〇ACO(○○はいつもびびってやめる)は、自由民主主義の真髄を示す(笑)
おもしろいねえ。「TACO」って言うんですね。ドナルド・トランプ米大統領の行動パターンを示す言葉だという。
なるほど。僕はトランプ大統領は「池乃めだか」師匠だと思っていた。
おら、おら、おら
(相手を殴り、蹴りまくる、しかし相手には全く効いていない)
ま、これくらいにしといてやらあ、
(と、ドヤ顔で立ち去る。相手や周りの人はずるっ)
トランプ大統領って、これだよな、ほんとに。まあ、めだか師匠に失礼ですね、すみません。「TACO」っていうのは、
「Trump Always Chickens Out(トランプはいつもビビってやめる)」
ということらしいね。シンプルでいい言葉ですな(笑)。この記事は、
①中国に対して一時145%まで上げた「追加関税率」を引き下げたこと。
②欧州連合(EU)に対する50%の関税発動を7月まで延期したこと。
が、「ビビッてやめる」の例だという。
他にも、ウクライナやイスラエルのような「外交」もある。
この記事、第一次トランプ政権までさかのぼって、ずいぶん辛辣なことが書いてある。さすがFTだな(笑)。
第二次政権になると、TACO外交はよけいひどくなる。ウクライナ戦争は、確か就任前には「就任初日に解決する」って言ってなかったっけ。でも、次第にトーンダウンしていって、交渉は始めたけど、思い切りロシア寄りのスタンスでゼレンスキー大統領がブチ切れ。
「プロレス」っぽく取り繕ったけどほんとはどうなのよ?
その後は、ロシアとウクライナの間を行ったり来たり?なんですか?先日、米国はウクライナへの支援を再開したの?(笑)
まあ、私は国際政治の常識にとらわれて、ウクライナ戦争の停戦を一歩を動かせなかった既存の政治家たちよりも、ビジネス感覚で常識にとらわれないトランプ大統領が動かしたのは事実はあると思ってるけどね。
だけど、ビジネス感覚のディールだけで、物事を解決できないのも事実。
イスラエルも同じだろうな。なんだかんだやって、結局イランに戦線拡大してしまったわけで。
そして、トランプ大統領の「改革の本丸」であるところの、「貿易」についてだ。
日本製鉄は、結局USスチールを完全子会社化する買収ができたではないか。
USスチールは、本社を残すほか、社名も維持できる。。最高経営責任者(CEO)や最高財務責任者(CFO)など経営中枢メンバーを米国籍とすることも決まった。米政府は、経営の重要事項について拒否権を有する「黄金株(拒否権付き種類株式)」を保有する。
トランプだいとうりょうは、交渉成立にどや顔だけれども、まあ、TACOというか、めだか師匠のギャクだろうね(笑)。
だが、繰り返すが、日鉄がこだわってきた完全子会社化を実現したわけだ。拒否権というが、日米は同盟関係だ。拒否権が行使されるような事態はそうそう起き得ない。
日鉄は今後、2028年までに総額で約110億ドルをUSスチールに投資する計画だ。新たに製鉄所を建設するほか、高炉を改修して性能を高める。生産する鋼材の品質を高め、研究開発拠点も設ける。
どんどん投資してあげて、儲けましょう。それでいい。
私は、ブリティッシュ・スチールまで一体化するところまでやったらいいと思う。あそこも国営になったり、インド資本になったり、再国営化が検討されたりいろいろだけど、日米英で中国に対抗したらいいではないか。
そして、「トランプ関税」なのだけれどもね。
トランプ大統領は4月、ほぼ全ての国・地域に相互関税をかけると表明した。その後、一律税率部分の10%は維持しつつ、上乗せ税率(日本は14%)については7月9日まで一時停止し、各国と関税交渉を進めてきた。
それで、日本に課す新たな「相互関税」の税率を25%にすると表明した。あああ、そうですか。
こんなことをしても、結局困るのは米国だからね。
以前書いたけれども、トランプ大統領はこう考える。
