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ネパール人の友人が日本語学校を設立するまで。

今回は特定技能の採用や運用のがっつり解説ではなく僕の大事なネパール人の友人でシュレスタ・二ローズさんとのご縁の話になります。

10年以上前に仕事で出会いお客さんだった人が今は福岡でお店を構え、ネパールで日本語学校を立ち上げてビジネスパートナーになっている。

そのプロセスを振り返ると「noteを読んでくれている人ともいつかこういう関係になれたらええなぁ」と思えてきたのでその気持ちごと書いてみます。

出会いは留学生フェアの“ブースの向こう側”

出会いは僕が前職で留学生の進学フェアを企画していた頃。
二ローズさんは大阪の専門学校で留学生担当をしていて、
学校ブースの中の人として参加してくれていました。

僕:フェアを企画する側
二ローズさん:学校としてブース出展する“お客さん”

という関係ですね。
年齢も近くて毎年のように顔を合わせているうちにフェアの合間に雑談、僕の担当している業務のこと、彼が担当する留学生の話。
そんな話をしながら少しずつ距離が縮まっていきました。

当時はまだ「日本語ペラペラで留学生にめっちゃ頼りにされてる先生やなぁ」くらいの印象でした。
まさか10年後にネパールの日本語学校を設立して「次はこんなことやりたいですね」と話すことになるとはお互い想像もしていなかったと思います。

コロナ真っ最中の転職相談から“ご縁”が一段深くなった

転機はコロナの真っ最中でした。

専門学校側の事情もあって、二ローズさんが退職することになったタイミングで僕のところに転職相談の連絡をくれたんです。

「これからどうキャリアを作っていくか、少し相談したい」
こういう相談って、信頼していない相手にはなかなかしませんよね。
僕からするとそれがまず嬉しかった。

お互いの仕事観や、
「留学生、外国人のために何ができるか」
「ネパールと日本の橋渡しをどう続けるか」

そんな話を何度も重ねるうちに、
それまでの学校担当者とイベント主催者という立場を越えて、
“同じ方向を見ている仲間”みたいな感覚が生まれてきました。
少なくとも僕は勝手にそう思っています。笑

「デイリーバザール」で見た“一国一城の主”の顔

その後、紆余曲折を経て、
二ローズさんは福岡でスパイスとハラール食材のお店をオープンします。

お店の名前は「デイリーバザール」。
県庁の近くにある卸と小売を兼ねた店舗です。

数年前、福岡出張のついでに立ち寄ったときのこと。

カウンターの向こうにはあのフェアの時と同じ笑顔なんやけど、
立ち姿はすっかり一国一城の主になっていました。

そのときの様子を当時のInstagramにも載せていました。

この文章を書きながら僕がものすごく刺激をもらっていたことを思い出しました。

ネパールで日本語学校「NikoNiko Eduwork」が立ち上がる

それだけでも十分すごいのに、
二ローズさんはそこで止まりません。

「ネパール側で日本を目指す若者を育てる学校を作りたい」
そう話していた構想がついに形になりました。

学校名は NikoNiko Eduwork Consultancy(NEC)

  • 日本語コース(JLPT・JFT・NATなどの試験対策)

  • 日本の習慣やマナーを学ぶ文化オリエンテーション

  • 日本留学のための進学サポート

  • 特定技能を目指す人のためのSSWプログラム

日本で学ぶ/働くまでをトータルで支援する仕組みが、
きれいに整理されています。

個人的にいいなと思ったのは、
「日本にいるネパール人として、どういう準備をして送り出したいか」が、ちゃんと伝わってくるところです。

日本語だけじゃなくて、
現場で必要な専門用語、
働く上でのマインドセット、
日本で生活を始めるときの戸惑い……。

僕も特定技能の支援に携わる立場として、
「こういう“顔の見える送り出し”と組めたら現場は絶対やりやすくなる」と素直に感じました。
僕はまだ二ローズさんとガチガチにタッグ組んでいるわけではありません。
それでもネパールの現場をよく知り、福岡の生活者でもある二ローズさんとつながっていることは私たちクリエにとって数字に出しにくいけれど大きな“資産”やと感じています。

久しぶりの再会ランチで話したこと

学校の立ち上げもひと段落し、
日本に戻ってきたタイミングで、
「会いましょう!」とランチに来てくれたのがつい先日のこと。

近くのネパール料理屋さんで話した内容はこんな感じでした。

  • いまのネパールの日本語教育や送り出し機関の状況

  • お互いの強みを活かしたアライアンスの可能性

  • もうすぐ行われるネパールの総選挙の話

  • 山岳民族のルーツやシェルパという名前の由来

  • ネパール人の強さの象徴でもあるグルカ兵の話など

真面目な話をしながらも、
途中でちょっとだけボケも挟みつつ、

僕「グルカ兵みたいなメンタル、特定技能にも分けてほしいわ」笑
みたいなやりとりもありつつ、あっという間に時間が過ぎていきました。

このご縁をnoteに書こうと思ったのか

ここまで読んでいただいて結局なにが言いたいん?
と思われた方もいるかもしれません。笑

“学び”より“ご縁”に寄せて書いたのはこんな思いがあるからです。

僕の仕事は「外国人材×企業」の支援やけど、
その土台にはこういう一対一の信頼関係がいくつも積み重なっていること

特定技能や留学生支援は制度だけ見ていても動かなくて、
結局は「誰と組むか・誰と一緒にやるか」がすごく大事だということ

正直、このご縁の育ち方って同じ外国人材の支援をしている方にとっても、ひとつのケーススタディかなと思っています。
一度きりの案件で終わらせずに10年かけて一緒に育てるパートナーに変わっていく。そのプロセスに僕がめちゃくちゃ励まされているからです。

そして何よりnoteを通じて僕のことを知ってくれた人とも、
いつかニローズさんのような“友人であり仲間”として
一緒に仕事ができたら嬉しいなということ。

もちろん全員といきなりビジネスになるわけではありません。
でも「あの記事読んでうちもネパールやってみたくなりました」
「一度、情報交換させてください」そんなふうに声をかけてもらえる関係がゆっくりでも増えていったらいいなぁと思っています。

ちょっとだけ宣伝

最後に少しだけ宣伝です。

  • ネパールで日本語を学んで日本を目指したい若者

  • ネパール人材に興味のある企業・教育機関

  • 将来的にネパールとの橋渡しをしてみたい方

NikoNiko Eduwork Consultancy(日本語学校・教育コンサル)

福岡「デイリーバザール」(スパイス&ハラール食材のお店)

どちらもぜひ覗いてみてほしいなと思います。

ご縁がどこかでつながったら

10年前、留学生進学フェアの一角でブース越しに挨拶を交わしていたあの時間がこんな形で今の仕事につながっている。

ご縁っておもしろいなぁと改めて感じる出来事でした。

いつかこの記事をきっかけにどこかで皆さんとご縁がつながる日を楽しみにしています。


──外国人材、現場からは以上です。

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外国人材、現場からは以上です。|柏手真治 note 共感いただけた方は、応援いただけると嬉しいです。現場のリアルを伝える原動力として、大切に活用します!