星見当番の冬至の年筮2025
星見当番です。2025年12月22日です。本題へ入る前に本日のトランジット太陽情報から。
2025年12月22日のトランジット太陽(駆け足)
今日のトランジット太陽は大急ぎだよ。0時02分までトランジット太陽は「♐30神の祝福を」エリアを運行する。世の人々はそれぞれの場所で、それぞれの役目を果たしている。教会のトップである教皇もまた、役目を果たす。信徒たちを祝福し、主をたたえ、平和を祈る役目。みなに、われらに祝福を。天には栄光、地には平和がありますように。
0時03分には太陽が「♑1儂が酋長じゃ」へ移動する。サインの数え1度は「そのサインのエース札」のようなもの、サインのテーマを大きくバンと打ち出す。ネイティブアメリカンの酋長が自分の部族に対して「我こそがみなを束ねる『かしら』である」と宣言する。率いる者と率いられる者たちの区別ができ、集団や組織に関心が集まる1ヶ月間のはじまり。
同じ12月22日の23時37分にはもう太陽が「♑2戦争の爪痕」へ移動してしまう。集団同士の利害が一致しないとき、争いが起こる。争いが起これば、傷つき壊れるものが出る。多くの信徒が心の拠り所としていたであろう大聖堂の、三つ組のステンドグラスが爆撃でひとつ欠けてしまった。3という調和の数からひとつ失われて二項対立の2になってしまった。ステンドグラスは修復されて3に戻るのか、壊されたままなのかは、まだわからない。
2025年の冬至が来た! 年筮を立ててみよう
易ダイスよし、アストロダイサーよし、『基礎からわかる易の完全独習』の用意よし。人生2度目の「冬至の年筮(冬至に易を立て、得た卦でこの先の1年を占うこと)」、いってみよう!

【あらかじめおことわり】
この年筮はあくまで「星見当番のこれからの1年」を占うものです。「星見当番の年筮2025」であって「みんなの年筮2025」や「あなたの年筮2025」ではないことにご留意ください。自分で立てよう自分の年筮。
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星見当番の年筮2025は「風天小畜」
昨年に引き続き、八面の八卦ダイスふたつと六面ダイスひとつを使った簡易バージョンで卦を出していく。当番は筮竹を持ってないからね。ダイスがない場合はコインを六回投げて表か裏かで卦を出す方法もあるし、たぶんWeb上にもランダムで卦を出してくれる無料易占サイトがあるんじゃないかな、探したことないけど。
はい、今年の出目はこちら!

当番はピンク文字の八卦ダイスを「内卦」、黒文字の八卦ダイスを「外卦」と個人的に決めている。当番の「冬至の年筮2025」は内卦が「乾(けん)」で外卦が「巽(そん)」。これだけでパパッと卦の名前が出てくるほど易占に習熟しているわけではない当番なので、ここでおもむろに『基礎からわかる易の完全独習』(以下『完全独習』とする)を開く。内卦が「乾」で外卦が「巽」は「風天小畜(ふうてんしょうちく)」、解説は『完全独習』 104~106ページ。そして六面ダイスは「二」、併せて「風天小畜の二爻(ふうてんしょうちく・の・にこう)」となる。「二爻」の読みは「じこう」かもしれない。之卦は「風火家人(ふうかかじん)」、『完全独習』の188~190ページ。
昨年に引き続き、卦の意味を調べながら手書きメモを作っていく
年筮2024と同様、『完全独習』とWeb検索を参照しながら手書きメモを作っていく。なぜ調べるだけではなくメモを自作するかというと、調べて読むのは当番にとって「楽譜を読むようなもの」で、メモを書くのは「読んだ楽譜を試しに弾いてみるようなもの」だからだ。ちょっと弾いてみないと自分が読んだ譜面を本当にわかったのかそうでないのか確信が持てないのよ当番は。
今年はB6判の方眼ノートに書くことにした。まず名前と卦を書く。⑨は六十四卦の通し番号。方眼罫がガイドになるから卦が描きやすいな。

卦は下から上へと積み上がる。内卦が下から上までオール陽の「乾」、外卦が下ひとつ陰、上ふたつ陽の「巽」。ところで下から上へ卦を書き取っているとき、当番の脳内では毎回童謡「グーチョキパーでなにつくろう」が流れている。陰と陽で、陰と陽で、何作ろう、何作ろう、内卦が乾で、外卦が巽で、風天小畜~、風天小畜~♪

『完全独習』から英語のキャプションを抜き書きしておく。The Taming Power of the Small ちいさなものの留める力。tame は「馴らす、躾ける」だね。牛馬、あるいはそれより大きな獣を飼い慣らし、訓練して人間の役に立つよう仕上げることを taming と、それを生業とする人を tamer と呼ぶ。

