Photo by
shikibufree17
飛べなくなってから、空が見えた。
空を高く飛び続けたあの日、
羽がしばらく動かなくなった。
夢とは、
空を高く飛ぶことだと、
ずっと思っていた。
けれど、
地面の上で、羽を休めてから、
空模様のように、夢の形も変わっていった。
ある日、自分が自分でいられる高さを、
飛ぶことこそ、
夢なのかもしれないと思った。
雲の切れ目から、
急に薄い光が差し込むように。
それは、高く飛ばないことでも、低く飛び続けることでもない。
高く飛ぶ日も、低く飛ぶ日もある。もちろん、どちらでもない日も。
そうやって、軽やかに飛んでみる。
そよ風。木々の青さ。花々の香り。鳥のさえずり。
ずっと手の届く場所にあった、
色とりどりの世界を、
心と体全体で感じながら。
今は、そんな高さなら、飛んでいける気がする。
きっと。
夢は、
人を高く飛ばせることもあるし、
静かに沈めることもある。
昨夜の投稿と、
どこかで繋がっている話かもしれません。
