Gartner(IT)vs Forrester Research(FORR)— 事業成長力を徹底比較する
【“IT意思決定の地図”を売る巨人か、AI時代に再成長を狙う独立系リサーチ会社か】
記録日:2026年7月8日
本記事では、米国のITリサーチ・アドバイザリー企業であるGartner(NYSE: IT)とForrester Research(Nasdaq: FORR)を比較します。
両社とも12月期決算、会計基準は米国会計基準(US GAAP)です。株価・時価総額などのマーケットデータは、2026年7月8日時点の取得値をもとにしています。
Gartnerは2025年にDigital Markets事業を売却しており、現在の開示上は主に Insights、Conferences、Consulting の3領域で見るのが自然です。Forresterは2025年から2026年にかけて減収・のれん減損・再構築費用が発生しており、足元は「再成長フェーズに戻れるか」を見る局面です。
筆者の注目ポイント
注目度:Gartner ★★★★☆ / Forrester Research ★★☆☆☆(5段階)
筆者は ややGartnerに注目 します。
理由は、Gartnerのほうが契約価値、顧客基盤、営業利益率、フリーキャッシュフロー、自社株買いの再現性で明確に優位だからです。
Forresterも面白い銘柄です。AI AccessやForrester Decisionsの改善、顧客維持率の回復など、再成長に向けた芽はあります。ただし、2026年1Q時点でも売上は前年同期比で減少し、GAAPベースでは赤字が続いています。小型株としてのリバウンド余地はありますが、事業の確度という点ではGartnerとの差がまだ大きいです。
つまり、Gartnerは 高収益リサーチ・アドバイザリーの王者、Forresterは 再建中のニッチなリサーチ企業 という見方です。
① 現在の株価・バリュエーション比較
Gartner(IT)
Gartnerの株価は約140.80ドル、時価総額は約98.5億ドルです。PERは約13.9倍、EPSは約10.12ドルです。
Gartnerは配当よりも自社株買いを重視する企業です。2026年1Qには3.3百万株を5.35億ドルで買い戻し、2026年4月には取締役会が自社株買い枠を6億ドル増額しました。
ROEやPBRは、長年の自社株買いによって自己資本が圧縮されているため、単純な横比較には向きません。Gartnerを見る場合は、PER、フリーキャッシュフロー、契約価値、更新率、営業利益率を重視したほうがよいです。
Forrester Research(FORR)
Forrester Researchの株価は約9.66ドル、時価総額は約1.84億ドルです。EPSはマイナス2.80ドルで、PERは赤字のため参考になりません。
2026年1Q時点で、Forresterは現金・現金同等物・市場性投資を1.45億ドル保有し、 debt outstanding は3,500万ドルです。小型株ではありますが、バランスシート面では極端に追い込まれた状態ではありません。
ただし、収益性はまだ弱く、2026年通期のGAAP営業利益率ガイダンスもマイナス圏です。Forresterは「安いから買える」というより、「再成長が本当に見えてきたか」を確認する銘柄です。
バリュエーションの見方
Gartnerは時価総額がForresterの50倍以上あり、同じリサーチ会社でも市場からの評価はまったく違います。
Gartnerは収益性とキャッシュフローで評価される大型株です。一方、Forresterは小型・低評価・再建色の強い銘柄です。
同じ“ITリサーチ”でも、投資対象としては、Gartnerは品質株、Forresterはターンアラウンド株に近いです。
② 直近決算の比較
Gartner:2026年12月期 第1四半期
Gartnerの2026年1Q売上高は15.11億ドルで、前年同期比1.5%減でした。ただし、調整後売上高は14.92億ドルで、前年同期比1.6%増でした。
純利益は2.22億ドルで、前年同期比5.4%増。希薄化後EPSは3.18ドル、調整後EPSは3.32ドルでした。
フリーキャッシュフローは3.71億ドルで、前年同期比28.7%増です。ここがGartnerの強さです。売上成長が鈍くても、キャッシュをしっかり生み、株主還元に回せる構造があります。
セグメント別では、Insightsが12.94億ドル、Conferencesが7,830万ドル、Consultingが1.19億ドルでした。Insightsの貢献マージンは78.2%と非常に高く、Gartnerの高収益構造を支えています。
