【読書感想文】死神と天使の円舞曲
この世に、死神はいるのだろうか?
そして、その死神はどんな姿なのだろう?
今回読んだのは、
死者が地縛霊にならないようにするのが仕事の死神の
犬と猫の話だ
読みだして「読んだことがある?」
と、まず疑問を持った
「優しい死神の飼い方」というタイトルの本を
以前読んだが、あれも知念さんだった
そして内容は似たようなもので……
あれは確か、主人公が犬だったな
しかし、今回は猫
つまり視点を変えた作品ということか?
そう思いながら読みだした
真っ黒な体を持つ猫のクロは、女子大生に飼われている
そこで人間が留守中にパソコンを開いたり
窓の鍵を解除して外に出て行ったり
そのため、帰ると飼い主に捕まってお風呂の刑に処せられたり
ここまで読んで、やっぱり視点を変えてるだけなんだな
と思ったわけだが、次の章には「優しい死神の飼い方」に登場した
ホスピスに飼われていたレオなる犬が登場する
つまり、続きものということだった
だが、表紙を見ても、どこにも「第二弾!」
とは書かれていない
調べてみると、シリーズものだった(;^ω^)
最初に一弾目を読んでいたから話しが見えるが
読んでなかったら、戸惑うかもしれない
状況に疑問を持たなかったら大丈夫だけどw
さて、この「死神と天使の円舞曲(ワルツ)」は
一弾目とは違い、一冊を通して一つの事件を追いかけている
事件の内容はふせるが、その黒幕だけ明かしておこう
黒幕が一番大事なところなのに、なんでバラすんだ!
と思う人もいるだろうけど、そこをバラさないと
この先言いたいことが伝わらないから諦めて欲しい
黒幕は……カラス!
いや、カラスがどんな事件を起こせるっていうのさ
と、思うでしょうが、このカラスもただのカラスではない
クロやレオと同様、元は死神
死者をあの世に連れて行くという使命を持つものだ
だが、上司によって人間界に落とされ
さっさと元の姿に戻りたいカラスは
とんでもないことを考える
それが、クロとレオの二匹とは真逆のこと
そこで、人間を助けるために二匹はカラス軍団と闘うのだが
ここが泣ける!
空を飛べない犬と猫が、天空を舞うカラスに勝負を挑む
しかし、羽がないというのがこんなに不利なのかと思うほど
二匹は窮地に追い込まれる
上空から二匹を襲うくちばしから猫を守ろうとする犬
犬のお腹に隠れてカラスを叩き落とす猫
だが、攻撃がやめば犬はくちばしによって血みどろ
もう闘えない状態だ
そんな二匹を見てあざ笑うカラス
猫の方も足をついばまれ負傷している
それでも自分が闘う以外にないと、
痛みを我慢し、カラスを崖に叩きつけるために走る
こうしてカラスの数は減ったものの
やっぱりまだまだ多い
襲ってくるカラスのくちばしによって
二匹は動くことができなくなり
それでも、人間を守るために霊的な力を使い
死を覚悟する
なんて感動的なシーンなんだ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐
どうか生きていて!
と願うものの、二匹の身体はボロボロで命が尽きてしまうのだけど
さて、この先どうなると思う?
それは読んでからのお楽しみだよね
一つだけ
この本はシリーズもの
ということはぁ?
おっと、これ以上は言いません
動物好きにはたまらない感動の一冊でした
タイトル:死神と天使の円舞曲
著者:知念実希人
出版:光文社
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