「輸入品に高関税を課せば、米国に輸出している国は、仕方なく工場を米国に移して現地生産に切り替える。また、米国の消費者は関税で高くなった輸入車からメイドインUSAに買い替える。こうして米国の産業は復活し、ラストベルトは繁栄を取り戻す」
ずいぶん楽観的だが、こんなことは起き得ないわけだ。
自動車など、米産業の株価は軒並み下がっている。あれれ、なんで?(笑)
輸入に高関税を課せば、米国内の主要な生産の一時停止、価格の上昇、そして同盟国との関係悪化を招く。
なぜなら、米国の産業は、輸入部品に大きく依存している。新たな関税による価格上昇で、消費者にとって数千ドルのコスト高となる。消費者の選択肢も奪う。販売に打撃を与え、雇用喪失にもつながる。
輸入品に高関税を課せば、米国に輸出する国は報復関税をかけてくる。米国産は海外でさらに売れなくなる。
どちらも売れなくなり、買い控えが起こる。米国の消費者はトランプ政権が終わるまで買い控えることになる。消費も大きく冷え込むことになる。
NY株価は下落し、イーロン・マスク、ジェフ・ベソス、マーク・ザッカーバーグなど米国のスーパービリオネアが、巨額の純資産を失う。
まあ、半年もしないうちに、こういうことになるよ。米国の産業、消費者、富裕層が阿鼻叫喚、米国社会が大混乱になり、トランプ政権は日本などへの高関税を撤廃することになる。
その時、トランプ大統領はどや顔でいうのだろう。
「まあ、これくらいにしといてやらあ!」
こちらは、ズルッと滑って転ぶしかない(笑)。めだか師匠、TACOになるだけだ。
だから、日本は米国との関税交渉を焦る必要はない。ダラダラ、のらりくらりと交渉しておけばいい。一番心配なのは、霞が関のエリート・赤沢亮正経済再生相のチンケな功名心だけだ(笑)。
一方で、「米国の消費者」の儲けになる投資は、どんどん提案したらいい。なんせ、「アメリカを買え(バイアメリカ)」とトランプ大統領が偉そうに叫んだとき、買ってあげられるのは同盟国では日本くらいだから。
そうすれば、トランプ政権が去った時、米国民の日本に対する評価は爆上がりさ。
さて、この「TACO」なのだけれども、私はこれから
「〇ACO」
がたくさん現れると思っている。
「KAKO」(カコ)
とかね(笑)。まあ「KAKO」は現れる前に消える気がするけどな。そこまでの人物でもない。
でも、
「〇AKO」
という人はどんどん現れる。そして、消えればいいと思う。それが自由民主主義社会の真髄であって、他の政治体制にはない優位性なのだから。
具体的にいえば、自由民主主義体制では、国民が「オープンな情報」を通じて指導者の間違いを知ることができる。
自由民主主義でも指導者は都合の悪い事を隠そうとしてるじゃないかというかもしれないが、隠せてますか?(笑)
隠せていない。添付した論考の「英国で50日で首相交代」という恥さらしは、すべて国民が見ている前で起こった。
トランプ関税のTACOも、大統領はまったく隠せていないわけで、世界中の人がその混乱をみれているではないか。
要するに、これは国民が選挙で、この指導者を選んだことに対する誤りを知ることでもある。そして、選挙を通じて政治をやり直すことができる。これは、自由民主主義体制だけが持つメリットなのである。
一方、自由民主主義以外の政治体制はどうか?例えば、中国のような権威主義体制は、指導者は間違いを犯すことがないという「無謬(むびゅう)性」を前提としている。うまくいかなくなったら、うそを重ねて権威を守ることになる。
中国に限らず、権威主義の指導者やポピュリストはみんなそうだね(笑)。
そこでは、自由民主主義体制では当たり前に行われる、国民の声を聴いて政策を修正することは、権威主義体制では絶対に認められない。国民の意見に耳を傾けるという行為自体が、権威を揺るがしかねないためだ。
だから、指導者に意見を言うこと自体を、違法ということにする。「違法だ!違法だ!」というてる方々、日本でもいますわなあ(笑)。