契約価値は53億ドルで、為替中立ベースで前年同期比1.0%増でした。Global Technology Salesの契約価値は40億ドル、Global Business Salesの契約価値は13億ドルです。
出典:Gartner 2026年1Q決算リリース
Forrester Research:2026年12月期 第1四半期
Forresterの2026年1Q売上高は8,545万ドルで、前年同期の8,988万ドルから減少しました。
GAAPベースの純損失は2,183万ドル、希薄化後EPSはマイナス1.14ドルです。この赤字には、1,080万ドルののれん減損が含まれています。
調整後ベースでも、純損失は69.2万ドル、調整後EPSはマイナス0.04ドルでした。前年同期は調整後純利益199.7万ドル、調整後EPS0.11ドルだったため、収益性はまだ回復途上です。
売上内訳は、Researchが6,689万ドル、Consultingが1,858万ドル、Eventsはほぼゼロでした。契約価値は2.853億ドルで、前年同期比3%減です。
一方で、顧客維持率は78%、ウォレット維持率は89%となり、前年同期から改善しています。ここはポジティブです。
出典:Forrester Research 2026年1Q決算リリース
決算の印象
Gartnerは売上成長率こそ強くありませんが、利益・EPS・FCF・自社株買いが強いです。成熟企業としての筋肉があります。
Forresterは、売上減少と赤字が続いている一方、維持率改善やAI関連施策には前向きな材料があります。ただし、現時点では「改善の兆し」はあっても、「収益再加速の証明」まではまだ遠い印象です。
③ 事業構造・中期計画の比較
Gartnerの事業構造
Gartnerは、企業のCIO、IT部門、経営層、営業・マーケティング・人事・財務などのリーダーに向けて、リサーチ、アドバイザリー、ベンチマーク、カンファレンス、コンサルティングを提供しています。
主な事業領域は以下です。
Insights:リサーチ、アドバイザリー、ベンチマーク、意思決定支援
Conferences:Gartner IT Symposium/Xpoなどのイベント
Consulting:IT戦略、ベンダー選定、テクノロジー投資支援
代表的なブランド・サービスには、Gartner Magic Quadrant、Gartner Hype Cycle、Gartner IT Symposium/Xpoなどがあります。
中期方針としては、会社が公表する「Gartner Formula」に近い見方ができます。契約価値を積み上げ、顧客維持・営業生産性・価格改定・自社株買いによってEPSとFCFを伸ばすモデルです。
Forrester Researchの事業構造
Forresterは、企業のテクノロジー、カスタマーエクスペリエンス、デジタル、マーケティング、プロダクト、収益部門のリーダーに対して、リサーチとアドバイザリーを提供しています。
主な事業領域は以下です。
Research:Forrester Decisionsを中心とするリサーチ・アドバイザリー
Consulting:調査、戦略支援、実行支援
Events:フォーラム、カンファレンス、コミュニティ形成
代表的なサービスには、Forrester Decisions、Forrester Wave、Forrester AI Accessなどがあります。
Forresterは2026年に向けて、AI機能の強化、顧客維持率の改善、Go-to-marketの実行力改善、コスト効率化を掲げています。特にForrester AI Accessは、同社リサーチを顧客の業務フローに組み込みやすくする取り組みとして注目です。
構造の違い
Gartnerは、大企業のIT意思決定に深く入り込む巨大な“知識インフラ”です。顧客が一度Gartnerを組織の意思決定プロセスに組み込むと、解約しにくくなります。
Forresterは、より顧客体験、マーケティング、デジタル、テクノロジー戦略寄りの独立系リサーチ会社です。ただし、Gartnerほどの規模・ブランド・営業網はありません。
④ 2社のビジネス戦略の違い
Gartner:リサーチを“意思決定インフラ”にする戦略
Gartnerの強さは、単にレポートを売っているのではなく、企業の意思決定プロセスそのものに入り込んでいる点です。
CIOが新しいクラウド基盤、ERP、セキュリティ、AI、データ基盤を選ぶとき、GartnerのリサーチやMagic Quadrantは社内説明の材料になります。これは単なる情報ではなく、意思決定の“社内共通言語”です。
さらに、契約モデルはリカーリング性が高く、Insightsのマージンが非常に高いため、契約価値が積み上がるほど収益性が高まります。
