似て非なり、色々ある一対一の対話サービス。何が違うの?
日本には、悩み事・困り事を相談できるプロと一対一で向き合うサービスが結構たくさんある。メンター、コンサルタント、専門家、占い師、セラピスト、ヒーラー、カウンセラー、コーチ等々。
ただ、どんな相談内容が、どのプロに合うのか、一般人の目線からは分かりにくい。しかも、実際のサービスとしては、これらの職種を混ぜて行っているプロの人々が多い。
以下の図は、おおざっぱな職業区分で曖昧さもあり、内容的に重なる部分があることも承知で分けてみた。現在の自分のざっくりした理解を表現した。私の理解が更に深まったら、日々更新する。
この図は、「私(クライアント)」の視点に立って、「私」の基本的なニーズをもとに、どのポイントを元にプロを選ぶのかを考えた。

ポイント1 横軸:もし「私」がランナーだったら、走ることは大丈夫だけど、応援者やアドバイスが欲しいのか?それとも、足をけがしてたり、止まるくらい走るのが苦痛な状態なのか?
上半分:「私」は、問題を解決したい、何かしたい、何かを発見したい。例)ビジネスを立ち上げたい。ワークライフバランスを達成したい。誰かに話を聞いて欲しい。
下半分:「私」は、心や精神的な痛み、疲れを感じていて、治療や癒しが必要。例)気分が長期間沈み、仕事が手につかない。過去のトラウマに向き合いたい。
ポイント2 縦軸:ランナーの「私」は、自分の力で自分を発見したい、強化したい?それとも、今は、他人の知識や方法論が必要?
左半分:「私」の知識や考えではなく、プロが持っている特殊な知識や技術、判断に頼りたい、委ねたい。
右半分:プロの手助けで、「私」の考えを発展させたり、「私」を治癒したい。
一対一で対話するサービスの中で、コーチングに似ているのが、心理カウンセリングやセラピーかもしれない。
コーチングは、今から先の未来にフォーカスしていて、過去を深く扱わない。だから、過去の問題を追求したい、解決したいクライアントは、コーチングは適切でない。その場合、まずは心理系のカウンセリングやセラピーに行くよう推奨する。
また、コーチングでは「クライアント自身のaccountability(責任)」に比重が置かれ、それがないと何も進まないと考える。基本的に、心理系のカウンセリングやセラピーでは、疲れた精神を心理療法を使って解決や治癒を目的としているので、accountability(責任)はコーチングほどハイライトされないのかな?

どのプロにせよ、一対一で対話するサービスは、これからの未知の時代を生き易くするツールの一つだと思う。今、社会は目に見える形でVUCAの時代に突入し、余りに目まぐるしく変わり続けている。文化や価値観が多様化し、これまで「普通」だったことが「普通」でなくなり、基準が変化し続ける時代。その変化の波にただ飲み込まれていいのか?
一対一で対話するサービスは、私たち自身に向き合う時間をくれる。コーチングでは、自分自身に「私はどう思う?どう生きたい?」と意識的に問いかけ、普通や常識に囚われない「自律」を促す。日本のように集団に同調することが善とされてきた文化では、「自分の軸」を我がままとは違うと認識するにも時間がかかる。その育成を一歩一歩進めるために、伴走者がいたら心強い。
