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メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(836)-(840)

皆様、こんにちは。

鹿冶梟介(かやほうすけ)です!

昨日の話ですが、大学の精神科医局の同門会(医局員の現役・OBの交流会)に参加してきました。

実を言うと、小生はこの同門会がちょっと苦手です😅

… …、正確に言えば、若い頃は大好きだったのですが、最近は参加するのが少し億劫になってきた、という表現が適切でしょう。

というのも、若い頃は同期(同じ年に入局した医師)がたくさん参加していたのに、年々その人数が減り、どこか寂しい雰囲気を感じるからです。

もちろん知り合いの先生方は大勢いらっしゃるのですが、

「先生、いつも大変お世話になっております。今後ともよろしくお願いいたします……」

... ...と、“年賀状かよ!”と突っ込みたくなるテンプレ挨拶が中心になってしまい、どうにも居心地が悪くて… …。

この手の集まりにありがちなことですが、参加者は高齢の先生方と若手で二極化しており(真ん中の世代、少なっ!)、自分も徐々に高齢側に近づいていると思うと、何とも複雑な心境でんがな🙄

とはいえ、お会いしたかった先生方にはひと通りご挨拶でき、有意義な宴でした。

特に現教授とお話しできたのは大きかったですね。

詳細は控えますが、教授は小生より3歳年上で、数年前の教授選では、正直「本命」という印象ではありませんでした。

当時は“若い”という点が不利でしたが、そのハンディをものともせず教授に就任されたのは、やはり彼の“人間性”あってのことだと小生は感じております。

実際、小生はバイト先で教授と一緒に働いていた時期があり、その頃のお話を教授が懐かしそうに語られ、小生もまた当時を思い出して胸が温かくなりました。

コロナ禍でなかなかご挨拶に伺えず心苦しく思っていたので、胸のつかえが取れたような気持ちです。

数年ぶりに参加した同門会でしたが、改めて「参加してよかった」と心から思いました!


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【今日の精神医学豆知識集!(その168)】

836.昔のカルテには「Aura」という記載がされていることがあるけど、これはてんかん発作の前に生じる前兆を意味するドイツ語だよ(口をもぐもぐさせる、吐き気、動作の停止など)。発音はアウラなんだけど、英語のaura「オーラ」と同じ語源なんだよ。

【メタルのおまけ】
ラテン語における「aura」は元々は、微風、香り、光輝などを意味していたんだって。ちなみにGoogleでAura(アウラ)を調べたら、角の生えた可愛らしい女性の画像が出てくるよ。

↓漫画「葬送のフリーレン」に登場する断頭台のアウラだそうです。


837.昔のカルテには「Mittel」という記載がされていることがあるけど、これは薬を意味するドイツ語だよ。Mittelには薬以外にも、手段、資金、平均という意味もあるよ。ちなみに睡眠薬はSchlafmittel(シュラーフミッテル)と言うよ。

【メタルのおまけ】
シュラーフと聞いて、シュラーフザック(寝袋)を思い出す人もいるけど、これもドイツ語だね。ちなみにHerzmittel(ヘルツミッテル)は強心剤を意味するよ。

↓この寝袋、暖かそう!


838.昔のカルテには「stumpf」とういう記載がされていることがあるけど、これは統合失調症における感情鈍麻を意味するドイツ語だよ。同じような表現で、steif(表情が硬い)、kalt(冷たい感じ)なんかも書かれていることがあるよ。

【メタルのおまけ】
stumpfはドイツ語で、鈍い、なまくら、光沢の無い、ざらついた、気の抜けた...と言う意味もあるゆよ。要するに”生き生きした”とは逆のニュアンスだね。ちなみにStumpfはドイツ人の苗字にも使われているね。Carl Stumpf(カール・シュトゥンプ)はドイツの心理学者・哲学者だよ。

↓それにつけてもオヤツはカール♪…、今や西日本しか販売されていないそうですね。


839.昔のカルテには「Zelle」という記載がされていることがあるけど、これは隔離室を意味するドイツ語だよ。発音はゼーレ...、と言いたいところだけど”ツェレ”なんだよ。ちなみに、細胞(cell)という意味もあるんだって。鹿冶さんもカルテにZelleってよく書くね。

【メタルのおまけ】
これは某アニメの影響じゃないかと思うけど、隔離室のことをゼーレという精神科医もいるね(わかる人はわかるね?)。ちなみに紙カルテで「隔離室」と書くのは手間なので、Zelleと書く方が楽ちんなんだよね...。ところでドイツでは隔離室のことはZelleとはあまり言わず、Isolierung、 Absonderung、 Kriseninterventionsraumなどの言葉の方が使われているみたいだね。

↓ちなみにエヴァンゲリオンのゼーレは「Seele(心・精神)」だよ!


840.昔のカルテには「Wahn」という記載がされていることがあるけど、これは妄想を意味するドイツ語だよ。発音は"ヴァーン"だよ。ちなみにWahnsinnは狂気という意味なんだけど、sinnは心って意味だよ(感覚という意味もある)。

【メタルのおまけ】
ドイツ語であるWahnには、気まぐれ、間違った意見、幻想などを意味するよ。Wahnに関連する言葉はたくさんあって、例えばWahngedanke(妄想思考)、Wahnsystem(妄想体系)、Wahnstimmung(妄想気分)、Wahneinfall(妄想着想)...などがあるよ。

↓「妄想代理人」おすすめです!


【メタル君の考察】

今回は「昔のカルテに書いてあるドイツ語」に関係する精神医学ネタをポストしたよ!

以前は、ドイツ語や英語でカルテを書く理由として...、

①昔は"カルテは医療側の物"という観点から、医療従事者(特に医師)しかわからないようにするため

②紙カルテ時代は、外来語であった医学用語を日本語で書くとめちゃくちゃ画数の多い漢字を多用するから、サラサラっとかけるドイツ語や英語が好まれた

の二つが考えられるけど、最近は"カルテは患者さんの物"という考えが主流だから、横文字ではなく日本語でしっかり書くよう指導されるよ。

また紙カルテが減り電子カルテ化するようになったから、ドイツ語や英語を入力するよりも日本語入力の方が簡単になった...というのも理由の一つかも。

ちなみに鹿冶さんの病院はいまだに紙カルテを使っているから、SOAPのAにはしばしば英語を使うね(←いい加減電子カルテ化してほしい)。

これからもマニアックな精神医学ネタバンバンと紹介するぞ😆

↓ドラクエのマグネット、ほしいです!


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