Forrester:AIでリサーチ体験を再設計する戦略
Forresterは、Gartnerより規模が小さいため、同じ土俵で真正面から戦うのは難しいです。
そのため、ForresterはAIを活用して、顧客が同社の調査データや分析をメール、プレゼン、文書、業務システムに取り込みやすくする方向を打ち出しています。
これは正しい方向性です。リサーチ会社の価値は「PDFを読むこと」から「意思決定のワークフローに組み込まれること」へ変わっています。ForresterがAI Accessでこの流れをつかめるかが重要です。
戦略の違いが生む構造差
Gartnerは既存の強い顧客基盤をさらに収益化するモデルです。
Forresterは、いったん低下した契約価値と収益性を、AIと製品刷新で立て直すモデルです。
したがって、Gartnerは守りながら勝つ企業、Forresterは攻め直して復活を狙う企業です。
⑤ 市場規模(TAM)と成長性
市場の拡大がそのまま各社の業績や株価に結びつくわけではありません。特にGartnerやForresterのようなリサーチ・アドバイザリー企業では、市場規模よりも「顧客の意思決定プロセスに入り込めるか」「契約価値を維持・拡大できるか」が重要です。
主戦場となる市場
GartnerとForresterの厳密なTAMは、単なるITコンサルティング市場よりも狭く、ITリサーチ、アドバイザリー、ベンチマーク、イベント、戦略支援を含む市場です。
ただし、公開データとしては、より広いITプロフェッショナルサービスやデジタルトランスフォーメーションコンサルティング市場を参考にするのが現実的です。
Grand View Researchによると、世界のIT professional services市場は2025年に9,887億ドル、2026年に1兆757億ドル、2033年に2兆1,520億ドルへ拡大し、2026〜2033年のCAGRは10.4%とされています。
また、Fortune Business Insightsによると、世界のデジタルトランスフォーメーションコンサルティングサービス市場は2025年に1,851.8億ドル、2026年に2,040.9億ドル、2034年に4,679.2億ドルへ拡大し、CAGRは11.0%とされています。
Gartnerのポジション
Gartnerは、IT投資やデジタル変革の意思決定に深く入り込む企業です。市場全体の伸びに対して、直接的な人月型コンサルティングではなく、リサーチとアドバイザリーのスケールメリットで利益を出す点が強みです。
Forresterのポジション
Forresterも同じ市場の恩恵を受けられますが、足元では契約価値が減少しており、市場成長を自社の売上成長に変換できていません。
Forresterにとっては、市場の成長性よりも、既存顧客の維持率とウォレットシェアの回復が先です。
⑥ 各社の優位性と参入障壁
Gartnerの優位性
Gartnerの優位性は以下です。
IT意思決定における圧倒的なブランド
Magic QuadrantやHype Cycleなどの認知度
大企業・政府機関・ITベンダーに広がる顧客基盤
契約価値ベースのリカーリング収益
Insightsの高い貢献マージン
強いフリーキャッシュフローと自社株買い
グローバルなアナリスト・営業ネットワーク
Gartnerの参入障壁は、リサーチの質だけではありません。企業内で「Gartnerの資料を使って説明する」という行動様式が定着していること自体が大きな壁です。
Forresterの優位性
Forresterの優位性は以下です。
独立系リサーチ会社としてのブランド
顧客体験、マーケティング、デジタル戦略への強み
Forrester Waveなどの評価フレームワーク
Forrester Decisionsによるリサーチ統合
AI Accessによる製品体験の刷新余地
小型株ゆえの改善インパクトの大きさ
Forresterの課題は、優位性がGartnerほどの規模の経済に結びついていない点です。ブランドはありますが、営業力・顧客基盤・契約価値ではGartnerに大きく劣ります。
参入障壁の違い
Gartnerの参入障壁は「標準化された意思決定インフラ」です。
Forresterの参入障壁は「専門領域のリサーチ品質と顧客関係」です。
Gartnerのほうが組織的な粘着力が強く、Forresterは特定領域で選ばれる必要があります。
⑦ 今後3年間の事業環境シナリオ
強気シナリオ
Gartnerでは、AI、サイバーセキュリティ、クラウド、データ基盤、ITコスト最適化のテーマが続き、企業が意思決定支援を必要とするシナリオです。契約価値が再加速し、Insightsの高マージンが維持されれば、FCFと自社株買いでEPS成長が続きます。