この卦は残り五つが陽の中に、ひとつだけ陰が混じっている。陽は「上昇するもの・明るいもの・大きなもの」で陰は「下降するもの・暗いもの・小さなもの」。英語のキャプションが The Taming Power of the Small だということは、このたったひとつの「陰」は「多勢に無勢」ではなく、残り五つの鼻面を取って引き回す tamer の立場であるということ。大きな雄羊が五頭いて、それを追い込む小さなボーダーコリーが一頭いたら、雄羊がいつどこへ向かうべきか決めるのはボーダーコリー。「六人の会議で五人が賛成し、ひとりが疑義を差し挟んだら、満場一致のためにはそのひとりの意見をよく聞かなければならない」ということかな、と当番は思案する。
『完全独習』の解説には「日照りが続いて雨乞いをしたら『西の郊外に濃い雲が出ているが、雨はまだ降らない』」とあった。降りそうで降らない、待ってる雨はいずれ降るけれど今すぐではない。雲の行方が気になる「待ちの期間」であるのがこの一年であるらしい。
つぎ、「風天小畜」という名前を当番なりに掘ってみる。卦の名前は難しそうに見えて、実のところ中華料理と同じように「何と何で、何」方式で名付けられている(「番茄炒蛋」トマトと卵炒めが「番茄トマト・炒める・蛋たまご」であるように)ことに去年気付いた。「山雷頤」が「山と雷で、頤(したあご)だよ」ならば、「風天小畜」は「風と天で、小畜だよ」。小畜って何だ? 「小さい家畜だよ」では意味が通らないように思うので、これは「畜」に「動物を飼うこと、またはその動物」とは別の意味があると当番は踏んだ。すぐ漢和辞典を引く前に仮説を立てる。うーん、「畜」に草冠をつけたら「蓄」で音読みは同じ「チク」、そして「たくわえる」と訓読みするのだから、「畜」にも同じ「たくわえる」という意味があるんじゃない? 「風と天で、小さなたくわえだよ」ならば意味が通る気がする。
はいビンゴー。「畜」に「やしなう」「たくわえる」という訓があったね! 「風天小畜」は「上が風、下が天で『小さな蓄え』だよ」で合っている模様。『完全独習』105ページ「お金」の項目が「一攫千金は狙えなくとも」で始まっている理由はこれか! お金、あまり貯まらなそう。でも、減らなければよしとしよう。生きてりゃよし!
「風天小畜」二爻の之卦は「風火家人」
次は二爻の之卦を見ていく。去年の冬至は、まだ之卦がどういう法則でそれになっているかわからないままに『完全独習』をめくっていた当番である。どういうことなのかわかったのはその3ヶ月後、2025年3月のフォーチュンカードマーケット12でのこと。
湊ゆきの先生に易で占ってもらったとき、ゆきの先生が「では、これは〇爻だから(※もう何の卦の何爻が出たか忘れてしまった当番)、こうして〇番目の卦をひっくり返しますね~」と言いながら手元の算木(六本一組の陰陽を表す角材)の〇番目の棒をクルッと陰陽反転させたんですよね。見ていた当番、雷に打たれたような衝撃。「ああーっ! 之卦ってそういう仕組みだったんですかー!? いま初めて知った!!!」ゆきの先生は「そうなんですよ~」と涼しげに笑っておられたけれど、当番にはインパクト大だった。そうか~、之卦ってそういうことなのか~!
「いや待て、これは重要事項に違いないのだから『易の完全独習』にだって必ずどこかには書いてあるはず」、そう思って探したら69ページ「爻で見る段階と之卦」にちゃんと記述があることを確認。当番だってひととおりは読んだはずなのになあ。でも、目の前で実際に算木をクルッとされるまでハラオチしなかったのねえ。ゆきの先生、あのときはありがとうございました。そして当番、2026年は算木をひと組手に入れようと思う。やっぱり手でさわれる道具があるのは大事だと感じる。

あ、それで今年の「風天小畜」の二爻ね。まず自分で風天小畜の卦を描いてみて、その二爻(下から二番目)を自分で反転させてみる。内卦が「乾(天)」から「離(火)」に変わり、外卦は「巽(風)」のまま、之卦(しか)は「風火家人(ふうかかじん)」。「上が風で、下が火で、家の人(※奥様)だよ」だね。「風天小畜」から更にマイナス要素(陰)が増えて、「イケイケ(陽)を押しとどめる力(陰)」がより強くなる。おうちの奥さん、家内安全。保守的な幸せ。

そんなわけで手書きメモ全体像。まとめとしては、「『大躍進』は起こらない。そんなにトントン拍子には進まない。もどかしいかもしれないが、あせらず『待ち』の時期。待っている間にできる小さなことを積み立てて、風が変わり雲行きが変わるまで堅実に過ごそう」と言ったところ。
手書きメモを叩き台に本日のnoteヘッダーを作成
ここまで仕上げてから、Canva(無料プラン)で本日のnoteヘッダーを作成。手書きメモに書いたことすべてを盛り込むにはnoteヘッダーはあまりにも狭いので厳選厳選。サムネイルでもギリギリ読めるフォントサイズを探る。当番が「風天小畜」解説から読み取った内容を三十一文字に圧縮して、おみくじについてくる和歌風に添えたらできあがり。なんか、こういうヘッダー作りがちょっと楽しくなってきたな。

青空のあなたに雨のきざしあり時が来るまでちょっと待つべし 風天小畜
【2025年12月22日14時47分追記】
その後、もういちど『完全独習』の目次をさらってみたところ、69ページ「爻で見る段階と之卦」以外に276ページ~280ページに「新たな視点を示す之卦・裏卦・綜卦・理想卦」の項目があり「之卦」とは何なのか、どのようにしてできるのかが詳しく解説されていました。当番ひととおり読んだはずなのになあ、うっかりうっかり。サラッとひととおり通読するだけじゃダメね、やっぱり自分で立てて、「わからん!」と感じて、知りたいことを探す意識を持ってあらためて読む、また立てるを繰り返す必要があるんだなと実感した次第。
また「他が全部陽(あるいは陰)で、ひとつだけ陰(陽)の場合はその『ひとつだけある陰(または陽)』が主役」は名前があって「少数決」だった。「巻末に索引がなかったかな」と思って『完全独習』を後ろからめくったら、索引がない代わりに用語の解説ページがあった。316ページ。「少数決」はそこに載っていた。
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