見出し画像

「商品ではなく“解釈”を売っている。売れる人と売れない人の決定的な差お客様の頭の中にある“価値の翻訳”とは何か

お客様の頭の中にある“価値の翻訳”とは何か

最近、同じ商品を扱っているのに「売れる人」と「売れない人」がはっきり分かれる場面をよく見ます。

価格も同じ。商品も同じ。環境も同じ。
それでも結果に差が出る。

この違いは何かと考えました。

それは、「商品を売っているか、解釈を売っているか」の違いです。
今日はその中でも“価値の翻訳”という観点で整理してみます。

■お客様は商品を理解していない

まず前提として整理しておきたいことがあります。

お客様は、商品を正しく理解できていません。

例えばプロテイン一つとっても、
・成分
・吸収速度
・用途
・適切な摂取タイミング

これらを正確に理解して購入している人は多くありません。

多くの場合は、
「なんとなく体に良さそう」
「筋トレに必要そう」
という“ざっくりした認識”で判断しています。

つまり、お客様は「商品そのもの」を見ているのではなく、
“自分なりの解釈”を通して商品を見ています。

■売れている人は“翻訳”している

ここで売れる人の特徴が見えてきます。

売れている人は、商品説明をしていません。
“解釈を翻訳”しています。

どういうことか。

例えば、同じプロテインでも、

売れない人はこう言います。
「タンパク質が◯g入っています」
「吸収が早いです」

一方、売れる人はこう言います。
「これを飲むと、朝ごはんを抜いた日でも体が軽くなります」
「運動後に飲むと、翌日の疲れが違います」

※薬機法の兼ね合いで不適切な表現ですが、分かりやすい例、表現として書かせていただいております。プロテインはあくまでサプリメント、食品です。

この違いは何か。

前者は“情報”です。
後者は“解釈された価値”です。

お客様が欲しいのは、前者ではありません。
自分にとって意味のある後者です。

■価値は「翻訳」されないと伝わらない

ここで重要なのは、価値はそのままでは伝わらないということです。

これは推論ではなく、実務上の事実です。

例えば、
「高品質な原料を使用しています」と言われても、
それが自分にとって何を意味するのかが分からなければ、価値にはなりません。

しかし、
「毎日飲んでも飽きない味で、続けやすいです」
と翻訳されると、初めて価値として認識されます。

つまり、価値は“存在するもの”ではなく、
“解釈されて初めて成立するもの”です。

■売れない理由はシンプル

では、なぜ売れないのか。

理由はシンプルです。

“翻訳していないから”です。

・スペックを並べる
・機能を説明する
・特徴を伝える

これらはすべて「提供側の言葉」です。

しかしお客様は、
「それが自分にとってどういう意味があるのか」
でしか判断していません。

ここにズレが生まれると、売れません。

このズレは、能力ではなく視点の問題です。

■“誰の解釈か”が最も重要

もう一つ重要なポイントがあります。

それは、「誰の解釈で語るか」です。

同じ商品でも、

・初心者にとっての価値
・上級者にとっての価値
・忙しい人にとっての価値

すべて違います。

例えば、筋トレ初心者には
「まずこれを飲むだけで、栄養が整います」と伝える方が伝わります。

一方で上級者には
「タンパク質量とコスパで見ると、この選択が合理的です」と伝える方が伝わります。

つまり、価値は一つではありません。
“相手ごとに翻訳する必要がある”ということです。

■ビジネスの本質とのつながり

Real Styleでは、「お客様を幸せにする」という考え方を大切にしています。

ただし、その“幸せ”は一律ではありません。

ある人にとっては「体が変わること」が価値であり、
ある人にとっては「続けられること」が価値です。

だからこそ、商品を売るのではなく、
“その人にとっての意味”を届ける必要があります。

これが「解釈を売る」という考え方です。

■まとめ

今回の内容を整理すると、以下の通りです。

・お客様は商品そのものではなく“解釈”を見ている
・売れている人は価値を“翻訳”している
・スペックではなく「自分にとっての意味」が重要
・価値はそのままでは伝わらず、翻訳されて初めて成立する
・相手によって解釈を変える必要がある

同じ商品でも、結果が変わる理由はシンプルです。
「何を売るか」ではなく、「どう解釈させるか」が違うからです。

ここを理解できると、営業もマーケティングも一気に変わります。

もしこの内容が参考になれば、スキやコメントで教えてください。
どの部分が実務に活かせそうか、逆に分かりにくかった点なども含めていただけると、今後の執筆の参考にさせていただきます。

いいなと思ったら応援しよう!

鍵谷健/ビーレジェンド社長/経営自動化コンサルタント あなたの応援が励みになります!ご購読ありがとうございます。