Forresterでは、AI Accessが顧客の業務フローに入り込み、Forrester Decisionsの契約維持率が改善するシナリオです。売上減少が止まり、調整後営業利益率が回復すれば、小型株として評価の見直し余地があります。
中立シナリオ
Gartnerは、企業のIT支出が慎重なままでも、契約更新と価格改定、コスト管理、自社株買いで利益を維持するシナリオです。大きく伸びるというより、堅く稼ぐ展開です。
Forresterは、契約価値の減少が徐々に落ち着くものの、売上成長には時間がかかるシナリオです。調整後黒字は維持しても、GAAPベースでは減損や再構築費用の影響が残る可能性があります。
弱気シナリオ
Gartnerでは、企業のIT支出抑制、米国政府関連需要の減少、AIによるリサーチ業務の代替、競合サービスの増加がリスクになります。契約価値が伸びないと、高収益モデルへの期待が下がります。
Forresterでは、顧客数の減少、契約価値の低下、AI Accessの浸透不足、追加の減損や再構築費用がリスクです。小型株で流動性も低いため、業績悪化時の株価変動は大きくなりやすいです。
⑧ 筆者がGartnerにやや注目する理由
筆者がGartnerにやや注目する理由は、Forresterと比べて「勝ち筋がすでに数字で出ている」からです。
Gartnerの2026年1Qは、売上は弱く見えますが、純利益、調整後EPS、フリーキャッシュフローはしっかり伸びています。しかも、3か月で5.35億ドルの自社株買いを実施しています。
Forresterは、顧客維持率やウォレット維持率の改善は評価できます。ただし、売上は減少し、GAAPでは赤字、調整後でもほぼブレークイーブンです。まだ「再成長に向かうかもしれない」という段階です。
Gartnerは、AI時代にリサーチ会社が脅かされる側でありながら、逆にAI・クラウド・サイバー・データ投資の意思決定支援で需要を取り込める立場でもあります。
Forresterは魅力的な再建ストーリーですが、現時点ではGartnerのほうが事業品質と株主還元の確度が高いと見ます。
⑨ 両社の競合マップ(6社)
ITリサーチ・アドバイザリー領域
IDC:IT市場調査・ベンダー分析でGartner、Forresterと近い競合
ISG:ITサービス、ソーシング、デジタル変革アドバイザリーで重なる企業
コンサルティング・実行支援領域
Accenture:デジタル変革、IT戦略、実装支援で重なる巨大企業
IBM Consulting:AI、クラウド、ITコンサルティングで重なる企業
データ・ベンチマーク・企業情報領域
S&P Global:データ、分析、ベンチマーク、企業向け情報サービスで隣接
Moody’s:リスク分析、データ、意思決定支援で隣接
比較のポイント
GartnerとForresterは、AccentureやIBMのようにシステム実装を主戦場にする企業ではありません。
むしろ、実装前の意思決定、ベンダー選定、業界トレンド理解、ベンチマーク、経営層への説明材料に強みがあります。
この意味で、両社は“実行する会社”というより、“何を実行すべきかを決めるための情報を売る会社”です。
⑩ それぞれのリスク要因
Gartnerのリスク
企業のIT支出抑制
顧客の契約更新鈍化
AIによるリサーチ・分析業務の代替
アナリスト人材の採用・維持コスト
米国政府・公共部門の予算変動
カンファレンス需要の変動
自社株買い依存によるEPS成長の限界
高マージン事業への競争激化
Gartnerは強い企業ですが、AIによって「リサーチを読む・まとめる」作業の価値が下がるリスクがあります。今後は、単なるレポートではなく、独自データ・顧客接点・意思決定支援の深さがより重要になります。
Forrester Researchのリスク
契約価値の減少が続くリスク
顧客数の減少
調整後黒字化の遅れ
追加ののれん減損
小型株としての流動性リスク
Gartnerとの規模格差
AI Accessの浸透不足
コンサルティング需要の回復遅れ
Forresterは改善余地が大きい一方、事業の安定性はまだ弱いです。赤字・減損・再構築費用が続くと、投資家の信頼回復には時間がかかります。
⑪ 読者の関心軸別まとめ
事業品質を重視する人
Gartnerのほうが見やすいです。
契約価値、利益率、FCF、自社株買い、ブランド力のバランスが強く、リサーチ会社としての完成度が高いです。
小型株の再建ストーリーを探す人
Forrester Researchのほうが面白いです。
時価総額が小さいため、業績改善が見えれば株価の反応は大きくなる可能性があります。ただし、リスクも高いです。
AI時代の恩恵を見たい人
両社とも対象になります。
