BIBLIO NOTEを買ったら、思わぬアイデアが浮かんできた
本屋さんの雑貨売り場で、新しいノートを買った。
BIBLIO NOTE(ビブリオ ノート)というノートのA5サイズ。色はグレー。

BIBLIOPHILICというブランド。耳慣れない名前だけど、最近できたのかな。Xのアカウントは2011年開始だそう。実は前からあるのかな、よくわからない。
黒猫がモチーフらしい。「BIBLIO 」が「本」を連想させるから、本が好きな人に向けたブランドなんだろうなというのは一目でわかった。
(余談)BIBLIOを調べてみたらギリシャ語起源で、「本」を意味する接頭辞らしい。接頭辞なんだ。へー。
もともとノートを買うつもりはなかった
友人から「お礼に」と1,000円の図書カードをもらったので、1,000円くらいのものを買おうと本屋さんに行った。
誰からもらったのか覚えていないギフトカードは財布に入れたまま使わないんだけど(持っていることを忘れてしまう)
もらった人を覚えていれば使おうとするから不思議だなと思う。「これに使ったよ、ありがとう」と報告したくなるのだ。
本でもない、ペンでもない。ノートもいっぱい持っている
図書カードなので本屋さんに行ったけど本を買うつもりはなかった。積ん読がたくさんあるのに、さらに本のタワーを積み上げるわけにはいかない。
ペンもいいな。パイロットとヘラルボニーのコラボペン(ジュースアップ)は先日プレゼントに選んだくらいに気になっていた。でもペンもいっぱいある。ゲルインキのペンはSARASA派でもある。ううむ。
ノートはどうだろう。ノートもたくさん持ってる。つい最近、内省用ノートとしてデザインフィルのスパイラルリングノートを買い足したばかりだ。
脳内メモノートはマルマンのクロッキーブック、仕事メモノートはコクヨのキャンパスノートが定番。スクラップノートは無印。名言ノートはライフノートだ。
いまから新しいノートが入る隙間がない。そういう人、多いんじゃないかな。「ノートメーカーも大変だな」と思いながら、雑貨売り場をうろうろしていた。
ノートメーカーだけじゃない。あらゆるものが飽和していて、選ぶ理由もよくわからなくなっている。選ぶのがしんどいから誰かに選んでほしい。
「絶対に不満は言わないから代わりに選んでよ」って思うし、実際にそう思ってAIに選んでもらっている。
現代の人は「〇〇さん(権威ある人)のオススメ」がほしいし「これを選びたいと思える感動ストーリー」がほしいんじゃないかな。
もうさ、なんでもいいから、感動させてくれ!
心が動いたら、買うから。
消費者の多くはそう思っているのではないかと思う。広告なんかいらん。欲しいと思わせてほしいのだ。
という気持ちで普段の仕事をしている。(あ、企画・マーケティング・ライティングを生業しているフリーランスです)
なぜ、BIBLIO NOTEを買ったのか
話をBIBLIO NOTEに戻す。
ノートはもう収納しきれないほど持っていて、「いまさら新しいのもな…」と思っていたのに、なぜノートを買ったのか。
そして、なぜ耳慣れないBIBLIO NOTEを選んだのか。
ここを紐解いていくのはおもしろいかも?と思ったので、noteを書いてみることにした。
気になったポイント
実はこのノート、購入を決める前に何回か見ていた。1か月くらいの間に3回ほど。はじめて目を留めたのは店頭のPOPだった。
「文房具好きの間で話題」のPOP
店頭POPには「文房具好きの間で話題」「裏抜けしにくい」と書いてあった。ほうほう。そう聞くと文房具好きとしては手に取らないわけにいかない。
手に取ってみる。なんとなくライフノートみがある。デザインをちょっと現代よりにした感じかな。
裏面の説明を読んでみる。
「カバーをかけても1ページ目からしっかり書きこめる」
「水平に開く」
「単行本サイズで本棚にきれいに収まる」
と書いてあった。ふむ。水平に開くのは便利そうではあるけど、決め手に欠ける。そのときは「ま、いいか」と帰った。
ただ、その後も勝手にちょっとひっかかっていた。なんか気になるのに、なんで気になるのかがわからないことが気持ち悪かった。
それから2回ほど同じ本屋さんに行って同じようにBIBLIO NOTEの前で止まり、サンプルをパラパラ開いて、「ま、いいか」と帰る、を繰り返した。
振り返ってみると、「使い道がない」のと「決め手に欠ける」が大きかったように思う。
しばらくして、私に変化があった。
購入のあと押しになった3つのこと
ギフトカードをもらった
友人からのお礼としてギフトカードをもらった。まずこれが大きい。「1,000円の買い物をしたい」という動機が生まれた。
その友人は私の仕事を応援してくれていて、新商品のテストユーザーをしてくれた。テストだから無償でいいと言ったのだけど、終わったあとに「気持ちだ」と1,000円をくれたのだ。
私は友人のその気持ちがすごくうれしくて、なにかものとして残るもの、できればずっと使えるものを選びたいと思っていたのだ。
用途がうまれた
