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【第3回】マネジャーの仕事は「管理」ではありません。「感謝」です。売上が勝手に伸びる、ドラッカーも驚く「0円の報酬」の仕組み。


こんにちは。松田 海都(まつだ かいと)です。

従業員3000人規模の企業でマーケティングをしながら、noteの執筆活動をしています。

まずはお礼を言わせてください。

おかげさまでフォロワー数が400名を超え、先日投稿した「家庭菜園」の記事も、たくさんの方に読んでいただきました。

本当にありがとうございます!

「ビジネス」と「家庭菜園」。

一見バラバラに見えますが、僕の中では
**「育てる(環境を整える)」**
という意味で、点と点が線でつながっています。


さて、今日は大好評の**「現場処方箋」シリーズの第3回**です。

まだ第1回、第2回を読んでいない方は、先にこちらをどうぞ(それぞれ3分ほどで読めます)。

読めば、今日の話がより深く理解できるはずです。

▼ 第1回:「自分がやった方が早い」を捨てた日

▼ 第2回:売上を伸ばすための「努力不要」のカラクリ


準備はいいですか?


それでは、本題に入りましょう。

今日は、リアルな視点で
**「お金と感謝」**の話をします。


現場でマネジャーをしているあなたに、一つ質問があります。


「あなたは、お客さまと従業員、
どちらに先に『ありがとう』と言いますか?」

「そりゃあ、お金を払ってくれるお客様だろう」

「お客様は神様だから、当然お客様が先だ」

もし、そう即答したとしたら。

あなたのチームの売上が伸び悩み、スタッフが定着しない原因は、その
**「順番の間違い」**
にあるかもしれません。


今日は、行動経済学の視点も交えながら、多くのマネジャーが陥りがちな
**「感謝の順序」と、給料以上に人を動かす「お金に囚われないやりがいの醸成」**
について解説します。

これを読めば、あなたの「管理」の概念が、ガラガラと音を立てて崩れ、新しい景色が見えてくるはずです。

それでは今日も、ゆっくりしていってくださいね。



1. 給料だけでは、人は「言われたこと」しか動かない。


多くのマネジャーは、心のどこかでこう思っています。

「給料を払っているんだから、ちゃんと働くのは当たり前だ」と。

確かに、労働契約としては正しいですよね。


しかし、行動経済学には面白いデータがあるんです。

人間関係には、2つのルールが存在します。

一つは、お金で動く**「市場(しじょう)の規範」。

もう一つは、感情や感謝で動く「社会の規範」**です。


「給料分だけ働け」と接すると、
部下は「市場の規範」スイッチが入ります。

するとどうなるか?


「もらった給料分は働きます。
でも、
それ以上は1円たりとも働きません」という、冷めた関係になります。


一方で、「いつもありがとう、君がいると助かるよ」という
「感謝(社会の規範)」で接すると、スイッチ(価値観)が切り替わります。


人は、誰かに必要とされたり感謝されたりすると、損得勘定がなくなり「もっと役に立ちたい!」という無限のエネルギーを出し始めるのです。

これが、私が言う
**「お金に囚われないやりがいの醸成」**
の正体です。


給料(お金)には限界がありますが、感謝(承認)には限界がないのです。

昔からよく言いますよね?

**「金の切れ目が縁の切れ目」**
って。


2. 「お客様は神様」を信じすぎて自爆した過去


偉そうに語っていますが、かつての私はこれが全く分かってませんでした。


私が店長になりたての頃、信じていたのは
**「お客様は神様です」**
という言葉だけ。


私は、神様(お客様)には最高の笑顔で接し、深々と頭を下げていました。

しかし、そのバックヤードで、一緒に働く仲間(従業員)にはどう接していたか?

「まだできないの?」

「どうしてこんな簡単なことが出来ないの?」

「君たちの給料はどこからいただいているんだ?お客様からだろ!」

……今思い出すだけでも罪悪感が大きく募りますが、
私は部下たちを「ただの道具」のように接していたのです。

その結果、どうなったと思いますか?

お店の空気(雰囲気)は最悪になり、スタッフは私の目を見なくなりました。

彼らは「市場の規範」バリバリで、
「言われたことしかやらないロボット」になってしまったのです。


そして当然、そんな殺伐とした空気がお客様に伝わらないはずがありません。

「なんか、この店雰囲気悪いね」

リピーターになってくれず、客数も前年より上がらず、
僕自身も楽しくない日々を過ごしていたものです。

私が必死に守ろうとした売上は、皮肉にも、
私が部下を大切にしなかったせいで崩れ去ったのです。

「順番が……逆だったんですね」

どん底で損益計算書と、売上日報を見つめながら、
ようやくその事実に気づきました。


3. 「感謝」の順番を変えたら、すべてが回り出した


そこで私は、勇気を出して「順番」を変えることにしました。


**「まず、目の前の従業員(仲間)を満たす」**
ことから始めたのです。

お客様を見る前に、まずスタッフを見る。

「今日は忙しかったね、助かったよ」

「〇〇さんのあの接客、すごく良かったよ」

「感謝」と「認める」を、本気でスタッフたちに注ぎました。


すると、どうなったか?

これがいわゆる**「返報性(へんぽうせい)の原理」**です。

心を満たされたスタッフは、自然と「この店のために頑張ろう」という気持ちになり、その余ったエネルギーを「お客様」へ注ぎ始めたのです。

  • スタッフが笑顔になる(ES向上)▼

  • お客様への対応が温かくなる(CS向上)▼

  • お客様がファンになり、売上が伸びる(業績向上)

まさに、**「感謝のドミノ倒し(シナジー効果)」**が起きたのです。


僕が読んだドラッカーの数々の名言の中には、こんな言葉があります。

「自分で成果を出すのではなく、部下に成果をださせることが管理者の仕事」

マネジャーの仕事は、数字を作ることではありません。

数字を作ってくれる部下の心に、「やりがい(感謝)」というガソリンを注ぐこと。

それさえできれば、売上なんて後から勝手についてくるのです。


最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

もしあなたが今、売上に悩んでいるなら。

明日、出社したら一番に、部下に向かってこう言ってみてください。

「いつもいてくれて、ありがとう」

たった3秒。コストは0円。

感謝してください!
感謝するのにお金は必要ありません!


あなたが言った、その一言は、どんな給料アップよりも、チームを劇的に変える「魔法の報酬」になるはずです。

まずは自分から「感謝」を投げてみてください。

きっと、想像以上の「お返し」が返ってきますよ。


【私を知って(出会って)くださった全ての方へ】

改めて
**松田 海都(まつだ かいと)**です。


私のnoteでは、こうした「ビジネスの現場処方箋」だけでなく、日曜の夕方にホッとする『家庭菜園』や、年収200万から這い上がった『どん底からの物語』も発信しています。

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