GartnerはAI導入・IT投資の意思決定支援で恩恵を受ける可能性があります。ForresterはAI Accessで自社のリサーチ体験を変えようとしています。
安定したキャッシュフローを重視する人
Gartnerに注目です。
2026年1QのFCFは3.71億ドルで、Forresterの時価総額を大きく上回る規模です。キャッシュ創出力の差はかなり大きいです。
逆張り・ターンアラウンドを狙う人
Forresterに注目です。
ただし、売上減少が止まること、契約価値が回復すること、調整後利益率が上がることを確認したい銘柄です。現時点では、期待先行で見るより、改善確認型で見たいです。
⑫ この比較の面白さ
この比較の面白さは、同じ“調査会社”でも、企業としての完成度がまったく違う点です。
Gartnerは、IT業界の意思決定における“辞書”や“地図”のような存在です。CIOやITベンダーが何かを決めるとき、Gartnerの名前が出るだけで社内説明がしやすくなる。これは非常に強いポジションです。
Forresterも重要なリサーチ会社ですが、今は苦しい局面です。売上が減り、のれん減損が出て、再構築が必要になっています。ただし、AI時代にリサーチの届け方が変わるなら、小回りの効くForresterにもチャンスはあります。
Gartnerは「すでに勝っている会社が、AI時代にも勝ち続けられるか」。
Forresterは「苦しい会社が、AIを使ってもう一度存在感を取り戻せるか」。
同じリサーチ会社でも、片方は品質株、もう片方は再建株。ここがこの比較の面白いところです。
記録データ
Gartner(IT)
上場市場:NYSE
ティッカー:IT
株価:約140.80ドル
時価総額:約98.5億ドル
PER:約13.9倍
EPS:約10.12ドル
決算期:12月
会計基準:US GAAP
直近決算:2026年12月期第1四半期
売上高:15.11億ドル
純利益:2.22億ドル
希薄化後EPS:3.18ドル
調整後EPS:3.32ドル
フリーキャッシュフロー:3.71億ドル
契約価値:53億ドル
代表者:Eugene Hall(Chairman and Chief Executive Officer)
Forrester Research(FORR)
上場市場:Nasdaq
ティッカー:FORR
株価:約9.66ドル
時価総額:約1.84億ドル
PER:赤字のため参考外
EPS:マイナス2.80ドル
決算期:12月
会計基準:US GAAP
直近決算:2026年12月期第1四半期
売上高:8,545万ドル
GAAP純損失:2,183万ドル
希薄化後EPS:マイナス1.14ドル
調整後EPS:マイナス0.04ドル
契約価値:2.853億ドル
顧客維持率:78%
ウォレット維持率:89%
代表者:George F. Colony(Founder, Chairman and CEO)
数値の出典
Gartner 2026年1Q決算リリース
Gartner Investor Relations
Gartner Leadership
Forrester Research 2026年1Q決算リリース
Forrester Research Investor Relations
Forrester Executive Leadership
Grand View Research「IT Professional Services Market」
Fortune Business Insights「Digital Transformation Consulting Services Market」
株価・時価総額・PER:2026年7月8日時点のマーケットデータ
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本記事の内容に基づいて生じたいかなる損失についても、筆者は責任を負いません。
おまけ:今日のひとこと用語解説
契約価値(Contract Value / CV)
契約価値とは、リサーチ会社やSaaS企業などで使われる、契約済みの年間価値を示す指標です。
GartnerやForresterのような企業では、単年度の売上だけでなく、どれだけ継続契約が積み上がっているかが重要です。
たとえば、契約価値が伸びていれば、将来の売上につながる土台が増えていると見られます。逆に、契約価値が減っている場合は、顧客の解約、契約縮小、価格下落などが起きている可能性があります。
今回の比較では、Gartnerの契約価値は53億ドル、Forresterの契約価値は2.853億ドルです。規模の差が非常に大きいことがわかります。
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