トランプとゼレンスキーのプロレスの先にあるもの
まあ、そんなもんでしょ。想定の範囲内っす(笑)。
一言でいえば、トランプ大統領もゼレンスキー大統領も、元芸能人ですからね(笑)。派手にちゃんばらをやってくれたということだ。
結論からいえば「必ず次はある」ということだと思う。このまま終わらない。
トランプ大統領は、つくづく商売人だと思う。「Win-Win」でともに儲けるという感覚だ。脅しまくってもう終わりと思わせながら、必ず次に「ディール」を持ちかける。
時にトランプ信者さえ、チッと舌打ちしたくなる感じじゃないかと思うけどね。敵か味方に分ける、敵を完全否定し、味方は全肯定が横行する時代。トランプ大統領もそれに乗っているようで、敵を罵倒するような言動で煽りまくる。しかし、そのまま叩き潰すのかといえば、そうではないのだ。
米国が不当な扱いを受けている(と、トランプ大統領が考えている)ところをまず正す。その上で、できるだけ米国に有利な形でディールする。これが基本パターン。
そういうトランプ大統領の「ビジネス感覚」からすれば、「力による一方的な現状変更」を認めないというばかりで、ロシアを硬化させて、戦争がいつまでも終わらないというのは、頭が悪い、バカバカしい話としか思えないのだろう。
これは、私が言ってるんじゃないですよ、正しいとかいうんじゃないですよ、断っとくけど。あくまで、トランプ大統領はそう考えるだろうという話。
まあ、そう考えると、大きな猫2匹になぶり殺しされてるネズミを見てるような気持ちになりそうな、トランプ大統領とゼレンスキー大統領の首脳会談だが、違うものがみえてくるように思う。
一言でいえば、これは「昭和のプロレス」のようにみえる。
60分1本勝負。40分くらい、手に汗握る緊張した攻防が続く。果たして、決着はいかにと思っていると、リングに乱入者が現れて、三者の乱闘になり、場外に落ちる。めちゃくちゃな場外乱闘になり、なにがなんだかわからないうちに「両者リングアウト」で終わり。
この首脳会談って、要するにこういうことですよね(笑)。
大事なことは、この「両者リングアウト」ってのは、筋書きがあるプロレスでは、「双方の顔が立つ」終わり方だということだ。
例えば昔、NWA世界ヘビー級王者が定期的に来日して、ジャイアント馬場さんと世界タイトルマッチをする。
この時に、世界王者たち、ドリー・ファンク・ジュニアとか、ジャック・ブリスコ、ハリー・レイス、リック・フレアーとか懐かしい顔が思い浮かぶけど、彼らの権威を守りつつ、日本のファンを喜ばせる筋書きが用意される。
だいたい、馬場さんの「反則勝ち」(ルール上、タイトルの移動なし)か「両者リングアウト」で終わる(笑)。
そんなプロレスで育った私からすれば、この首脳会談は「プロレス」そのものにみえたのだ。
トランプ大統領はプロレスのセコンドやってたし、今もWWFとかと仲いいんでしょ?そして、ゼレンスキー大統領も芸能人だ。
裏で筋書き作って、見事の演技をみせたようにみえる。J・D・ヴァンス副大統領の乱入のタイミングも、実にプロレス的で絶妙だった(笑)。
そもそも、会談ぜんぶにカメラが入っていて、動画が見放題というのも、最初からプロレスを観せたかったんじゃないのと疑ってしまう。
まあ、ウクライナ戦争を巡る構図を簡単にまとめてみよう。
ウクライナ戦争を停戦させようとして、ロシアを交渉に引っ張り出すには、徹底的にロシアに「寄り添う」ことがまず必要だ。
だから、トランプ大統領はプーチン大統領の主張を認めたようにみせ、「ゼレンスキーは独裁者」とまで呼んだ。
ただし、トランプ大統領は一方的にプーチン大統領に寄り添っているわけではないようだ。トランプ大統領は、ウクライナの鉱物資源の取引の交渉を始めたからだ。交渉がまとまれば、米国企業がどんどんウクライナに入っていくことになる。
そうなると、停戦してもロシアはウクライナには入れないわけだ。
また、ゼレンスキー大統領は、トランプ大統領との交渉が決裂した後、欧州にいった。英国のキア・スターマー首相に泣きついた。
ロンドンには、欧州を中心とした18の国・機関のトップが集まり、ウクライナでの和平に向けた取り組みなどを協議した。そして、英仏など「有志連合」でウクライナの支援を強化していくことを確認した。
これはトランプ大統領にとって悪い話ではない、つまり、鉱物を掘るために米国企業が入ったウクライナを、欧州が守ることになるということだからだ。
ゼレンスキー大統領が、スターマーに泣きつくのも、プロレスとして織り込み済みだったんじゃないの?(笑)
トランプ大統領は、ゼレンスキー大統領に塩を送ったという見方もある。会談後、支持率が上がったんだよね。
まあ、いずれにせよ、その後には、ウクライナ復興に日本がカネを出す、というのが洩れなくくるのだろうけど(笑)。
要するに、停戦すれば、米国はウクライナに入りぼろ儲け。ロシアはウクライナに入れず、守るのは欧州(たぶん、カネを出すのは日本)。
こういう、米国優位の枠組みが次第にできあがるわけだ。そう考えると、トランプ大統領が、交渉決裂のまま、終わらせるはずがないよね。必ず、交渉は再開する。まあ、トランプは「地頭賢人」、実にしたたかだな。
あまりに常識はずれなことが起きたので、少し冗談っぽく、頭の体操をしてみました(笑)。
それでは、またね。
