【交通事故を防ぐ】日本にもISAの導入を、早く!【スピード出しすぎ防止システム】
こんにちは、かおです。
子供たちの交通事故を減らしたくて、
いろいろ発信しています。
私は根っからの心配性で、
上の子が小学生になり
付き添いなしで登下校するように
なってからというもの、
交通事故が心配でたまりません。

そんな私が、今とにかく
気になっているのが「ISA」。
車につけるシステムの名前です。
ISA=インテリジェント・スピード・アシスタンス(かっこいい)。
欧州ではすでに、全新車への
ISA搭載が義務化されています。
私はこのISAが、
重大な交通事故を減らす
大きな要になると思っています。
だからこそ、日本にも
ISA導入のうねりが来てほしい!
というわけで、ISAについて
わかりやすく説明するので、
ぜひ読んでいってください(見出しだけでも!)。
この技術、本当にすごいです。
■ISA=スピード出しすぎ防止システム
ISAとは、簡単に言うと
「スピード出しすぎ防止システム」です。
車が自分で、
「ここは時速30キロの道だね」
「ここは60キロの道か」
という感じで、カメラやGPSデータを
使って認識してくれます。
そのうえで、
運転手がスピードを出しすぎたときに
警告してくれたり、強制的に
スピードを落としてくれたりします。

運転アシスト機能の1つみたいなものです。
■「警告型ISA」と「制御型ISA」
ISAには、すごく簡単に分けると
以下の2タイプあります。
警告型ISA
:速度オーバーをすると、画面や音で警告してくれるタイプ
制御型ISA
:速度オーバーをすると、アクセルを重くしたりエンジン出力を下げたりして、強制的に速度をおさえてくれるタイプ
さらにもっと言うと、
ISAのオンオフを選べるタイプ
常時オン設定で簡単にオフできないタイプ
とがあります。
■日本でも導入「検討」中
ISAは、日本でも導入が「検討中」です。
日本メーカーの車も、欧州販売車には
ISAが搭載されているので、
技術的にはほぼ導入できる段階に
あると思われます。

いずれ、日本にも導入されるときは来るはずです。
でも私は「いずれ」ではなく、
なるべく早く導入されるべきだと考えています。
■なぜISAを導入すべきか
・速度超過での死亡事故率は「約12 倍」
平成24年の交通事故調査によると、
速度オーバーでの交通事故のうち、
死亡事故となった割合は4.7%。
これは、
制限速度内での死亡事故割合(0.4%)の
約 12 倍にもなります。
さらに、
もし速度オーバーしていなかったなら、
「約30%の事故(1,181件)は死亡者が出ずに済んでいたはずだ」
とのシミュレーション結果も出ています。
・スピードを守らない「人間たち」
行きすぎた速度オーバーをするのは、
まぎれもなく人間です。
公道をサーキットと勘違いしている人。
猛スピードで走っている様子を
SNSにアップし、自己顕示欲を満たす人。
しかもスピード違反をする人は、
何回も違反を繰り返す傾向があります。
そして重大な交通事故を起こすのも、
やはり違反常習者が圧倒的に多いのです。
他にも、急いでいて
スピードを出してしまう人や、
慣れ切った道がゆえに
過信してスピードを出してしまう人…
つまり人間に運転を任せている限り、
スピード違反はなくなりません。

・制限速度は命を守るための数字
制限速度は守られなければなりません。
なぜならしっかりした根拠をもって、
人の命を守るべく設定された数字だから。
しかし、いざ速度を守ろうとしても、
守らない人が後ろに詰めてきて
怖いから速く走らざるをえなかったり、
というケースもあります。
ルールを守りにくくなっている
現状があるならばもう、
システムでどうにかするしかないのです。
■ISAが導入されたら、日本はどうなる?
・交通事故の死亡者が減る
欧州によるISAの調査予測によれば、
車メーカーによる自主的導入の場合、国によって 19~28% の死亡者数の削減が予測された。政府による義務化の場合、26~50% というさらに高い削減が予測された。
この削減率すごくないですか?
この予測みるだけでもとりあえず
ISAを導入してみる価値はありますね。
先に述べたように、速度オーバー下での
死亡事故率はきわめて高いので、
この数字はうなずけます。
日本に導入された場合も、
交通事故死亡者はかなり減るでしょう。
・「ちゃんとした人」が運転しやすくなる
ISAが導入されれば、元々速度を
ちゃんと守るドライバーさんにとって、
運転しやすい道路環境になります。
今までより多くの人たちが
制限速度内で走るようになるので、
あおられたりすることも減り、
運転中のストレスが減るからです。

