見出し画像

リハビリ(333日目):高知旅行記⑤(終)

333日目、ゾロ目。そしてようやく旅行最終日。
前回はこちら↓


●土佐犬

前日休館していた美術館に再び寄った後、
日本唯一の土佐犬と触れ合えると聞いた施設に。
人気の全くない海沿いの更地。
施設の横には解体業者の事務所がぽつんとあり、雰囲気を醸し出していた。

土佐闘犬(とさとうけん)は、犬の品種の1つ。
四国犬をルーツに持ち、獰猛な大型洋犬と交配改良されて作られた。
鎌倉時代あるいは室町時代から闘犬は行われており、
藩士の士気を高めるため土佐藩で四国犬を使った闘犬が
幕末の頃から盛んになった。

土佐闘犬

子犬はとてもかわかったが、成犬は恐ろしく吠える。
その中でも温和な個体を連れ出してきてくれて、一緒に写真を撮った。
昔トラの真横で写真を撮った時ほどではなかったが、それなりに緊張した。

週末には闘犬イベントも開催しているようだった。
闘犬観覧のテーブルがバーベキュー場のように並び、
それぞれのテーブルには灰皿が完備。
施設の隅には大量の吸い殻と酒の空き瓶が転がっていた。
イベント時の(ガラの悪い)熱気が想起された。
元祖ブレイキングダウン。

犬はケガとかしないんですか?と施設のお姉さんに聞いてみた。
「土佐犬は皮膚がダルダルなのでしないんですよー」的な
答えを勝手に期待していたが
「・・・しますねー」というとても素直な回答をもらった。
正直なことは大事なこと。

いつしか、沖縄のハブとマングースの戦いはなくなったし、
三重・桑名の「上げ馬神事」も毎年物議を醸している。
土佐犬はピットブルなどと同様、反社との親和性も高いし、
時代の流れとして致し方ないのかなあと思うが残念ではある。

とはいえ、人間の闘いを見たいという欲は消すことはできない。
かといって、動物愛護の波には抗えない。
これからの時代を睨んで、もう少し次元の低い闘いも視野に入れるべきか。
血が出る生き物を戦わせるわけにはいかないだろう。
腸炎ビブリオ対黄色ブドウ球菌のカードに熱狂する未来も
近いのかもしれない。

●桂浜公園

あまり時間もなかったが、近所にあったので立ち寄った。
公園内には謎の宇宙っぽいBGMがずっと流れていて洗脳されそうだった。
調べたが何の曲かわからなかった。
観光センター的なところで何の曲なのか聞こうかと思ったが
お昼休憩で誰もいなかった。

奇麗なお土産物屋が充実しており買い物に昼ご飯を食べた。
店はタッチパネルの食券事前購入式で、平日で客もまばらだったが、
機械の横には店員のお姉さんが張り付いていて、口頭で注文を伝え
お姉さんが機械を操作するという謎プロセスを踏んでいた。
致命的なダメUIだったのだろうか。
改修するより人件費の方が安いのだろうか。(最低賃金952円)
操作させてもらえなかったので少し悲しかった。

レンタカーを返す時間が迫っていたので、
龍馬像も桂浜も見ずに急いで駅へと向かい、ギリギリ返却完了。
無人レンタルで、アプリでの返却手続き完了は返却期限を数分すぎていたが、アプリにも人情はあり、追加請求はなかった。
5日間、長距離を走ったがガソリン代は3千円ちょっとで済み、
ECOモードの効果を思い知った。
そう思うと子供のGEROも致し方ないと思える。

●べろべろの神様

高知駅構内には「べろべろの神様」がいる。

単なる酒乱の露出おじさん(神様)

べろべろの神様の横を見ると、
「頭脳警察」のTシャツを着たお爺さんがベンチに座っていた。
70代後半と思しき白髪の男性の黒色Tシャツに
赤字の頭脳警察のフォントが映えていた。
カッケーと心から思った。

頭脳警察(ずのうけいさつ)は、新左翼・全共闘・全学連などによる政治運動が激化した時期の最後、1972年にデビューした日本のロックバンド。
政治的に過激な歌詞とラディカルなライブパフォーマンスによって、
発禁や放送禁止、コンサート会場への出入り禁止などのエピソードを持つ。

頭脳警察

学生運動をやってた人たちももう80歳近くになるのだな。
私も頭脳警察Tシャツが欲しい!と思い、
帰ってからネット検索したが同じデザインは見当たらなかった。
あれはPANTA(ボーカル・2023年没)の霊だったのかもしれない。

もう夕方なのに、ワールドシリーズの延長戦はまだ続いていた。
特急の座席で配信を見ていたが、しばらくして試合は劇的な幕切れとなり、
私はカップ酒片手に頭脳警察を聴きながら京都へと帰った。

高知旅行記 完。

さあ、次はどこにいこうか。
(来年も家族が存在するという甘い人生設計)

※作り置き(291週目)

・手羽元&手羽先と大根の煮込み
・はりはり鍋風おひたし
・エビチリ
・なす南蛮
・さつまいもと豚肉の甘辛炒め
・ミネストローネ
・だし巻き
・ツナ人参しりしり
・ゆず大根・胡瓜
・牡蠣オイル漬け


※人間犬

人間犬に行った。(1年ぶり・4回目)
無駄な抵抗とわかりつつも、今週は酒を飲まずに過ごした。
禁酒のため仕事帰りに居酒屋に寄るわけにもいかないので、
代わりにラーメン屋やカレー屋に行った。
ラーメンやカレーに酒は合わないので、飲酒欲を誤魔化すことができる。
ぽたぽた焼きの裏面にそのように書いてあった。
ここまで自制できるということは、
「よく訓練されたアル中」と言っても差し支えないだろう。

ただ、ツマミ+酒とラーメン・カレーのどちらが健康に良いかは知らない。
無視するが、要精密検査の数値が出ることは決まっている。
自分の中のハードルを超えるかどうかが勝負、
人間犬は自分との闘いである。

今回、経鼻の胃カメラをやったので、検査後1時間は絶飲食と言われた。
1時間後に少量の水を飲んで問題がないことを確かめてから食べろと。

1時間弱歩いて昼から飲める寿司屋に向かい、
解禁時間(正午前)と共にビールを飲んだ。
その後5件ハシゴした。
最後の店ではもう何も食えねえと思いながら
バニラアイスをアテにロンサカパを飲んでいた。
まだ空にはほのかな明かりがあった。
反動は恐ろしいが、これもエネルギー保存。
沢山歩いたのでプラマイゼロ、エネルギー保存。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集