あえて平易な言い方をするが、個人でも国家でも「うそがよくない」のは当然のことだ。権威を守るためにうそを重ねていけば、最終的につじつまが合わなくなる。うそが国民に明らかになるときに、国家が破滅的な状況に陥るのは、すでに歴史が証明している。
例えば、第2次世界大戦時の大日本帝国は、日本軍が連戦連勝を続けているという「大本営発表」を繰り返した。国民が実際の戦況に気付いたときには、すでに敗北が決定的となっていた。
一方、英公共放送BBCは、ウィンストン・チャーチル英首相(当時)の圧力に屈せず、「真実を放送する方が国益にかなう」として、初期の対独戦の敗北を正確に伝え続けた。報道が国民に与えた影響に鑑みると、どちらが正しかったかは明らかである。
何より問題なのは、自由民主主義体制以外では、「独裁体制を築いた指導者を、引きずり降ろして交代させたい」という機運が高まったとしても、その実現に大変なコストとエネルギーを必要とすることだ。
指導者を「健全」に交代させるプロセスが機能していない以上、実現にはクーデターや暗殺、場合によっては革命が必要になる。多かれ少なかれ人命が失われる可能性が高いのだ。
優秀な指導者がいるときには、どんな政治体制でも、政治は機能し社会は安定するものだ。問題は、間違いを犯しかねない指導者が現れたときである。そのときの対応に、自由民主主義と権威主義の本当の差が現れてくる。
不適格な指導者を選挙によって取り換えられる自由民主主義体制と、クーデター・暗殺・革命を必要とする権威主義体制の、どちらが仕組みとして優位にあるかは、言うまでもないだろう。
自由民主主義がダメになったというが、いやいや、真価がでてくるのは、こういう時なんですよ(笑)。これから
「〇ACO」
が、たくさん現れる。そして、罵声を浴びせられて、消えていく。
私はね、極右とか極左とか、近頃は極中道もいるが、「とんでもなことをいう政治家」とか現れたら、1回政権をやらせてみたらいいと、常々思っている。
隅っこの方で、信者を集めて楽しそうにやっているのは、声だけ大きい少数者「ノイジーマイノリティ」の集まりで、うるさくてうっとうしい。
しかも、その「とんでもなこと」を実際にやってみる場がないと、間違いに気づくことなく、延々と「我々だけが真実を知っている」とか、言い続けるんだよね。
だから、1回やらせてみたほうが早い。そしてらわかるから。社会の現実というものは、そんな単純なものじゃないと。既存の政治がダメだというが、どれだけ苦心惨憺やってきたかがわかるから。そもそも、とんでも理論だったことに気づかされるから。
トランプ大統領をみてみなさいよ。常に「TACO」だ。「まあ、このくらいにしといてやらあ!」とどや顔だが、実際は撤回に次ぐ撤回、こそこそ退場して、ずるっと世界中の人がずっこける。
これもね、やらせてみたからわかるわけよ。トランプさんが大統領にならなければ、延々と「世界で一番美しいことがばTariffだ!」とかいって、信者の拍手喝さいを浴びて、「俺たちだけがほんとのことを知っている」と、夢の中に居続けたのだから。
だから「〇AKO」は、どんどん現れていい。みんなが社会を学ぶチャンスとなるのだから。
日本でもそうでしょ。神谷さん、威勢がいいこと言い続けてきたけどさ。政権になんか入る前に、すでに「言い訳」「誤解」「撤回」の連発じゃないですか。
「日本人ファースト」
を批判されたら、
「選挙のキャッチコピーだから、選挙の間だけ」
と言った。でも、それをまた批判されると、
「参院選後も日本人ファーストの方針や公約は変えずに活動する」
と明言した。
ようわからんけど、隅っこで「天皇に側室を」とか言ってたときは、多くの人に注目されなかったからよかったけど、すごい多くの人に注目されるようになったから、いろいろありますな。
「KAKOさま」
は、これから大変だと思いますよ。この国は、貴方が望む「独裁者」になれませんな。なんだかんだいって、自由民主主義がガチガチに構築された国ですからね(笑)。