また、ISAが速度に
気を配ってくれるようになれば、
慎重派ドライバーさんの「運転疲れ」も
軽くなります。
・通学路の安全性が高まる
今年の9月から、
住宅街や狭い道路での法定速度が
一律「時速30km」になります。
その中でISAが導入されれば、
通学路での死亡事故リスクも減るはず。
「登下校中の小学生の列に、かなりのスピードで車がつっこむ」
といった最悪なタイプの事故が
起こりにくくなりますからね。
パパママが安心して、
子供を送り出せるようになります。
■個人的には「制御型ISA」希望
せっかく日本にISAが導入されるなら、
簡単にオフできないタイプ
制御型ISA
が義務化されてほしいなー…と。
なぜなら スピード違反する人たちって、
オンオフを選べるタイプのISAだと、
絶対「オフ」にしますよね?
それをちゃんと「オン」にするようなら
そもそもスピード違反しないですよね。
で、もし「警告型ISA」だと、
あの人たち 警告なんて絶対ムシするよね?

警告を聞いて「あ、気をつけなきゃ」と
思える人たちなら、
そもそもスピード違反しないですよね。
でも、いきなり最強レベルのものを
導入しようとすると、かえって
導入ハードルが上がるというジレンマも…
まあまずはどのタイプでもいいから、
とにかく早く導入されてほしいです。
■せめてスピード違反常習者には義務化を!
ひとまず段階的なアプローチとして、
【スピード違反常習者へのISA義務化】
は早々に実現してほしいところです。
現にアメリカのワシントンD.C.や
バージニア州、ジョージア州などでは、
スピード違反常習者の車にISA搭載を
義務づける法案が可決されています。
ほかの州でもこの流れは
広がってきています。
これなら導入のハードルも下がるし、
重大事故の防止にもつながるから、
一石二鳥ですよね。
■せめてゾーン30エリアでは早く運用開始を!
すべての道で速度抑制の制御が行われるとユーザーから受容されず、結果として装置の使用率が下がってしまうことが考えられる。
これは確かにそうだと思うので、
ならばせめてゾーン30エリアでだけでも
早くISA運用を始めてほしいです。
なぜならゾーン30エリアでは、
歩行者と車との事故がすごく多い。
そして車側が時速30kmを超えていると、
歩行者の致死率が劇的に上がります。
まずは効果がもっとも出そうな
エリアから導入するというのは、
ISAに抵抗があるユーザーを
軟化させる手段としても、良いですよね。

■まずはISAへの関心が高まってほしい
日本では、ISAの導入はまだ検討中。
でも、そうこうしているうちにも、
速度オーバーが原因で
奪われていく命があります。
政府や自動車メーカーには
ISA導入の優先順位を上げてもらって、
1日でも早く、
速度が守られる社会になってほしい。
そのためにも、まずはたくさんの人に
ISAへの関心を持ってほしいのです。
皆さんは、
ISA導入についてどう思いますか?
ぜひコメントください。
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▼参考資料
・事故と違反を繰り返すドライバー(pdf)|交通事故分析センター
・Intelligent Speed Adaptation (ISA)|European Commission
・First US Intelligent Speed Assist legislation passed, supported by FIA Foundation|FIA Foundation.
・Accelerating Safety: States Champion Intelligent Speed Assistance|Vision Zero Network
