングかと思う。実際、私が契約しているアジアのオンライン・コーチング会社は、カウンセリングとコーチングのサービスを提供しているけど、違いをわざとぼやかしているのかわかっていないのか、かなり曖昧に提供している(とても良くないと思う)。
カウンセリングは過去と今、コーチングは今と未来にフォーカスする?
カウンセリングは心が疲れた人・問題を持った人を扱って、コーチングは元気な人・今の自分以上に伸びたい人を扱う?
カウンセリングはクライアント(相談者)の回復や問題解決を目的として、コーチングはクライアント(コーチィ)の更なる飛躍、目標達成を応援する?
頭ではわかっているようでも実際の現場では、きちっと分けられるものなのか?多くのクライアントと接して、そういうものでもないとわかる。特にウェルビーイングを掲げる私にとっては。
ということで、なんでも体験主義/ hands-on approachの私としては、大学の心理学基礎コースで学んだ知識はただの知識、がっつりカウンセリングをやれる学びの第一歩踏み出してみた。
英国のCPCABを選んだ
多くの学術分野のように心理学は西欧から始まった。日本語だと翻訳された言葉が難しすぎて、イメージが湧かない。また、私の目標とするクライアントは世界中の人々。ということで、日本以外の学校を探した。
この心理エリアの勉強は世界中で使える資格はないので、どこで取ってもその国でしか役に立たない。その中で、自分に合っていたのが、英国CPCABのアプローチ。英国内で実習を行わなければいけないので、本当にカウンセラーにはなれないかもしれないが、カウンセリング・スキルは学べるはず。
コーチングとの違い
初期段階ですでに、コーチングとの違いが見えてきた!
私が学んでいるカウンセリングは、1940年代、ロジャース/Carl Rogersによって発展された来談者中心療法/Person-centred therapy。コーチングと同じように、あくまでもクライアントの全体に目を向け、彼らの意思を重視する。
ただ、根本的に違うのが、クライアントが相談者、患者である点。その意味で、やはりカウンセラーはクライアントを引っ張る、ガイドする役割がある。だからカウンセラーとクライアントの関係性は、同等ではない状態。そのため、様々な誤解を生まないための倫理規定がコーチング以上に明確だ。
例えば、カウンセラーとクライアントの間の境界線/boundariesがコーチング以上に明確で厳しいと思う。時間厳守のみならず、セッション以外プライベートでの関わりを避ける・断る、機密保持の限界や扱える内容の限界に関するクライアントへの説明がもっと明確で、そこに学習時間を割く。
コーチとしてカウンセリングを学ぶ意味
まず最初に叩き込まれるのが、私はカウンセリングの手法/counselling skillsを学んでいるだけど、カウンセラーではないということ。カウンセラーと呼べるのは4〜6年の勉強・実地経験を積んで、やっとなれる。
また、扱えるクライアントの問題も明確に分かれている。私のレベルが扱えるのは、CPCABのレベルAまで。
クライアントの変化に対する、3つのサービスレベル
レベルA:日常生活上の問題
レベルB:一般的なメンタルヘルス問題、その他の心理的問題(不安症、うつ病等)
レベルC:重度かつ複雑なメンタルヘルス問題(双極性障害、統合失調症等)
コーチングでも同じなので、違和感はないが、実際レベルBのクライアントが来ないわけではない。だからといって、コーチングにカウンセリングをミックスしたいわけではない。私はあくまでもコーチ。
ただ、1回でもコーチングとカウンセリングの違いなどわからずに、私のセッションをブッキングしてしまった人々を、その時間内にどのようにトリアージュして、どのように対応すべきか?を考えたい。
これまで漠然と「私はこのクライアントにベストな言い方やリファレンスをしているのか?」と思ってきた疑問を少しでも解明できたら良いなと思っている。
Image: 以前「アジア人、カウンセリング、英国調の雰囲気」という超シンプルなプロンプトで作ったイメージ。ちんまりした中年アジア女性が座って話している姿が私っぽい?😅😂
