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渋い粋な合口短刀拵

深い茶色の合口短刀拵。随所に経年による痛みが見られるが金具も渋く好感が持てる拵。明るいライト下で見れば茶色に見えるが夜は黒っぽく見える。

柄は鮫革を黒漆塗で補強しており、赤銅地の船の目貫が付いている。
柄糸が巻かれておらず出し目貫なので鮫革の粒がまた緩やかな波のようにも見えてきて海もしくは川の上に船がゆったりと浮いているような光景に見えてくる。

小柄は深い濃い色の赤銅地で後藤のような印象も受ける。人が船を引き上げているような図で漁を行う村人を表しているのだろうか。

恐らく以前金家鐔でも取り上げた画題と同じものである。


経年の為か鞘の表面の漆が薄くなり下地の黒い漆が見えているような箇所も見られ、新しい物には見ることの出来ない味わいがある。

返し角が意外に細く見え時代が上がりそうにも見えます

鞘尻は丸。

鯉口は平らではなく、おわん型になっています。
合口は大体こうなっているのでしょうか?
なっていたような気もしつつも記憶があいまいです。

修復したような跡?も見られます

諸所から江戸中期くらいまでいきそうな気もしますがどうでしょうか。
赤銅の刀装具は拵がグンと締まって見える気がし、地味ですが格調高く見えます。
そしてやはり黒の柄はカッコいいですね。刀身無くとも楽しめます。


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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

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