頭が「のぼせ」てる日は、目から涼む。グラスの中に、小さな深海を飼う話。
朝、洗面所の鏡を見たら、寝癖なのか天然パーマなのかもう自分でも判別つかない爆発ヘアーで、それを整えるだけで既に汗だくになっていたかのんです、こんばんは。
今日も一日、冷房の効いたオフィスと、蒸し風呂みたいな外気を、何度も往復しました。
みなさんは大丈夫でしたか?
私はもう、頭の芯がぼわーっと熱いような、鈍いような。
のぼせてるのか疲れてるのか、自分でもよくわからない状態で、この記事を書いています(笑)
頭から水をかぶった、小学生の私へ
こののぼせ感、実は昔から知っています。
小学生の頃、バレー部に入っていたんですが、練習が死ぬほど暑くて、休憩時間に水道に頭から突っ込んだことがあるんです。
ドバーッと出しっぱなしの水を、頭からかぶって。
その瞬間は、最高に気持ちよかった。
でも、少し経ってからが問題で。
体がカッカと熱くなってきて、余計にバテてしまったんですよね。頭はキンキンなのに、体の中はなぜか燃えている。あの不思議な感覚、今でも覚えています。
大人になった今ならわかります。
体って、急に冷やされると、逆に「これはまずい」と熱を閉じ込めようとするんですよね。
だから、のぼせてしまった日ほど、ガツンと冷やすんじゃなくて。
熱を、そっと逃がしてあげるくらいがちょうどいい。
これが、今日お話しする「手探りの涼み方」の出発点です。
平日の私、キッチンで立ったまま紅茶を飲む
正直に言います。
平日の夜に、優雅にお茶を淹れる余裕なんて、私には1ミリもありません。
帰宅して、夕飯作って、お風呂入って。
そのままキッチンで、冷蔵庫から出した水出し紅茶をコップに注いで、突っ立ったまま一気飲み。
そこからスキンケアして、髪を乾かして、スマホをぽちぽちしていたら、あっという間に就寝時間。
ソファに座る暇すら、正直ないです(笑)
「今日のかのん」だなんて言いつつ、平日のかのんは割とバタバタと機能重視で生きています。
でも、だからこそ。
少しだけ心に余白があるお休みの日くらいは、おうちカフェ気分で「手探りの涼」をゆっくり楽しみたいんですよね。
平日にちゃんと手を抜いているからこそ、休日のご自愛が、余計に愛おしく感じられる気がします。
私の答えは、「目で涼む」こと
ぼせて頭が働かない休日は、無理に丁寧にお茶を淹れなくていいと思っています。
一晩じっくり待った水出し紅茶(ルピシアのホワイトサングリア)を、注ぐ。
そのとき私が徹底的にこだわっているのが、「そのまわりの景色」なんです。
まず、グラス。
旅行で訪れた富良野で出会った、「しばれ硝子」を愛用しています。

円錐形の方には渦巻き状にひび(しばれ)が入っていて、厚い底にはバブルが。海底からぶくぶく泡が立ち上っていくようです。

まるで海や川の中の景色°˖✧
手作りならではのひび割れ模様が美しくて、水出し紅茶の琥珀色が、その透き通ったひび割れに反射する瞬間があるんですが、それを見ているだけで、目からすーっと熱が引いていくような、贅沢な気分になれるんです。
次に、コースター。
水をしっかり吸ってくれる無骨なコルク、拭くたびに涼しげな顔をするモザイクガラス、布のやわらかさ、木のあたたかみ……コースターってこんなに選択肢があるのに、いまだに悩み続けている自分がいます。

私は普段、吸水性が良い100均の珪藻土のものを愛用しているんですが、こうやって紅茶の写真を撮るたびに、「モザイクガラス……いいな……」って、こっそり物欲が疼いてしまいます(笑)
そして、氷。
これは今回、一番のお気に入りポイントなんですが——カロラータのアイストレーで作る、サメや深海魚の形をした氷を浮かべています。


計量カップや水差しで少しずつ入れるのがコツ。
実は私、猫と同じくらい、海の生き物も好きなんです。意外でしょうか(笑)
琥珀色の紅茶の海を、サメや深海魚がちゅるんと泳ぐ姿は、大人になっても消えない遊び心をくすぐります。
紅茶という、ちょっと気位の高いイメージのものに、サメ。深海魚。シュールですよねぇ。
サメたちはどんな気持ちで紅茶という海を泳いでいるんだろう、なんて、のぼせた頭でぼんやり考えながら涼を取るのもなかなか楽しいです。
その他、私の穏やかな涼みハック
グラスや氷以外にも、日常の中でこっそり実践している「涼み方」があります。
フローリングに、愛猫の行き倒れみたいな姿で寝転がってみたり、テーブルの金属の脚をちょっとだけ触ってみたり、冷感シャンプーで頭皮だけを先に涼しい世界へ送り出してみたり。そんな小さなことを、気が向くままに試しています。(床のひんやり感も、金属の冷たさも、ちゃんと涼しい。侮れません。)
どれも、頑張らなくていい涼み方ばかりです。
のぼせた日は、全力で涼もうとしなくていい。そう思っています。
☕ 今週の余白レシピ
茶葉:ルピシア「ホワイトサングリア」
時間:冷蔵庫でじっくり7時間
お供:ちゅるんとした喉越しの、柑橘系ゼリー
ひとこと:お気に入りのグラスに、サメの氷をひと泳ぎさせて。飲む前にまず、目でお茶を「味わって」みてくださいね。

編集後記
先週は、水出し紅茶との「じれったい」付き合い方について書きました。まだの方は、そちらもぜひ覗いてみてください。
🐱 今週の喫茶店アンケート
みなさんは普段、どんなコースターを使っていますか?
① 実用重視!吸水性バツグンの珪藻土・コルク派
② 見た目重視!モザイクガラスや涼しげな柄物派
③ コースターというか、正直コップ直置き……(笑)
ぜひコメント欄で、番号や愛用アイテムを教えてくださいね☕️
次回は「冷房ガンガンの日、あえて熱いお茶を選ぶわけ。」をお届けします。
冷え性と冷房の、終わりのない攻防戦の話です。
またこの路地裏の店を、覗きに来てくださいね。
日常に「余白」を淹れて、いつでもお待ちしています☕️🐾

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