「いつでも行ける」…なんてなかった
「行こう」と思ったらすぐ行動した方がいい。
とんでもなく出不精な私は、
これまで幾度となくそう思っているのに
なかなか腰が上がらない。
本当にお尻から根が生えているのか、
すでに自分が植物なのかと思うほど。
一応これでも
会社勤めを長々やってきているのは
奇跡と言えるかもしれない。

中高時代の親友のお母さんが、
私の会社と同じ市内で
お好み焼き屋をやっていた。
長年ひとりで切り盛りしていた “おばちゃん”
いろいろ大変なご苦労をされていたことも
親友伝いに聞いている。
独身時代は何度か “おばちゃん” に会いに行った。
会社の後輩を連れて食べに行ったこともある。
結婚後も一度だけ、
まだ次男が生まれる前に
当時2歳だった長男を連れて行ったなぁ。
地元の大学生もよく食べに来ていて
安い・うまい、でも早くはないお店。
だって “おばちゃん” がひとりでやってたからね。
長きにわたり
地域に愛された古き良きお店だ。
“おばちゃん” のお好み焼き屋が
ついに閉店したらしいことを
たまたま見かけた
地域ニュースのサイトで知った。
いつでも行けると思っていた。
子ども達も大きくなったし
結構「自分時間」を
使うことができるようになった。
だから…
顔を出してみようと思っていた。
でもこの出不精人間は
「会いに行こう」を後回しにしていた。
「いつでも行ける」という
なんの確証もない独りよがりな思いだけで。
「いつでも行ける」なら
とっとと行けば良かったんだ。
今さら思ってももう遅いんだよね。

考えたらわかるやん?
“おばちゃん” は
私と同い年の子のお母さん。
いくつやと思っとん
70代後半になっているはずの “おばちゃん” は
私の中ではいつでも
昔会った “おばちゃん” のままやった。
これからもずっとお店やってると
思い込んでたんやから
ほんま勝手なもんやで。

もう1回
“おばちゃん” の「焼きうどん」
食べたかったわぁ
「ウチはお好み焼き屋やねんで(笑)」
って言いながら
いつも焼いてくれてたよね
ごめんな、おばちゃん
行こう行こう思いながら
ちょっとな…
ウチの子どもらの不登校時期
なんとなく説明しづらかったん
でもおばちゃんとこのお孫ちゃんも
いろいろあったらしいなぁ
(こないだ聞いたわ)
そんなことやったら
ウダウダ考えずに
全部しゃべりに行ったらよかったなぁ

ありがとう、“おばちゃん”
ウチの会社の後輩も
何人か通ってたらしいわ。
30年以上続いたお好み焼き屋
続けるって大変なことや
たくさんの人の
おなかと心を満たしてきたんよね
そして
たくさんの人の
思い出の味になったんよね
ほんまに
美味しい思い出を
ありがとうね “おばちゃん”
そして願わくは
いつまでも元気でいてな
おばちゃん
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