🌱9月1日を「ただの1日」にしたい ~新学期にザワつく親御さんへ 子どもの心に寄り添おう~
悲しい1日にはしたくない
子ども達が不登校の真っただ中だった頃も、
こうして発信を続けている今も
夏休みが明けるこの時期、
私は変わらず少し緊張します。
毎年ニュースにもなりますが
2学期の最初は
悲しい出来事が最も多く起こる日。
子ども達が、命の火を自ら消してしまう…
そんなことが1年のうちで一番多く起こる日です。
◇◇◇
立命館大学のWEBメディア『shiRUto』に
「9月1日問題」をテーマにした記事が
8月22日に掲載されていました。
学校メンタルヘルスや教育心理学の専門家である
立命館大学大学院教職研究科の神藤貴昭教授が
「9月1日問題」
についてお話してくださっています。
長期休暇が終わると、いったん距離を置けていた人間関係──とくにいじめなどの問題がある場合は深刻になりますが──に再び直面することになります。また、授業や試験、行事、部活動なども再開し、学年によっては9月以降は進路に向けての“ラストスパート”の時期に入る。そうした複数の不安や課題が一気に押し寄せ、見通しが立たない状態になることが多いといえます。
不登校の子ども達も長期休暇はホッとします。
その間、休んでいるのは自分だけじゃないと
安心できるからです。
欠席連絡をする必要もない、
先生や友達がプリントを持ってくることもない。
何かと煩わしかった人間関係から距離を取り
落ち着いていたと考えられます。
親子ともども「学校」の存在を忘れられる
そんな生活に安心しきっていたのに、
ふと気付くと新学期が目の前に迫っています。
子ども達は夏休みの後半になると
2学期以降も相変わらず
学校に行けないかもしれない自分のことを
先読みし始めるのです。
そして急激に現実に直面することで
精神的に落ち込むケースが増えます。
さらに、最近の傾向として
昔とは異なることがあるそうです。
SNSが発達している現代は
夏休み中でさえLINEなどを通して
学校の人間関係が継続することがあり、
心が休まるどころか
むしろ疲弊する場合もあると言うのです。
◇◇◇
子ども達は、どうしても
自分の目の前の世界がすべてだと
思ってしまいがちです。
そこで「もうどうしようもない」と
絶望してしまったとしたら…
そんな悲しい現実は絶対に迎えたくありません。
子どもが悲しい選択をしなくて済むために
親はどのように子どもに寄り添えばいいのだろう
…ずっと考え続けています。

親には見えない「子どもの世界」
神藤貴昭教授はこうおっしゃっています。
子どもにとって、親は“唯一何を言っても否定されない存在”であるかもしれません。だからこそ、たとえ大人にとっては些細に思える悩みであっても、否定せず、途中でさえぎらずに最後まで聞いてあげてほしい。それだけで、子どもが『自分の気持ちを受け止めてもらえた』と感じられるんです
大人と比べて子どもは
圧倒的に経験は足りません。
それは当たり前のことです。
自分が幼かった頃、まだ経験が浅かった頃
どんな気持ちだったかを
覚えていて欲しいとは言いません。
しかし、子どもには子どもの世界があります。
子ども同士の関係、子どもと先生との関係。
親の知らない「子ども」の世界や顔が
必ずあります。
子どもは子どもの世界で
家庭とは別の場所で日々闘っていることを
忘れないで欲しいのです。
親はつい “知っているつもり” になったり、
“未熟だ” と決めつけたりしてしまいます。
それが大きな勘違いなのです。
「子どもに教えてやるのが親の勤め」ではなく
子どもの心を丁寧に聞いてあげてください。
子ども達のみずみずしい感性を
まずは受け止めてあげてください。
親が家庭を最大の「安全地帯」にすることで
子ども達の安心は育ちます。
そして、外の世界で傷を受けたとしても
少しずつ癒され、前に進んでいけるのです。

休んだ後でも行けないものは行けない
「行こうと思ったら行けるはずだ」
「逃げグセがついてしまったら将来どうするんだ」
そんな風に考える親御さんや先生がいらっしゃること、
私自身も経験として知っています。
でも不登校の子ども達は
「行きたくない」とか「逃げる」とかではなく
その瞬間にもう限界を感じるから
動けないのです。
学校でも家でも責められている気がして、
苦しんでいるのは誰でしょう?
「学校に行かず逃げている」と
責めているのは誰でしょう?
…これらはすべて他ならぬ不登校の子ども自身。
本人が一番そう思っているのです。
◇◇◇
私はいつもお伝えしていることがあります。
子ども達は
カレンダーで動いているのではありません。
大人が決めた日付の概念と
子どもの心の準備はリンクしていません。
2学期の最初の日も
たまたま始業式というだけで
他と等しく “1日” なんですよね。
だからこそ、私は
9月1日を “特別な日” ではなく
「ただの1日」にしたいんです。
親の役割は、きっと
「安全地帯はここにあるよ」と
子ども達に思わせてあげること。
子ども達がまだまだ不安を抱えているのであれば
「安全地帯」から放り出すようなことは
しないようにしたいですよね。
傷が癒されれば必ず子ども達は
動き出しますから😊
必要な方に届きますように…✨
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