誹謗中傷が無くなる世界
SNSを開けば、誰かに対する攻撃的な言葉が目に入る現代。
「どうしてこんなに簡単に人を傷つける言葉が溢れているんだろう」と、悲しい気持ちになることはありませんか?
実は、そんな「誹謗中傷がなくなる世界」を、すでにシステムとして作っている人がいます。
キングコングの西野亮廣さんが手がける「レターポット」というサービスです。
このアプリは簡単に言えばメールのようなものですが、既存のSNSとは決定的に違う「2つのルール」があります。
1. 文字を書くのにお金がかかる
2. 4ヶ月でその通貨(文字)は消えてしまう
たったこれだけの縛りが、私たちの「言葉」を劇的に変える可能性を秘めているのです。
■あなたは「お金を払ってまで」悪口を言いますか?
想像してみてください。
もし、たった一言の悪口を放つのに、自分のお金を使わなければならないとしたら。
もちろん、なかにはお金を払ってでも攻撃する人はいるでしょう。
しかし、何十回、何百回と自分のお金を削ってまで、不毛な攻撃を続けられるでしょうか?
「読んでくれるかもわからない言葉」に、大切なお金を投資できるでしょうか。
人は、自分のお金を払ってまで何かを伝えようとする時、そこには「感謝」や「愛」をのせたいと思う生き物です。
憧れの芸能人や作家さんにファンレターを書く時のように、相手を想う温かい気持ちが言葉になるはずです。
■「無料」が生んでしまう、想像力の欠如
今のネット社会では、相手のことを何も調べず、その人が歩んできた背景や努力を知ろうともせず、たったひと言のニュース(たとえば「不倫」など)を見ただけで、猛毒を吐く光景が当たり前になっています。
「無料で人を傷つけられる仕組み」があるからこそ、誹謗中傷はなくなりません。
もし、言葉を発するのにお金がかかるなら、人はもっと「調べる」はずです。
そして、もしその相手が、被災地に多額の寄付をして多くの人を救っている人だと知ったら……。
あなたの心ない一言でその人の居場所を奪い、次の支援ができなくなってしまった時、その責任は取れるでしょうか。
心は簡単に壊れます。
「よく知らないのに、浅い知識で毒を吐くこと」こそが、本当の誹謗中傷ではないかと思うのです。
■批判やアドバイスは「愛」から生まれるもの
もちろん、作品や商品に対して「もっとこうしてほしい」という意見(ダメ出し)はあるでしょう。
でも、それは「二度と買わない」という突き放しではなく、「あなたのファンだからこそ、もっと良くなってほしい」という願いではないでしょうか。
言葉に自分のお金をかけていれば、そのアドバイスも適当なものではなく、より明確で、相手を想った価値のあるものに変わるはずです。
■循環する「優しさ」の仕組み
さらに、レターポットには「4ヶ月で通貨が消える(腐る)」というルールがあります。
手元に置いておけないからこそ、人はそれを誰かに贈ろうとします。
「元気?」
「お誕生日おめでとう」
「いつもお疲れ様」
そんな優しい言葉を交わすきっかけが生まれるのです。
「お金がない人は使えないの?」と思うかもしれません。
でも、たとえばSNSで「クレジットカードがないので、よければレターをください」と発信した人に、誰かが「もし良かったら使って下さい」と13文字、書ける通貨をプレゼントする。
この時点で、そこには「優しさの循環」が生まれています。
優しさから始まったコミュニケーションツールは、自ずと優しさで溢れかえるのです。
■本当の「声」を見極める
私たちは今、無料のテレビや動画を見ては文句を言うことが日常になっています。
一方で、有料のサブスクリプション(月額制)の作品では、例えば永野芽郁さんやピエール瀧さんが出ていても、ほとんどクレームが起きないと言われています。
お金を払っているからこそ「嫌なら解約する」という選択ができるはずなのに、実際には荒れることが少ない。
これが世の中の真実かもしれません。
誹謗中傷や過剰なクレームを言っているのは、実はほんの一握り、1〜2割の人たちなのです。
その少数の強い言葉に影響されて、みんなが後に続いてしまっているだけ。
だとしたら、言葉にコストがかかる仕組みにするだけで、世界はもっと穏やかになるはずです。
■最後に伝えたいこと
SNSは、素晴らしい人と出会えるチャンスに満ちた場所です。
けれど、残念ながら騙そうとする人や、悪口を言ってくる人もいます。
どうか、その数パーセントの悪意に負けないでください。
あなたの言葉、あなたの意見、そしてあなたの愛を、大切に伝えていってほしい。
言葉がもっと、大切に扱われる世界になりますように。
いいなと思ったら応援しよう!
物書きを仕事にしたくて頑張ってきました!1度諦めた夢です。しかしnoteと出逢えて表現場所が出来て嬉しいんです!有料記事を無くしていきたいのでチップの応援お願い致します🙇♂️