もうノートはたくさん持っているのだけど、新しいノートがほしくなった。
「ビジネスアイデアを書き溜めるノート」がほしいと思ったのだ。
先日クリフトン・ストレングスの34資質のレポートを取って、認定コーチを目指す友人のテストユーザーをやらせてもらった。そこで今後の仕事の作り方についてのアドバイスをいただいて、なんだかやる気が湧いてきていた。アイデアや気づきを書き溜めた利するノートがほしいなと。
そんな気持ちが重なって、本屋さんに行ったときには、自分では気づいていなかったけど、内心だいぶノートよりだったのだと思う。
しかも、たぶん、脳内にはこのBIBLIO NOTEがあった。

自覚はしていなかったけど「買いたいな」とうっすら思っていて、決め手に欠けたのだ。心を動かすストーリーがほしかった。買わせてくれ!と思っていたのだ。
説明を読んで、モヤモヤしたこと
そんなふうに自覚なくモヤモヤしながら、もう一度、手に取ってみた。裏面の説明書を見る。こんなことが書いてある。
「BIBLIO NOTE」は、紙・印刷・製本それぞれのプロフェッショナルと何度も試作を重ね、共同開発した本のサイズのノートです。
ほうほう。プロフェッショナルが何度も試作を重ねて共同開発したというのは、なんかすごそうではある。
…これを読んだときに、急に、私の仕事人としての探求心がむくむくと湧いてきてしまった。以下のような疑問が湧いてきたのだ。
なぜ、紙・印刷・製本、それぞれのプロフェッショナルとしか書かなかったんだろう。名前を出したほうが消費者は気になったんじゃないかな。もしかして、ほかの商品も作ってて気まずいからかな?
「何度も試作」っていうのは何回なんだろう?100回くらい試作したなら書いたらいいのに。書かなかったということは…3~4回くらいかな?
仮に回数で書くと少ないと判断したなら、時間はどうなんだろう。たとえば3年かけていたなら、試作回数じゃなくて期間を語ればよかったんじゃないか?
でもそれなら3年と書いていたかなあ。書かないということは開発がさくさくっと進んで半年もかからなかったのかな。時間かかったと書けないなら書かないでおこうっていう判断があったのかも。
でもそれならそれで、プロフェッショナルが阿吽の呼吸で短期間で作り上げた最高のノートとか書けるんじゃないかな?最高だとは言えない仕様なのかな?(専門家じゃないから、よくわからないけど)
だからBIBLIOっていう、本好きのためのっていうストーリー性をつけたのかな。だとしたら消費者は「BIBLIOPHILIC」っていう名前にした理由が知りたいだろうから、追加のPOPとか立ててもいいんじゃないかな。
…などなど。なんか、いろいろ気になってしまって。詳細を知ることができない歯痒さにモヤモヤしてしまったのだ。
ストーリーを、私が作ってみるのはどうだろう
このノートを、ストーリーをつけて、私が実際に使ってみるのはどうだろう。
新しく自分の仕事を作っていきたいフリーランスが、最初にアイデアを書き溜めていたノート
とか。
それで、ちゃんとやりたいことを実現していけたら、そのたびにこのノートを出して、
「友人からもらったギフトカードで買ったノートなんです」
「ここにいろいろアイデアを書き溜めてきて…」
「うまくいかなくて辛いときには、このノートを見て元気を出してました」
とかって語ることができたら、ブランディング活動になるんじゃないか。
ここまで考えて…そうか!それを仕事にしていけばいいのではないか?と考えました。
そういえば。よく周りから「使ってみた感想を教えて~」ってよく言われるわ。フィードバックを期待してもらってテストユーザーを依頼されたりもする。
企画・マーケティングで培ってきた観察する力と、生まれ持った共感性
商品開発で培ってきた無意識に改善点を探してしまう力、
20年以上文章を書いてきた経験からの言語化する力、編集力
このあたりを組み合わせると「あなたの商品を使ってみた感想を伝えます」っていうのが仕事にできるんじゃないかな。もしかして。
ということで、私はこれから「あなたの商品やサービスを使ってみた感想を伝えます」というサービスを始めます。今日、これを書いていて思いつきました。
今回の記事は、そのサンプルです。ノートを買った体験をどう物語に変えられるか、実験してみました。
商品やサービスを届けたい方には「利用者目線のレビュー」として、新しい企画を形にしたい方には「体験の言語化」として、ブランディングを考えている方には「方向性の整理」として、お役立ていただけるかもしれません。
▼ サービス名を「感動レビュー」にして、サイトも作りました。
▼ 感動レビューを開発している裏側はこちらに綴っています
企画やブランディングの方向性そのものを、一緒に考えることも可能です。(←本業です)
2025年内はテスト期間として、企画やレビュー記事をリーズナブルに承っています。「ちょっと話してみたい」くらいでも大歓迎です。
どうぞお気軽にご連絡ください。
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