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“不法滞在ゼロプラン”は誰を守るん?──真面目な外国人が損しない社会へ

「外国人材をもっと受け入れろ」

「不法滞在は厳しく取り締まれ」

——そんな真逆の声が、日本のあちこちで飛び交っています。

でもその前に、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?

“真面目に働く外国人が報われる社会”って、どんな社会やろ?

今回のnoteでは、そのヒントにつながる話になるかもしれません。

◆ 入管庁が動いた「不法滞在者ゼロプラン」

2024年6月の改正入管法施行を受け、出入国在留管理庁が打ち出したのが、

「国民の安全・安心のための不法滞在者ゼロプラン」

その目玉は以下の3点:

  • 難民申請3回目以降の申請者に対する強制送還の厳格化

  • 難民審査の迅速化(平均審査期間を22カ月→6カ月へ短縮)

  • 護送官つき送還の倍増(3年後までに249人→約500人)

「ゼロ」って、たぶん理想論やと思います。 でも、

制度を守って暮らす外国人材たちが“損をせん”社会をつくる

入管庁が「不法滞在ゼロプラン」 強制送還増、難民審査の迅速化も - 日本経済新聞

という点では、一歩前進になるんちゃうかなと思っています。
いや、そうなって欲しい。

※記事更新にて(出入国在留管理庁)最新情報を記載

https://www.moj.go.jp/isa/content/001390378.pdf

難民申請の3類型(ざっくり)

  • A案件:難民に該当し、保護対象

  • B案件:形式的に申請したが、明らかに該当しない

  • C案件:申請を繰り返し、審査を遅延させる意図が見られる


◆ 誰のための制度か?

いま、日本国内におる不法滞在者はなんと約7万4千人。 そのうち、3,000人以上が「退去命令が出てても帰らへん」という送還忌避者。

その中でも8割が仮放免中やというデータが出ています。

特にトルコ国籍者が最多で、その多くが埼玉・川口市に集住するクルド系の方々。

ここで誤解してほしくないのは、

「クルド人=問題」ではない、ということ。
もちろん真面目にルールを守るクルド人もいるのも事実やろうし。
日本人の配偶者を持ってきちんとした日本語を話せるクルド人たちもいてて、日本で仕事を頑張っている人もおるやろう。
そのクルド人たちは笑顔も素敵でとっつきやすいとも聞く。人種によって決めつけるのは当然あかんこと。
日本人にも、善人もおれば悪人もおる。
クルド人にも、善人もおれば悪人もおる。

人柄ではなく「日本のルール」に則ってフェアにジャッジするという前提が欠かせません。

でも、在留資格がないまま生活している状況を

“放置”してええのか?

という問いには、まっすぐ向き合わなあかんのやと思います。

※ 生活保護の対象になるの? → 原則対象外。だが緊急避難的な支援を受ける例も。

※ 雇用や住居はどうなる? → 在留資格がなければ、法的に就労・契約できない。

※ トラブルが起きたとき? → 雇用主・行政・地域に責任が分散しがち。

これ全部、地域社会が向き合うことになるんです。

◆ 難民制度の“誤用・濫用”にメス

今回のゼロプランの中心にあるのが、難民制度の見直し

いま、日本では難民申請は何回でもできるし、 その間は「特定活動」という在留資格でフルタイム就労もできてしまいます。

明らかに難民には該当しないケース(B案件)
申請を繰り返すケース(C案件)も多数。

そこで、

  • 難民該当性なしの申請はB案件に明確に分類

  • 「特定活動」での在留は原則NG

といった方針が出されました。

もちろん、「本物の難民」に対しては最大限の保護が必要。

でも、制度の“スキマ”を悪用した申請がまかり通ってたら、

制度そのものの信頼が崩れてしまう。

だからこそ、きちんとした線引きが必要やん!と思います。

◆ 「共生」はルールが機能してこそ成り立つ

ここがいちばん今回の記事で言いたいとこです。

「ルールを守って頑張ってる外国人を、ちゃんと守る制度であってほしい」

不法滞在の是正って、ただ単に外国人を締め出すためのもんやないと思うんです。

真面目に就労する外国人材が、不公平に扱われないようにするための措置。

僕の関わっている現場では、

  • 就労ルールを守ってる人

  • 地域に溶け込もうとしてる人

  • 日本語を一生懸命勉強してる人

……そういう外国人材がたくさんいます。

でも、

  • 違法に滞在する人がニュースで取り上げられる

  • 外国人全体への偏見が強まる

そうなると、ほんまに頑張ってる人が損をする構造ができてしまうんです。

◆ 理念だけでは社会は変わらない

「多文化共生」って、めっちゃ素敵な理念やと思います。
でも、理念だけでは現実社会は回らへんのですよね。

  • ルールは明確か?

  • 運用はできてるか?

  • 行政・企業・地域にとって現実的か?

“理念と制度”の間に橋をかけること、
「共生」と「法的安定性」はセット
で考える。

——それが今、問われていると思います。

それを現実するには、「制度の運用」と「市民の理解」両方の橋が要ります。今回のゼロプランには、理想と現実をつなごうとする意志が見えてくるように思いました。


◆ 最後に、ちょっとだけお願い。

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noteでは、これからも外国人材支援に関するリアルな課題、制度の裏側、現場の声を お届けしていきます。

……あなたのまわりにいる外国人の方。

もし「彼らが損しない社会」を一緒に考えるなら、どんな制度が必要やと思いますか?

——外国人材、現場からは以上です。

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外国人材、現場からは以上です。|柏手真治 note 共感いただけた方は、応援いただけると嬉しいです。現場のリアルを伝える原動力として、大切に活用します!