元三大師(角大師)とおみくじ ~ みんなのしんしゅうがく旅行【京都】編
『みんなの新・修学旅行』
であり
『みんなの信州学・旅行』
でもあります
信州人(長野県民)の旅のnote【京都】編
修学旅行は昔の想い出の人も、これから修学旅行という人も
イマドキの新しい修学旅行の気分を楽しみましょう
神社やお寺に行くと、ついおみくじ引きたくなります
修学旅行では特に盛り上がります
「ねぇ、みんなでおみくじ引こうよ」
「一緒に開けるんだよ! いっ、せーの、せ!」
「ガイドさん、写真撮ってもらってイイですか?」
ちなみに「マック」と「マクド」のようにかけ声にも地域差があり
「いっ、せーの、せ!」は関東
「いっ、せーの、で!」は関西
信州(長野県)では「いっ、せーの、れ!」もあります
このおみくじ、実は京都にいた高僧が起源だとされています
それが元三大師(角大師)こと慈恵大師
お名前は良源(りょうげん)さんです
元三大師と言われるのは正月三日に亡くなられたから
角大師(つのたいし)と言われるのは夜叉の姿になられるから

なぜ元三大師が角大師のお姿に変身するのか、その理由を語るエピソードには大きく2つのパターンあります
・弱きを助け強きを挫く系
・疫病をおさえる系
この話はとても面白いのですが今回はおみくじの note ですので残念ですが省略します
また元三大師がおみくじの起源とされるのはこちらの note に記載しましたので、よろしかったらご参照ください
今回は元三大師がおみくじを京都と信州でブレークさせたという意外な話の note です
元三大師によるおみくじは京都発祥

多くの神社仏閣でみられる現在のおみくじの原型は元三慈恵大師良源の創始とされている(比叡山の元三大師堂は「おみくじ」発祥の地として知られる)。元三大師が観音菩薩より授かったとされる五言四句の偈文100枚のうち1枚を引かせ、偈文から進むべき道を訓えたのが原型とされる。籤に番号と五言四句が記されているのはこの偈文100枚が由来である。
というわけでおみくじの起源とされるのが「元三大師百籤」
そして、その伝統は比叡山の元三大師堂で今も受け継がれています
【京都観光】比叡山の元三大師堂
テレビの旅番組やクイズ番組でも度々取り上げられるということもあり
比叡山の元三大師堂はいまや外せない観光スポットとなっています
元三大師堂は比叡山の横川(よかわ)にあります
マップはこちら
(※)元三大師堂の住所の行政区分は滋賀県です
(※)横川は比叡山延暦寺の山内とされていますが、微妙な立ち位置にあります
元三大師堂には様々な護符や授与品があります
また「元三大師百籤」の流れを汲むおみくじがありますが
予想以上に時間とお金がかかりますので事前に直接ご確認されることをおススメします
【信州観光】戸隠がきっかけでおみくじが大ブレーク
今日のおみくじの原型が元三大師により造られて
京都の元三大師にまつわるお寺はもとより、天台宗系寺院を中心に広がりをみせました
しかし本格的におみくじが日本全国にブレークしたのは江戸時代です
そしてそのきっかけが戸隠神社!
(戸隠は蕎麦だけだと思っていたらバチが当たりますよ)
元三大師の夢のお告げ
江戸時代となり、元三大師が天海の夢に現れます!
東京上野の寛永寺を創始した天海僧正の夢に、日ごろ帰依する元三大師が現れ「信州戸隠山にある観音籤で、信心して占えば、人の願いに応じて吉凶、禍福を知らしめるであろう」とのお告げがありました。早速、天海は戸隠のおみくじを取り寄せ、経をとなえ、ゆすりながら筒の口から出た籤で占ってみると、将来のことが手に取るように明らかだった、との逸話が残されています。
この天海僧正の夢の逸話により、戸隠の観音籤が「霊験あらたか」として評判になりました
そして江戸の寛永寺(天台宗総本山の一角)が戸隠の観音籤を採用したことにより、都市部で広まり、庶民に普及、つまり本格的なブレークにいたったのでした
戸隠神社の公式サイトはこちら
戸隠神社のおみくじは現在でも独特です
神職が祝詞(のりと)の中で、参拝者からお聞きした年齢(数え年)と男女の別を戸隠の大神様に告げ、吉凶をお尋ねしています。
奥社・中社・宝光社の各授与所でいただけるそうです
戸隠神社 奥社のマップはこちら
戸隠神社 中社のマップはこちら
戸隠神社 宝光社のマップはこちら
【余談】戸隠蕎麦
とはいえ、戸隠神社に行くなら蕎麦は食べてきたいところ
戸隠の各所で地元で収穫された貴重な蕎麦をいただけます
戸隠蕎麦には外観上の特徴があります
それが「ぼっち盛り」
ザルに蕎麦を五つに小盛りする形式(盛り付け)です

私などは食べやすいように小盛りされてるのかとばかり思っていました
しかし、これは戸隠神社のゆかりの神々5柱とか、戸隠神社の5社からきているのだとか(諸説あり)
「へぇ~そうなんだ」
と感心する一方で
「食べちゃっていいのかなぁ」
と畏れ多くもあり...
【余談】黒姫高原の焼きもろこし
長野市から戸隠神社奥社まで行かれたら、おススメしたいのがモロコシ!
来た道を引き返さず黒姫高原方向に抜けます
高速道(信濃町IC)もありますし国道18号(通称アップルライン)にも出れます
この道は通称「もろこし街道」と呼ばれており、シーズン中道沿いに売店が軒を連ねます
もろこし街道のマップはこちら(直売所もいくつかマップされています)
黒姫高原といえば黒姫山とコスモス畑が知られているかもしれません

コスモスについては、「信州人(長野県民)の旅のnote【奈良】編」で改めてご紹介したいと思います
さて信州人(長野県民)というより長野市民や北信の人には重要な街道が
信州新町の「ジンギスカン街道」、
須坂・小布施の「ぶどう街道」、
そしてここ黒姫(信濃町)の「もろこし街道」です
ここのもろこしは甘みが強く感じられる逸品!
それを街道沿いのお店でいただくことを強くおススメします
ここでの定番の「焼きもろこし」は
取りたて(もぎたて)の新鮮なもろこしをふかし、甘じょっぱい醤油だれを塗って軽く焼いたもの
それを黒姫山を眺めながらいただく...もう悶絶するほど美味しい!
お店の方との会話も楽しみの一つ
「熊が出てくるようになってクマった」
「鹿の食害がかくかくしかじか...」
